報道発表資料
2012年07月03日
- その他
報道発表:ラムサール条約湿地の新規登録について(お知らせ)
北海道地方環境事務所
本年7月6日~13日に開催が予定されている、ラムサール条約第11回締約国会議(ルーマニア・ブカレスト)にあわせて新規登録を目指していた我が国の9箇所の湿地が、7月3日(火)付でラムサール条約湿地登録簿に掲載され、会期中の7日(土)に条約事務局から関係自治体への登録認定証授与式が行われることになりました。
北海道における新規登録候補地は、大沼(七飯町)です。
なお、6日の同会議開会式の中では、長年にわたり湿地の保全と持続可能な利用に多大な貢献をされた個人・団体を讃える「ラムサール賞」の授賞式が行われますが、我が国からは辻井達一氏(財団法人北海道環境財団理事長)が同賞科学部門の受賞者として出席されます。
北海道における新規登録候補地は、大沼(七飯町)です。
なお、6日の同会議開会式の中では、長年にわたり湿地の保全と持続可能な利用に多大な貢献をされた個人・団体を讃える「ラムサール賞」の授賞式が行われますが、我が国からは辻井達一氏(財団法人北海道環境財団理事長)が同賞科学部門の受賞者として出席されます。
1 ラムサール条約湿地新規登録に係る登録認定証授与式
同会議開催前の7月3日(火)付で新たに9箇所の国内湿地がラムサール条約に基づく「国際的に重要な湿地に係る登録簿」に掲載され、以下のとおり、条約事務局から関係自治体への登録認定証授与式が行われる予定です。この登録により我が国のラムサール条約湿地数は計46箇所となります。
- (1)
- 日時
2012年7月7日(土)13:15~14:45(現地時間、日本との時差マイナス6時間) - (2)
- 場所
締約国会議会場(ブカレスト国会宮殿) - (3)
- 参加者
ラムサール条約事務局、日本代表団、関係自治体、国内NGO関係者、各国代表団 - (4)
- 新規登録湿地
大沼(北海道)
渡良瀬遊水地(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県)
立山弥陀ヶ原(みだがはら)・大日平(富山県)
中池見湿地(福井県)
東海丘陵湧水湿地群(愛知県)
円山川(まるやまがわ)下流域・周辺水田(兵庫県)
宮島(広島県)
荒尾干潟(熊本県)
与那覇湾(沖縄県)
- ※
- 登録認定証授与式に出席する自治体(代理のNGOを含む)は、以下のとおり。
栃木県栃木市・小山市、富山県中新川郡立山町、福井県敦賀市、愛知県豊田市、兵庫県豊岡市、沖縄県宮古島市
2 辻井達一氏のラムサール賞受賞
「ラムサール賞」は、長年にわたり湿地の保全と持続可能な利用に多大な貢献をされた個人や団体を讃える賞として1996年に創設され、「管理部門」 「科学部門」「教育部門」の3つの部門から構成されます。
今回、辻井達一氏(財団法人北海道環境財団理事長)は、釧路湿原やサロベツ原野、チリカ湖(インド)等の自然再生等における長年の貢献が評価され、同賞の科学部門を受賞されます。授賞式は6日の同会議開会式中に行われます。
日本人としては、2005年に中村玲子氏(ラムサールセンター事務局長)が教育部門で受賞されており、2人目(科学部門では初)の受賞となります。
(添付資料)
別紙1 ラムサール条約の概要 [PDF 165KB]
別紙2 新たにラムサール条約湿地に登録される国内湿地の概要 [PDF 246KB]
別紙3 ラムサール条約湿地・登録地 位置図 [PDF 181KB]
別紙4 辻井達一氏 経歴 [PDF 66KB]