報道発表資料
2015年04月17日
- その他
平成27年度地域連携・低炭素水素技術実証事業の採択案件について(お知らせ)
<環境本省と同時発表>
平成27年4月17日(金)
環境省北海道地方環境事務所
所長:德丸 久衞
環境対策課課長:永井 均
担当:五十嵐祐介
TEL: 011‐299‐1952
FAX: 011‐736‐1234
環境省では、水素の低炭素化と本格的な利活用を通じ、中長期的な地球温暖化対策を推進することを目的とし、低炭素な水素サプライチェーンの実証を行う事業を実施致します。 この度、公募に応募のあった提案事業のうち、4件を選定し、採択することとしましたのでお知らせします。 |
1.審査方法
外部専門家からなる平成27年度地域連携・低炭素水素技術実証事業(低炭素な水素サプライチェーン実証事業)審査委員会において、ヒアリング を行った上で、以下の観点から採否等について審査を実施しました。
- a. 実証内容の妥当性...実証内容は、本事業の目的、趣旨と合致しているものとなっているか。
- b. 政策的意義・・・国の地球温暖化対策上の政策的必要性(対策強化に繋がるか、対策コストの低減に繋がる
か等)が高いか。 - c. 技術的意義...実証する技術・システムに実用性、先導性、発展性があるか。
- d. 実施体制・実施計画...事業実施体制・実施計画が妥当なものとなっているか。
- e. 目標設定・達成可能性...事業の成果及びCO2削減効果の目標の設定は妥当かつ十分であるか。また、
目標の達成が見込まれるか。 - f. 事業化・普及の見込み...2025年~2030年において、事業化が見込まれ、高い波及効果を持つもので
あるか。また、普及による社会全体でのCO2 削減効果が相当程度見込まれるものであるか。 - g. 経費の妥当性...事業の目標を達成するために十分であるか、過剰に計上していないか、また、実証期間を
通しての経費の配分は妥当であるか。
2.審査の結果
公募期間:平成27年2月17日 ~ 平成27年3月18日
応募件数:16件 採択件数:4件(うち、北海道内1件)
<採択案件の概要(北海道内の案件のみ)>
代表事業者 |
実証地域 (連携自治体) (予定) |
事業期間 (予定) |
水素の供給源 (予定) |
サプライチェーンの概要 (予定) |
---|---|---|---|---|
エア・ウォーター株式会社 |
北海道河東郡 鹿追町 |
5年間 |
再生可能エネルギー (バイオガス) |
家畜ふん尿由来のバイオガスから製造した水素を、水素ガスボンベを活用した簡易な輸送システムにより輸送し、地域内の施設の定置用燃料電池等で利用する。 |
- ※採択事業については、今後、採択条件を満たした場合に委託契約を行います。
また、上記は採択時の提案書に基づく内容であり、審査委員会等の指示により内容に変更が生じることがあ
ります。 - ※他の採択案件については環境省ホームページ<http://www..env.go.jp/press/index.html>をご覧くださ
い。