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北海道地方環境事務所

報道発表資料

2019年09月12日
  • 報道発表

大雪山国立公園 赤岳・大雪高原温泉携帯トイレ普及キャンペーンの実施について

大雪山国立公園連絡協議会では、携帯トイレの使用を普及するキャンペーンとして、紅葉時期の赤岳及び大雪高原温泉沼めぐり登山コースで、仮設テントの携帯トイレブースを設置します。

1.概要

大雪山国立公園の登山道や避難小屋、野営指定地におけるし尿問題を解決するため、大雪山国立公園連絡協議会及び関係山岳団体18団体により、平成30年7月に「大雪山国立公園携帯トイレ普及宣言」が発出され、大雪山国立公園全体で携帯トイレを普及する取組が進められています。

これまでの携帯トイレ普及キャンペーンでは、パンフレット等の配布を中心に行ってきましたが、今回は、赤岳山頂及び大雪高原温泉沼めぐり登山コースの緑沼において、登山者が多いマイカー規制実施期間中に、登山道近くに仮設テントの携帯トイレブースを設置します。

登山者の皆様に、携帯トイレを山の中で実際に利用していただく(※)ことを通じて、快適性等を実際に体験いただき、携帯トイレの普及につなげるものです。

※なお、携帯トイレは、野外へし尿を排出させないため、常設トイレがない場所で使用するものです。常設トイレがある場所(銀泉台登山口、大雪高原温泉の登山口等)では、常設トイレを適切に使用してください。

2.内容

(1)携帯トイレブースの設置

○赤岳山頂付近

令和元年9月14日(土)~23日(月)

○大雪高原温泉沼めぐり登山コース 緑沼付近

令和元年9月20日(金)~29日(日)

※使用した携帯トイレは、層雲峡ビジターセンター又は大雪高原温泉ヒグマ情報センターの回収ボックスに入れてください。

(2)携帯トイレ販売強化・使用方法説明

○令和元年9月21日(土)は、大雪湖レイクサイト(銀泉台及び大雪高原温泉へ至る車道のマイカー規制に伴うシャトルバス発着所)において、大雪山国立公園オリジナルパッケージの携帯トイレ販売の他、初心者向けの携帯トイレ使用方法の説明(デモンストレーション)も行います。

※携帯トイレは、大雪湖レイクサイトや層雲峡内の各店舗(セイコーマート、黒岳ロープウェイ駅舎など)でも販売しています。

3.主催・協力等

主催:大雪山国立公園連絡協議会

協力:大雪山国立公園パークボランティア連絡会、道北バス、大雪山国立公園高原温泉・銀泉台地区自動車利用適正化対策連絡協議会

4.参考事項

○マイカー規制について

・令和元年9月14日(土)~23日(月)は銀泉台に至る道道について、令和元年9月20日(金)~29日(日)は大雪高原温泉に至る町道について、それぞれマイカー規制が実施されます。この期間は、シャトルバスを利用する必要があります。

※詳細は、上川町役場ホームページをご覧ください。

https://www.town.hokkaido-kamikawa.lg.jp/section/sangyoukeizai/chs81200000015es.html

○大雪山国立公園連絡協議会について

・平成5年に設立。大雪山国立公園の関係機関相互の情報交換、連絡調整を図ること及び必要な管理事業を実施し、国立公園地域の健全な発展に資することを目的とする関係行政機関による協議会です。

・構成員は、上川総合振興局、十勝総合振興局、富良野市、上川町、東川町、美瑛町、上富良野町、南富良野町、士幌町、上士幌町、鹿追町、新得町及び環境省北海道地方環境事務所で、事務局は環境省上川自然保護官事務所です。

○大雪山国立公園携帯トイレ普及宣言について

・平成30年7月に大雪山国立公園連絡協議会及び関係18団体(合計19団体)が大雪山国立公園全体で携帯トイレを普及させていくことを宣言したもの。

・主な内容は、①携帯トイレを適切に使用することによる雄大で原始的な景観と共存する登山の推進、②登山者に快く携帯トイレを使ってもらえるような環境づくり、③登山者に対して携帯トイレの利用を推進するための呼びかけ、④携帯トイレの普及に協力してくれる人の輪の拡大。

※関係18団体...旭川勤労者山岳会、旭川山岳会、上川山岳会、上富良野十勝岳山岳会、新得山岳会、十勝山岳連盟、美瑛山岳会、富良野山岳会、札幌山岳連盟、日本山岳会北海道支部、日本ヒマラヤ協会北海道、HAT-J北海道支部、北海道勤労者山岳連盟、北海道山岳ガイド協会、北海道山岳連盟、北海道道央地区勤労者山岳連盟、山のトイレを考える会、大雪山国立公園パークボランティア連絡会

添付資料

■ 問い合わせ先
大雪山国立公園連絡協議会 事務局
環境省北海道地方環境事務所
上川自然保護官事務所
電話:01658-2-2574
首席自然保護官:桝 厚生
自然保護官補佐:岩城 大洋