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北海道地方環境事務所

報道発表資料

2019年07月11日
  • 報道発表

大雪山国立公園 一元的登山道情報発信サイトの運用開始について

大雪山国立公園連絡協議会では、大雪山国立公園の登山情報を一元的に集約して、登山者に伝えるウェブサイト「大雪山国立公園 登山情報」の運用を、本日7月11日から開始しました。 登山に必要な情報、役立つ情報を集約、整理して発信することで、登山者の利便性が向上します。また、登山者に大雪山国立公園の情報を得て頂くことでマナーの向上、安全確保(遭難防止を含む)が図られます。

1.目的

大雪山国立公園では、登山道の維持管理に関わる機関・団体がそれぞれの媒体(ホームページ、ブログ、facebook等)を用いて、登山に関する情報を発信していますが、一般の登山者は自分が行きたい山についての最新の情報の所在がわかりにくい状況にあります。

そこで、大雪山国立公園連絡協議会では、大雪山国立公園の登山情報を一元的に集約して、登山者に伝えるウェブサイト「大雪山国立公園 登山情報」<http://www.daisetsuzan.or.jp/trail-news/>を構築し、本日7月11日から運用を開始しました。

各地に散在する登山に必要な情報、役立つ情報を集約、整理して発信することで、登山者の利便性が向上します。また、登山者に大雪山国立公園の情報を得て頂くことでマナーの向上、安全確保(遭難防止を含む)が図られます。

2.内容及び特徴

ウェブサイト「大雪山国立公園 登山情報」(スマートフォンからでも、わかりやすく見ることができます。)には、次の2点の特徴があります。

(1)特徴1:最新の登山情報・自然情報をコース別に見ることができること

大雪山国立公園の登山道のコースごとに、道迷いの注意、雪渓やぬかるみなどの歩きにくい箇所の注意をはじめとする登山道の現状、高山植物の開花状況をはじめとする自然情報をリアルタイムで更新していきます。

大雪山国立公園の管理に関わる民間団体から直接情報をいただく他、当該団体が発信する情報を紹介していきます。その他、大雪山国立公園連絡協議会事務局(環境省自然保護官事務所)が収集した情報を掲載していきます。

(2)特徴2:大雪山に来て帰るまでに必要な一連の情報を網羅

大雪山国立公園での登山計画を立てる上で役に立つ基本的な情報源(登山地図、施設、林道や道路等のアクセス、公共交通機関の運行状況、天気、携帯電話通話可能エリアなど)へのリンクが集約、整理されています。

これにより、各項目について検索せずに、必要な情報にたどりつくことができ、登山をする上での具体的なイメージを得ることができます。

3.登山者からの情報収集

ウェブサイト「大雪山国立公園 登山情報」では、「山レポ大雪山」(運営:北海道大学、大雪山・山守隊)へもリンクしています。

大雪山で課題となっている、登山道の荒廃や宿泊地の管理について、現状を把握するため、登山者に登山道の荒廃状況や宿泊地の状況について、ウェブサイトから投稿してもらう仕組みです。

管理運営を充実化させるための基礎的な情報として活用していきますので、登山者のみなさまのご協力をよろしくお願いします。

4.その他

○大雪山国立公園連絡協議会について

・平成5年に設立。大雪山国立公園の関係機関相互の情報交換、連絡調整を図ること及び必要な管理事業を実施し、国立公園地域の健全な発展に資することを目的とする関係行政機関による協議会です。

・構成員は、上川総合振興局、十勝総合振興局、富良野市、上川町、東川町、美瑛町、上富良野町、南富良野町、士幌町、上士幌町、鹿追町、新得町及び環境省北海道地方環境事務所で、事務局は環境省上川自然保護官事務所です。

○大雪山国立公園の協働型管理運営体制の構築について

・大雪山国立公園を取り巻く諸課題(山岳地域の荒廃、利用拠点の低迷)を解決するため、今後、大雪山国立公園連絡協議会のメンバーを拡充し、同協議会の下に登山道維持管理部会を設ける管理運営体制の変更を検討しています。

・このウェブサイト「大雪山国立公園 登山情報」は、今後、登山道維持管理部会が設けられた際に同部会の取組として行うべき事項を、先行して試行的に現体制のもと実施するものです。

・参考URL <http://www.daisetsuzan.or.jp/protection/kyoudou/>

添付資料

■ 問い合わせ先
大雪山国立公園連絡協議会 事務局
環境省北海道地方環境事務所
上川自然保護官事務所
首席自然保護官:桝 厚生(電話:01658-2-2574)
東川自然保護官事務所
自然保護官:齋藤 明光(電話:0166-82-2527)
上士幌自然保護官事務所
自然保護官:橋口 峻也(電話:01564-2-3337)