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北海道地方環境事務所

報道発表資料

2020年06月22日
  • 報道発表

大雪山国立公園 十勝岳の石文字について

 大雪山国立公園の十勝岳に至る登山道付近に石文字が存在するのではとの情報があり、環境省職員が6月14日に現地確認したところ、自然石を人為的に配置して文字を作成していたことが判明しました。 本行為は、自然公園法第20条第3項の規定に違反することから、6月14日に環境省職員が配置されていた石を解体し、原状回復を行いましたので、お知らせします。

1.概要

本年3月頃、Googleマップの航空写真にて十勝岳に至る登山道付近に「つちのこ」と読める石文字があることが話題となりました。

雪解け後に環境省職員が現地を確認したところ、地表に自然石を配置して石文字を作成していたことが判明しました。

当該地域は、大雪山国立公園の第1種特別地域に指定されており、本行為は自然公園法第20条第3項(第7号(※1)及び第10号(※2)に掲げる行為)の規定に違反します。このため、6月14日(日)に環境省職員が、配置されていた石を解体し、原状回復を行いました。

今後、同様の行為が行われることのないよう、巡視等により、監視を行ってまいります。

自然公園法第20条第3項本文:

特別地域内においては、次の各号に掲げる行為は、国立公園にあっては環境大臣の、国定公園にあっては都道府県知事の許可を受けなければ、してはならない。

※1 第7号:広告物その他これに類する物を掲出し、若しくは設置し、または広告その他これに類するものを工作物等に表示すること。

※2 第10号:土地を開墾しその他土地の形状を変更すること。

2.位置

3.現地の写真

(原状回復措置前)


石文字の様子。大きさは1文字につき1m程度。

(原状回復措置後)

■ 問い合わせ先
環境省北海道地方環境事務所
国立公園課
直通 011-299-1953
課長 福井 智之
課長補佐 柳川 智己
 
大雪山国立公園管理事務所東川管理官事務所
直通 0166-82-2527
国立公園管理官 齋藤 明光