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北海道地方環境事務所

報道発表資料

2025年09月02日
  • 報道発表

大雪山国立公園のヒグマの出没状況について(注意喚起)

 大雪山国立公園内の大雪山縦走線の高根ヶ原分岐から忠別岳側へ2kmほどの登山道上で、ヒグマが登山者に近づいたためヒグマ撃退スプレーを噴射した事案(令和7年8月30日16時頃)について、登山者から通報がありました。

 大雪山国立公園はヒグマの生息地ですが、この付近(白雲岳避難小屋~忠別岳)では、今期、登山者との近距離遭遇が度々報告されています。

 登山者の皆さまは、鈴や笛で音を出して人間の存在を知らせる薄暗い時間帯は行動しない複数人で離れず行動するクマ撃退スプレーを携行するゴミや食べ物を放置しないなど、「ヒグマに近づかない」「ヒグマを近づけない」を徹底してください。

 一方で、人に興味をもって近づくヒグマには、鈴や笛など通常の対応が有効でない場合もあります。今回の事案もその可能性があるため、ルートの変更の検討も含め、登山者一人ひとりがリスクを管理し、自己責任のもと適切な行動をとられるよう、十分注意してください。

 登山者の皆さまが、この付近(白雲岳避難小屋~忠別岳)での登山を計画される際には、ヒグマへの対応について十分な検討をお願いします。
(参考)
ヒグマについて https://www.daisetsuzan.or.jp/info/hiking/brownbear/
大雪山グレードについて https://www.daisetsuzan.or.jp/info/hiking/grades/

お問い合わせ先

環境省 大雪山国立公園管理事務所
直通:01658-2-2574
所長:岡島 一徳
国立公園管理官:友野 雄己