トピックス(2011年4月〜2012年3月)

2011年06月30日

【お知らせ】濤沸湖水鳥・湿地センターの整備計画について

釧路自然環境事務所

 北海道のオホーツク地方に位置する涛沸湖は、オオハクチョウなどの渡り鳥の重要な中継地であり、2006年にラムサール条約登録湿地となりました。
 一帯は網走国定公園にも指定されており、野鳥や植物の観察に多くの方が来訪される一方、ワカサギ漁などの内水面漁業も行われ永年にわたってワイズユースが行われてきた湖です。
 環境省では、ラムサール条約の理念に基づき環境学習や保全活動の拠点となる施設を整備することとし、平成24年春の開館を目指して準備を進めています。

整備概要

目的

 ○
涛沸湖の自然環境を学び、自然とふれあう場をつくる。
 ○
涛沸湖の自然環境の調査・研究を支える場をつくる。
 ○
涛沸湖に関わる人々の交流・活動の場をつくる。

機能

 ○
展示スペース
 ○
観察スペース
 ○
レクチャースペース
 ○
調査研究活動スペース
 ○
傷病鳥獣の一時収容
 ○
ボランティア活動スペース他

整備予定地

 網走市字北浜

規模

 建築面積 596.16m2
 延床面積 563.76m2

想定利用者数

 約55,000人(基本構想)

濤沸湖水鳥・湿地センターの整備に至るまで

平成17年12月、濤沸湖はラムサール条約の登録湿地となりました。
これを受けて、平成18年、網走市と小清水町から環境省に対して、濤沸湖において環境学習・保全活動の拠点となる施設を整備して欲しいとの要請がありました。環境省は、この要請を受けて検討を進め、平成20年度から整備に向けての準備を進めてきました。
今日(平成23年6月)までに住民の皆様への説明会が計5回開催され、そこで寄せられた多くの御意見を踏まえて、整備内容の検討を積み重ねてきました。それらの結果は、整備計画・設計にも反映され、その設計に基づき、今年度、現地での整備工事が進められます。
大きな検討ポイントを以下に御紹介します。

○建設位置について

濤沸湖の自然を学習するための施設ですので、その立地をどこにするかは大きな課題です。今回、濤沸湖周辺地域の中から5箇所の候補地を選定し、比較検討を行いました。その結果、野鳥や湿地の観察に適していること、交通アクセスが容易であること、すでに上下水道などのインフラ整備が行われていることなどの理由から、網走市北浜地区の白鳥公園隣接地を適地として選定いたしました。

○建設範囲の縮小について

白鳥公園隣接地はかつて観光牧場として利用されていた場所であり、原生自然というわけではありませんが、ヒオウギアヤメのお花畑の風景を維持するために、ウマの放牧や住民の皆さんによるヒアオウギアヤメの手入れが行われてきた場所です。
当初、ヒオウギアヤメは移植が容易であることから、この再生地を大きく改変してその中央部に整備する案も検討しましたが、住民説明会において、この場所への立地は良いが改変面積をできる限り最小にしてほしいという声があったこと、また、移植の容易ではない希少植物も見つかったことから、改変面積を大きく縮小しました。
具体的には、白鳥公園と再生地の間にあった水路を付け替えて、その水路よりも白鳥公園側に整備しようとするものですが、この結果、当初計画からは駐車場が大きく縮小することになりました。

○施設の機能について

展示は、環境学習を進める上で重要な機能です。このセンターでは『環境と生命のかかわりを知る』を展示の基本コンセプトとしました。ラムサール条約の理念であるワイズユースを紹介する観点から、自然環境や生物の情報だけでなく、濤沸湖とともに暮らしてきた地域の方々との関わりを展示に取り入れて御紹介します。
また、濤沸湖の四季の自然映像を見るレクチャールームやボランティアの方が休憩・打合せのできるボランティアルームも整備されます。その他、資料展示室、公衆トイレ、調査研究室、事務室等も整備されます。

○整備スケジュールについて

5月下旬のヒオウギアヤメの移植から始まり、7月に本体工事(土木工事、建築工事)に着手し、12月までに本体工事を終了。1月には駐車場の再整備を行い、3月までに内装や展示工事も終える予定です。この間、1月末までは、白鳥公園の駐車場は全面的に使用できなくなります。皆様の御理解と御協力を御願いいたします。

○管理運営・事業メニューについて

今後の管理運営の主体として、今後、濤沸湖に関係する行政機関や団体が構成員となって「濤沸湖水鳥湿地センター運営協議会(仮称)」を設置することとしています。
施設オープン後は、この協議会が母体となって、現在、網走市や小清水町で行われている環境学習の取組とも連携し、「こどもラムサール」などの交流イベントの開催、地元小中学校の総合学習の受け入れ、地域住民との交流、湿地や水鳥に関する調査研究や自然環境調査活動の支援やこれらの保全活動等の事業を展開していくことを検討しています。

住民説明会の概要

 各説明会の下線部をクリックすると要旨・資料が表示されます。

第1回住民説明会

住民説明会要旨 [PDF 127KB]
説明資料
1.
表紙、説明内容 [PDF 134KB]
2.
涛沸湖のあらまし、背景 [PDF 171KB]
3.
類似施設の紹介 [PDF 623KB]
4.
候補地の選定について [PDF 258KB]
5.
施設の整備内容 [PDF 178KB]
6.
整備に当たっての配慮事項 [PDF 477KB]
7.
施設の運営イメージ他 [PDF 103KB]
質疑応答の要旨 [PDF 150KB]

第2回住民説明会

住民説明会要旨 [PDF 144KB]
説明資料
1.
表紙・項目 [PDF 180KB]
2.
施設整備を行う背景 [PDF 178KB]
3.
類似施設の紹介 [PDF 90KB]
4.
施設整備の予定 [PDF 83KB]
5.
施設整備の概要 [PDF 138KB]
6.
整備運営のイメージ [PDF 91KB]
配付資料
配置図・平面図 [PDF 525KB]
質疑応答の要旨 [PDF 161KB]

第3回住民説明会

住民説明会要旨 [PDF 127KB]
配付資料
1.
表紙・1~2頁 [PDF 310KB]
2.
3~6頁 [PDF 451KB]
3.
7~8頁 [PDF 268KB]
4.
9~10頁 [PDF 116KB]
5.
11~12頁 [PDF 107KB]
配置図・平面図 [PDF 561KB]
質疑応答の要旨 [PDF 196KB]




第4回住民説明会

住民説明会要旨 [PDF 163KB]
配付資料
1.
表紙・内容 [PDF 84KB]
2.
建物の設計 [PDF 652KB]
3.
省エネ設備の導入について [PDF 97KB]
4.
展示関係 [PDF 243KB]
5.
木道の位置 [PDF 471KB]
6.
アヤメの移植について [PDF 721KB]
7.
希少鳥類の調査について [PDF 127KB]
8.
新施設の名称について [PDF 83KB]
9.
今後のスケジュール [PDF 93KB]
配置図・平面図 [PDF 154KB]
展示用別添資料
1.
表紙 [PDF 5KB]
2.
1頁 [PDF 844KB]
3.
2頁 [PDF 683KB]
4.
3頁 [PDF 453KB]
5.
4頁 [PDF 745KB]
6.
5頁 [PDF 452KB]
7.
6頁 [PDF 448KB]
8.
7頁 [PDF 435KB]
9.
8頁 [PDF 350KB]
10.
9頁 [PDF 484KB]
11.
10頁 [PDF 439KB]
12.
11頁 [PDF 233KB]
質疑応答の要旨 [PDF 213KB]

第5回住民説明会

住民説明会要旨 [PDF 131KB]
配付資料
説明会資料 [PDF 1095KB]
広報用パンフレット案 [PDF 215KB]
広報用ホームページ案 [PDF 672KB]
質疑応答の要旨 [PDF 168KB]

オープンまでのスケジュール

アヤメの移植を5月に予定
水路の付け替えを7月に予定
7月以降建物着工 年度内竣工予定
平成24年度 オープン予定
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  • アクティブレンジャー日記 北海道地区(リンク)
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おすすめサイト
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国立公園・世界自然遺産カーボン・オフセットキャンペーン(リンク)
釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイ(リンク)
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