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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

「雌」「雄」揃い踏み(その1)

2016年06月29日
北川 栄司

 まだ雪を見ることが出来る北海道の山々にも登山シーズンが訪れ、各地のアクティブレンジャーも登山道巡視の報告を載せていますが、阿寒湖も今年度初の巡視を行いました。

 

 まずは雌阿寒岳。

 

 昨年7月に噴火警戒レベル2(火口周辺規制)となり、積雪期となった11月に解除(レベル1、活火山である事に留意)となったため、ほぼ1年ぶりの巡視です。

 

 雌阿寒岳には下図の通り、登山ルートが3コースあります。

 

(青線:雌阿寒岳登山道)

 

 まずは登山者数が最も多い、「雌阿寒温泉コース」の巡視です。
 登山口付近では霧で肌寒い状況でしたが、登るにつれ天候は良くなり、ふと後ろを振り返ると、

 

(一面の雲海)

 

「オーッ!」、一面の雲海、特にこの日は雲が低かったためいつもより高い山に登っているような風景でした。

 山頂付近では、ポンマチネシリ火口の中にある、赤沼、青沼と噴煙が展望できます。

 

(赤沼と噴煙)

 

(青沼と噴煙)

 

 

 

  下山時には、登りで見ることのできなかった、オンネトーを望むことが出来ました。

 

(オンネトー)

 

 山から見下ろすほうが、より青く見えますね。

 

 さて、通常山麓で巡視を行っているときは一人の事が多いため、自分を撮った画像があまり無いのですが、登山巡視は万一のことを考えて複数名で巡視するため、業務中の自分の画像を入手できました。

 「景色の良い所に行って遊んでいるだけ?」と思われないよう、「働くおじさん」の画像も載せてみました。

 

(登山者数カウント機器のチェック)

 

(登山道の規制ロープ補修)

 

「その2」に続きます。