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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

いざ夏山!トムラウシ山

2016年06月16日
上村 哲也

 トムラウシ山の温泉登山口からカムイ天上(標高1,290m)に登り、短縮口へ下山。登山道を巡視しました。昨年秋に発生した倒木は既に処理されて登山に支障はないでしょう。ただしかかり木が2~3本残っていますので、風の強い日などは危険がないか観察し判断をして通行してください。登山道の上にかかり木
 トムラウシ温泉からの登山道は深い森を歩く道です。古い倒木が苔むして土に帰っていく様子が見られ、深山幽谷の世界に浸れます。新得町からのトムラウシ山登山といえば短縮コースがよく利用されますが、温泉コースもお薦めです。樹は倒れやがて土に帰る
 カムイ天上は何度も歩いてきましたが、カバや桜、ツツジなどの樹木や笹が旺盛で、これまで天上というほど眺めが良いとは思えませんでした。こうして雪の残る季節に訪れてみるといっぺんに展望が開けて、なるほどこれが天上なのかと思います。雪が残る季節は展望が広がる。

 東大雪地域の登山口に登山者カウンターを設置しました。トムラウシ山の短縮コースと温泉コース、ウペペサンケ山の糠平コース、ニペソツ山の十六ノ沢コース、石狩岳などのシュナイダーコースです。

 赤外線などを利用して入山、下山する登山者の数を計測しています。有害な光線などは発射していませんが、どうか立ち止まって覗き込むようなことはせず、自然に通過して正確な記録にご協力ください。登山者カウンターと併せて、入林届けなどの記録から氏名や住所など個人情報を除き、登山者の数、入下山日時などの情報提供を受け、東大雪地域の利用状況を把握します。入林届けの記入にもご協力ください。