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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

利尻山で登山道整備を行いました

2022年07月29日
福田蒔太
こんにちは! 利尻島アクティブ・レンジャーの福田です。

今回は、洋上の独立峰・利尻山で行った登山道整備についてご紹介します。
利尻島の中央に位置する利尻山は、島内から見る姿はもちろん、礼文島やサロベツ湿原から望む姿も美しく、まさに利尻礼文サロベツ国立公園を象徴する存在です。
また、最北の百名山であることから、夏の観光シーズンには多くの登山者が訪れる山でもあります。

 
    
 利尻山(8合目からの景色)
  
そんな利尻山には、鴛泊コースと沓形コースの2つの登山道があります。
今回は鴛泊コースの8合目付近にある避難小屋を目指し、利尻富士町役場など多くの関係機関の方々と合同で、整備用資材の荷上げと登山道沿いのササ刈りを行いました。
 
                 
    4合目、野鳥の森にて小休憩


荷上げした資材は避難小屋の屋根の補修に使われます。現在は避難小屋の室内に入り休むことができます。
 
 


避難小屋に到着した後は、数班に分かれて登山道沿いのササ刈りを行いました。
8合目~9合目区間の登山道はササによって覆われてしまい、すれ違うことが困難な状態になっていましたが、登山道沿いのササを刈ったことで、歩ける幅が格段に広くなりました。

        

登山道が隠れてしまうと、歩きにくくなってしまうだけでなく、一部分に利用が集中することにより、登山道の侵食が進んでしまうというリスクがあります。
道幅が狭い区間ではお互いに譲り合い、足元には十分注意しましょう!

   

今回の作業は、重い荷物を背負っての登山ということで、体力的に厳しいものでしたが、すれ違う方々から多くの温かい言葉をいただき、大変励みになりました。
 
これからも登山者のみなさんが安全に登山を楽しめることを願っています。