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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

「雌」「雄」揃い踏み(その2)

2016年06月30日
北川 栄司

 前回に続いて、雌阿寒岳「阿寒湖温泉コース」の巡視です。

 

 雌阿寒岳は単独峰ではなく複数の火山群の総称ですが、その中の一つ、

 

(剣ヶ峰)

 

 剣ヶ峰と、最も大きな火口の、

 

(中マチネシリ火口)

 

中マチネシリ火口の横を通る、火山の迫力を感じられるコースです。

 

(メアカンキンバイ)

 

 雌阿寒温泉コース巡視後の数日の間で、メアカンキンバイが咲き始めていました。

 

 残りの「オンネトーコース」は、日程の都合で後日行う事となっています。

 

 続いて、雄阿寒岳巡視です。

 

(青線:雄阿寒岳登山道)

 

 残念ながら、1日中霧の中であったため、展望はありませんでした。

 

(雄阿寒岳山頂)

 

 雄阿寒岳からの展望は、1年前の記事をお読み下さい。

 http://hokkaido.env.go.jp/blog/2015/08/post-52.html

 

 それでも、山頂付近ではイワウメやミネズオウの開花を見ることが出来ました。

 

(イワウメとミネズオウ)

 

 なお、記載した雌阿寒岳&雄阿寒岳登山道地図に色分けして示していますが、雄阿寒岳は全域、雌阿寒岳は中腹より上は、「特別保護地区」となっています。

 高山植物はもとより、全ての動植物、土石の採取等に許可が必要ですので、「とって良いのは写真だけ」、でお願いします。

 

 雌阿寒岳、雄阿寒岳ともに、登山に大きな障害となるような危険木や崩落等はありませんでした(倒木等により、一部迂回路はあります)。

 

 活火山である事を踏まえた上で、雄大な景色を満喫しにお越し下さい。