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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

カイツブリ子育て奮闘中

2022年09月20日
石下亜衣紗
こんにちは!釧路湿原自然保護官事務所・アクティブレンジャーの石下です。

この事務所は釧路湿原国立公園の南西端にあり、事務所の周りでもいろいろな生き物に出会えます。
そんな事務所の裏には人工の池もあり、今年はカイツブリが子育てをしています!

 
カイツブリは北海道では夏の間だけ見られる、小型の水鳥ですが、本州では1年中見ることができ、知っている方もいるのではないでしょうか?特に琵琶湖は「鳰(にお)の湖」とも呼ばれ、この「にお」というのはカイツブリのことで、滋賀県の県の鳥にもなっています。
今月上旬から中旬にかけ、ヒナが3羽生まれました。9月生まれだなんてずいぶん遅いなぁと感じる方もいるでしょうが、実は今年2回目の子育てです!

小さな鳥たちは年に数回子育てを行うことがありますが、このカイツブリ夫婦は1回目の子供達を育てながら、2回目の繁殖に入りました・・・・なんとも肝っ玉な夫婦です。

カイツブリはヒナを「おんぶ」することでも有名です。ヒナはもう泳ぐこともできるのですが、背中は温かかく安心なようです。
を見ることができます。
 
見た目が全然違いますが親子です。
1回目は5羽、2回目は3羽が生まれ、大忙しの子育てです。

池周辺は立入り禁止エリアのため近づくことは出来ませんが、
釧路湿原野生生物保護センター展示室の2階の窓から見ることができます。双眼鏡もありますよ。

カイツブリをはじめ、これからカモの仲間が増えていきますので、お越しの際はぜひ探してみてください。