生物多様性
生物多様性の保全について
ネイチャーポジティブの実現に向けた取組について
2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)において、2030年までの新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。この世界目標を踏まえ、我が国では世界に先駆けて2023年3月に「生物多様性国家戦略」を改定し、2030年ミッションとして、生物多様性の損失を止め、反転させる「ネイチャーポジティブ」の実現を掲げています。この実現に向けて、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標(30by30目標)を位置付けています。
自然共生サイト及び増進活動実施計画等について
ネイチャーポジティブの実現に向けた取組の一つとして、環境省では、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として、認定する取組を令和5年度から開始しました。
さらに、ネイチャーポジティブに向けた民間等の活動を更に促進するため、令和7年4月から、自然共生サイトを法制化した「地域生物多様性増進法」が施行されました。本法に基づいて、企業やNPO等が作成・実施する「増進活動実施計画」や、市町村が取りまとめ役として地域の多様な主体と連携して行う「連携増進活動実施計画」が、主務大臣(環境大臣、農林水産大臣及び国土交通大臣)により認定されます。認定した増進活動実施計画及び連携増進活動実施の実施区域が、本法に基づく「自然共生サイト」となります。
また、ネイチャーポジティブの実現に向けては、自然共生サイトのような生物多様性が豊かな場所を維持していくことに加えて、生物多様性が損失している場所において生物多様性の回復や創出を図ることも重要です。そのため、本法においては、①既に生物多様性が豊かな場所を維持する活動(維持タイプ)、②管理放棄地などにおける生物多様性を回復する活動(回復タイプ)、③開発跡地などにおける生物多様性を創出する活動(創出タイプ)を対象としました。
なお、法施行に伴い自然共生サイトの認定等に関する事務は独立行政法人環境再生保全機構(ERCA)が行っています。
さらに、ネイチャーポジティブに向けた民間等の活動を更に促進するため、令和7年4月から、自然共生サイトを法制化した「地域生物多様性増進法」が施行されました。本法に基づいて、企業やNPO等が作成・実施する「増進活動実施計画」や、市町村が取りまとめ役として地域の多様な主体と連携して行う「連携増進活動実施計画」が、主務大臣(環境大臣、農林水産大臣及び国土交通大臣)により認定されます。認定した増進活動実施計画及び連携増進活動実施の実施区域が、本法に基づく「自然共生サイト」となります。
また、ネイチャーポジティブの実現に向けては、自然共生サイトのような生物多様性が豊かな場所を維持していくことに加えて、生物多様性が損失している場所において生物多様性の回復や創出を図ることも重要です。そのため、本法においては、①既に生物多様性が豊かな場所を維持する活動(維持タイプ)、②管理放棄地などにおける生物多様性を回復する活動(回復タイプ)、③開発跡地などにおける生物多様性を創出する活動(創出タイプ)を対象としました。
なお、法施行に伴い自然共生サイトの認定等に関する事務は独立行政法人環境再生保全機構(ERCA)が行っています。
増進活動実施計画及び連携増進活動実施計画 認定結果(令和7年度第2回)について
有識者審査を経て、この度、54か所(道内4か所)の「増進活動実施計画」(28道府県、うち維持タイプ49か所(道内4か所)、回復タイプ3か所、創出タイプ2か所)及び4か所の「連携増進活動実施計画」(4県、うち維持タイプ3か所、回復タイプ1か所)について、主務大臣により認定されました。
なお、維持タイプとして認定を受けた場合には、今後、自然共生サイトのうち保護地域との重複を除いた区域を、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として、国際データベースに登録することを予定しています。回復・創出タイプとして認定を受けた場合は、認定後における回復・創出活動の継続の結果、生物多様性の状態が豊かになった時点(生物多様性の価値基準に合致する時点)でOECMとして登録することを予定しています。直近の国際データベースへの登録についてはこちらを御参照ください。
〇自然共生サイト等の国際的なデータベースへの登録について
なお、維持タイプとして認定を受けた場合には、今後、自然共生サイトのうち保護地域との重複を除いた区域を、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として、国際データベースに登録することを予定しています。回復・創出タイプとして認定を受けた場合は、認定後における回復・創出活動の継続の結果、生物多様性の状態が豊かになった時点(生物多様性の価値基準に合致する時点)でOECMとして登録することを予定しています。直近の国際データベースへの登録についてはこちらを御参照ください。
〇自然共生サイト等の国際的なデータベースへの登録について
北海道内における自然共生サイトについて
北海道内には、令和7年12月時点で24カ所の認定サイトがあります。
| 北海道の自然共生サイト一覧 | 合計:28,543.1911ha | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| サイト名 | 計画名 | 所在地 (市区町村) |
認定者 | 移行・新規※1 | 活動の類型※2 | サイト面積 (ha) |
|
| 1 | マテリアルの森 手稲山林 | - | 札幌市 | 三菱マテリアル株式会社 | - | - | 1,229.92 |
| 2 | 出光興産株式会社北海道製油所 | - | 苫小牧市 | 出光興産株式会社 | - | - | 63.90 |
| 3 | 史春森林財団 生花の森 | - | 広尾郡 大樹町 |
一般財団法人史春森林財団 | - | - | 265.44 |
| 4 | 渡邊野鳥保護区フレシマ | - | 根室市 | 公益財団法人日本野鳥の会 | - | - | 203.6774 |
| 5 | 北海道大学雨龍研究林 | - | 雨竜郡 幌加内町 |
国立大学法人北海道大学 | - | - | 24,953 |
| 6 | 歌才(うたさい)湿原 | - | 寿都郡 黒松内町 |
北海道黒松内町 | - | - | 5.50 |
| 7 | 添別(そいべつ)ブナ林 | - | 寿都郡 黒松内町 |
北海道黒松内町 | - | - | 50.8837 |
| 8 | 北海道大学札幌キャンパス | 北海道大学 札幌キャンパス 生物多様性増進活動実施計画 |
札幌市 | 国立大学法人北海道大学 | ○ | 維持 | 126.00 |
| 9 | 三井不動産グループ保有林 「ユードロマップ」 |
- | 留萌市 | 三井不動産株式会社 | - | - | 163.73 |
| 10 | ニッタ株式会社「十弗の森」 | ニッタ株式会社 「十弗の森」 保全活動実施計画 |
中川郡 豊頃町 |
ニッタ株式会社 | ○ | 維持 | 59.60 |
| 11 | エコニクスの森林[もり] | エコニクスの森林[もり]に おける生物多様性維持に係る 増進活動実施計画 |
札幌市 | 株式会社エコニクス | ○ | 維持 | 7.32 |
| 12 | デンソー網走テストセンター | - | 網走市 | 株式会社デンソー | - | - | 329.00 |
| 13 | トヨタ自動車 士別試験場 | - | 士別市 | トヨタ自動車株式会社 | - | - | 832.01 |
| 14 | 北海道池田町大森地区町有林 | - | 中川郡 池田町 |
池田町 | - | - | 123.84 |
| 15 | トヨタ自動車北海道(株) |
士別多様な生きもの
共生プロジェクト実施計画
|
苫小牧市 | トヨタ自動車北海道株式会社 | ○ | 維持 | 5.40 |
| 16 | 北海道キッコーマン 樹林地 | - | 千歳市 | キッコーマン株式会社 | - | 維持 | 2.56 |
| 17 | 東鷹栖の森 | 東鷹栖の森保全活動実施計画 | 旭川市 | 村上 尚美/佐藤 敏光 | ○ | 維持 | 7.20 |
| 18 | ジオロボティクス研究所フォレスト |
ジオロボティクス研究所
フォレストの里山環境の維持管理
|
苫小牧市 | 株式会社土木管理総合試験所 | ○ | 維持 | 2.00 |
| 19 | 上トヨイの森 | 「上トヨイの森」生物多様性保全のための林業活動実施計画 | 広尾郡 広尾町 |
一般財団法人史春森林財団 | ○ | 維持 | 98.37 |
| 20 | 白糠の森/ソーラーグレージング 渓畔林保全エリア |
釧路白糠渓畔林保全活動実施計画 | 白糠郡 白糠町 |
株式会社町おこしエネルギー | ○ | 維持 | 0.80 |
| 21 | 円山動物園の森 | 円山動物園の森活動実施計画 | 札幌市 | (北海道)札幌市 | ○ | 維持 | 2 |
| 22 | 札幌大学の森 | 札幌大学の森活動実施計画 | 札幌市 | 学校法人札幌大学 | ○ | 維持 | 3.47 |
| 23 | 美桑が丘 | 「美桑が丘」の保全活動実施計画 | 上川郡 下川町 |
特定日営利活動法人森の生活 | ○ | 維持 | 2.67 |
| 24 | 有田山 | 有田山保全活動実施計画 | 苫前郡 羽幌町 |
有田 智彦 | ○ | 維持 | 4.9 |
※1:前制度で認定を受けたサイトのうち、本法に基づき移行申請し認定されたものを「移行」、法制化後に初めて認定されたものを「新規」と記載。
※2:増進活動実施計画には、生物多様性の「維持」、「回復」、「創出」の3つの活動タイプがあり、認定された計画の活動タイプを記載。
維持:既に⽣物多様性が豊かな場所を維持する活動、回復:管理放棄地などにおける ⽣物多様性を回復する活動、創出:開発跡地などにおける⽣物多様性を創出する活動
地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」の認定(令和7年度第1回)について
【令和6年度後期】道内「自然共生サイト」認定証授与式について(結果報告)
【令和6年度前期】道内「自然共生サイト」認定証授与式について(結果報告)
【令和5年度後期】道内「自然共生サイト」認定証授与式について(結果報告)
