川湯

「阿寒摩周国立公園満喫プロジェクトシンポジウム」を開催しました

2022年08月05日
川湯 吉田留美
こんにちは。
阿寒摩周国立公園管理事務所の吉田です。
 
さて、少し前に遡りますが、今日は6月27日に開催された「阿寒摩周国立公園満喫プロジェクトシンポジウム」の様子をお伝えします。このシンポジウムは、国立公園満喫プロジェクト第二期の中間報告として、「暮らしと共にある国立公園の持続可能な地域づくり」をテーマに開催されました。
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開会の挨拶
基調講演では、国立公園満喫プロジェクト有識者会議の座長である、東京都市大学特別教授の涌井史郎氏にご登壇いただき、なぜ今国立公園が必要とされているのか、日米の国立公園がどのように違うのか、ポストコロナに向けた満喫プロジェクトの方向性などについて、なかなか聞くことのできない貴重なお話をしていただきました。どのような国立公園にしていきたいのかを、地域の住民がいかに自分事と受け止めて活動していくかというお話が印象的でした。人の暮らしがある日本の国立公園だからこその魅力を、海外だけではなく国内の方々に知ってもらえるように、さらなる努力をしていこうと思いました。
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涌井先生による基調講演
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会場の様子
また、満喫プロジェクトのこれまでの取り組み報告では、公園内で活動されている5名の方から、アドベンチャートラベル、トレイルネットワークの推進、摩周湖カムイテラスの改修、川湯温泉の廃屋撤去等について、ご報告をしていただきました。地域の皆様の熱い思いやビジョンを聞くことができ、今後の満喫プロジェクトの進行がますます楽しみになりました!
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これまでの取り組みのご報告
また、阿寒摩周国立公園は、今年3月にゼロカーボンパークとして登録された釧路市に、弟子屈町、美幌町、足寄町が加わり、全国初の複数自治体によるゼロカーボンパークとなっています。
そこで、脱炭素・脱プラスチックへに向けた取り組みについて、それぞれの首長等の皆さんからお話を伺いました。
最後に、4名のパネリストをお迎えし「阿寒摩周国立公園のこれまでとこれから」をテーマにパネルディスカッションを行いました。アドベンチャートラベルへの取り組みや、国立公園の保護と利用のバランスについてのお考えなど貴重なお話を伺うことができました。
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ゼロカーボンパーク登録のご報告
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パネルディスカッション
阿寒摩周国立公園で満喫プロジェクトが始まって以来、初めてのシンポジウムでしたが、これまでの取り組みや今後の国立公園のあり方について、地域の皆様と考える良い機会となったと思います。
 
シンポジウムの動画は下記から視聴いただけますので、会場にお越しいただけなかった皆様もこの機会にぜひご覧ください!