帯広自然保護官事務所
北海道西地区の国立公園や国指定鳥獣保護区で活動するアクティブ・レンジャーが撮影した、とっておきの写真をご覧いただけます。
環境省アクティブ・レンジャー写真展 in 平取町
2022年07月19日
帯広自然保護官事務所
平取町の二風谷にある沙流川歴史館では、7/26までアクティブ・レンジャー写真展を開催しています。[File 1.6MB]
アクティブ・レンジャー写真展の詳細はこちらのリンクをごらんください。
-開催場所 沙流川歴史館の概要-
・住所 平取町二風谷227-2
・開館時間 9:00~16:30
・休館日 月曜(月曜日が祝・祭日の場合は翌日)
・ご利用料金 入館無料
・住所 平取町二風谷227-2
・開館時間 9:00~16:30
・休館日 月曜(月曜日が祝・祭日の場合は翌日)
・ご利用料金 入館無料
また、会場の平取町二風谷から近い豊糠地区には、百名山である幌尻岳の登山口があるとともに、麓からは幌尻岳の雄大な景観をお楽しみいただけます。
・幌尻岳お勧めの視点場住所:町道幌毛志旧道線沿い(平取町字幌毛志141番地) ※平取町立二風谷アイヌ文化博物館のHPより
地元日高のアイヌの人達の間では、幌尻岳(ポロ=poro:大きい)(シリ= sir:山) は古来より神様がいる山として崇拝されていたといわれ、古くから神聖な場所として捉えられていました。
・幌尻岳お勧めの視点場住所:町道幌毛志旧道線沿い(平取町字幌毛志141番地) ※平取町立二風谷アイヌ文化博物館のHPより
地元日高のアイヌの人達の間では、幌尻岳(ポロ=poro:大きい)(シリ= sir:山) は古来より神様がいる山として崇拝されていたといわれ、古くから神聖な場所として捉えられていました。
そして幌尻岳は、十勝幌尻岳とともに、名勝ピリカノカ(国指定文化財)に指定されています。ピリカノカとはアイヌ語で「美しい・形」を意味し、アイヌ文化に由来する景勝地群を総称するものです。
また、沙流川歴史館の付近には、平取町立二風谷アイヌ文化博物館、萱野茂二風谷アイヌ資料館のほか、旧マンロー邸(国登録有形文化財)、平取町アイヌ文化情報センターなどがあり、徒歩圏内で移動しながらアイヌ文化等を学ぶことができます。
ちなみに日高山脈もアイヌ語の名前の山が沢山あります。
アイヌ語の地名は地形の特徴や、土地の産物、そこでよく行われることなどから名付けられているため、意味を調べてみると面白いですよ。これからAR日記でもアイヌ語と日高山脈のかかわりを少しづつ紹介していきたいと思います。
アクティブ・レンジャー写真展と平取町の歴史と文化と自然、アイヌ文化を学びに見にぜひ平取町二風谷にいらしてください。
また、沙流川歴史館の付近には、平取町立二風谷アイヌ文化博物館、萱野茂二風谷アイヌ資料館のほか、旧マンロー邸(国登録有形文化財)、平取町アイヌ文化情報センターなどがあり、徒歩圏内で移動しながらアイヌ文化等を学ぶことができます。
ちなみに日高山脈もアイヌ語の名前の山が沢山あります。
アイヌ語の地名は地形の特徴や、土地の産物、そこでよく行われることなどから名付けられているため、意味を調べてみると面白いですよ。これからAR日記でもアイヌ語と日高山脈のかかわりを少しづつ紹介していきたいと思います。
アクティブ・レンジャー写真展と平取町の歴史と文化と自然、アイヌ文化を学びに見にぜひ平取町二風谷にいらしてください。
☆おまけ
幌尻岳にまつわるアイヌの伝承
アイヌの人達の間では、古来より神様がいる山として崇拝され、祈りを捧げていたという。狩猟において捕獲された熊を、この山に返すイオマンテの儀式が付近のアイヌ集落で行われていた。日高のアイヌ民族にとっては、古くから神聖な場所として捉えられている神秘的な場所である。
ポロシリには「山頂に海水湖がある」という伝承がある。沼の中には幅の広い昆布が生えており、秋になると何百、何千という海の鳥やアザラシ・トドが渡ってきて、この沼で冬を越し、春になるとまた海に戻っていくと言われている。
さらに幌尻岳には白熊が住んでいるとの伝承がある。その姿を見た途端に突風が吹き、見た者は遙か彼方まで飛ばされてしまう。しかし、絶対に怪我をすることはない。人間の血で山が穢れるのを嫌がるからである。この白熊の家来になりたがる者がいるが、よほど品行方正なものでなくてはならない。しかし、運良く家来になると、子孫は白熊の加護で幸運に見舞われる。鵡川の奥でも二・三の老人が白熊の家来にしてもらったとのことである。
このことから幌尻岳は、アイヌの人々の間では、日高路での霊山とされている。
※参考・引用文献:北海道教育委員会資料
ポロシリには「山頂に海水湖がある」という伝承がある。沼の中には幅の広い昆布が生えており、秋になると何百、何千という海の鳥やアザラシ・トドが渡ってきて、この沼で冬を越し、春になるとまた海に戻っていくと言われている。
さらに幌尻岳には白熊が住んでいるとの伝承がある。その姿を見た途端に突風が吹き、見た者は遙か彼方まで飛ばされてしまう。しかし、絶対に怪我をすることはない。人間の血で山が穢れるのを嫌がるからである。この白熊の家来になりたがる者がいるが、よほど品行方正なものでなくてはならない。しかし、運良く家来になると、子孫は白熊の加護で幸運に見舞われる。鵡川の奥でも二・三の老人が白熊の家来にしてもらったとのことである。
このことから幌尻岳は、アイヌの人々の間では、日高路での霊山とされている。
※参考・引用文献:北海道教育委員会資料