2018年5月24日
2件の記事があります。
2018年05月24日クリーンウォーク@野生生物保護センター
釧路湿原国立公園 渡辺欣正
良い季節には、楽しい野外活動がいっぱい!釧路湿原国立公園の渡辺欣正です。
毎月第2土曜日は、「釧路湿原国立公園クリーンウォーク」!
今回は釧路湿原野生生物保護センターの周辺でおこなわれました。
主催者であるパークボランティア30名に、CSRの一環でご参加くださったリコージャパン釧路営業所の皆さま13名、わたくし渡辺、そして特別ゲストにポニーのダイゴ君が大集結しました!
国立公園を管理している私たちの事務所もここにあるので、その周りはやっぱり一番綺麗!
と言いたいところですが...。実は、ゴミのポイ捨てや不法投棄が多い地域なのです。特に今年は多く、取り甲斐がありましたね!
ゴミの内容で一番多いのは、ペットボトルと空き缶。そして最近は、介護用オムツが目立ちます。雨水を吸って重くなったオムツを回収するのは大変でした。
ところで、気になるのはこの日の人気者、ダイゴくんですよね!パークボランティアでもあり、馬愛好家が有志で立ち上げた「釧路湿原国立公園騎馬隊」の隊長でもある両角さんが連れてきてくれたのです。
カゴを背中に積んでゴミを運んだり、のどかな雰囲気づくりをしたりと、大役を務めていました!
大勢の方たちに☆キレイ☆にしていただいた釧路湿原野生生物保護センターは、10月28日(日)まで夏期無休開館中。そして7月末には新企画の「プロに学ぶ猛禽類の絵画教室」も開催されます。
皆さまのお越しをお待ちしております!
大雪山国立公園のパークボランティアは今年度、創立30周年を迎えました。
今年度の大雪山のパークボランティアは88名、そのうち初代から活躍されている方は現在も11名おられます。
創立30周年を記念し、5月12日(土)十勝岳温泉凌雲閣にて、登山家 久末眞紀子さんをお迎えし「いまを、生きる」というタイトルで、これまでの登山や歩んでこられた半生についてご講演いただきました。
久末さんは40代のときに大雪山の白雲岳に登ったのがきっかけで登山にハマり、50代でデナリ、エベレスト、南極ビンソンマシフと登られ、日本人女性として3人目の7大陸最高峰登頂者となりました。
その後、老後はお金のかからないアジア圏で生活をしよう!と思いつき、50代半ばから大学へ入学し、日本語教師の資格を取得後、平成28年までタイで日本語教師として働き、今春からは美術大学へ通われています。
いち主婦が山にハマり、子育て、仕事とトレーニングとの両立、高額な海外登山の資金貯蓄と日々の生活、生死をかけた登山、還暦前に大学へ入学・・・リラックスした雰囲気で、赤裸々にお話をして頂き、興味深く聞き入りました。
久末さんは冒頭に『「年だから・・・お金がないから・・・」の逆接の接続詞ばかり繋げると自分の限界を自分で決めることになるので、「行くために何をすれば良いか」を考えて一つ一つクリアしていった』と仰っていました。
有言実行で着実に夢を叶えていく姿は、とても潔く、なのに肩の力が抜けていて、久末さんの楽観的な発想や考え方は参考にしたい部分がたくさんありました。
また、私たちの身近な大雪山のお話もして頂き、健気に咲く高山植物を愛おしむ気持ちや、山や自然には敵わないといった謙虚な気持ちは共感することばかりで、嬉しくもなりました。
講演会のあとはパークボランティアの総会を行い、13日(日)は雨の中、久末さんにも御同行頂き、春山研修へ出発しました。
★お知らせ★
30周年記念として、パークボランティアは9月に新規会員を30名募集する予定です。
パークボランティア活動に興味がある方、詳細が決まり次第、情報をここや大雪山パークボランティアのFacebookにアップしていきますので、是非チェックしてください!