ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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阿寒摩周国立公園

26件の記事があります。

2019年04月10日摩周湖にヒグマ現る?!

阿寒摩周国立公園 杉山万里子

ニュースが飛びこんできたのは、48日のお昼休憩中。なんと、結氷した摩周湖の湖上にエゾシカの死体があり、ヒグマがそれを食べに来ているとのこと!

慌てて車に乗り込み、はやる気持ちを抑えながら摩周湖に向かいます。双眼鏡と望遠カメラは準備万端、あとはヒグマがまだいてくれたら・・・。

展望台に到着し、湖面を見渡しました。

いつも通りの結氷した摩周湖

あれ?何もいません。というより、湖面まで遠すぎてよく見えません。

それもそのはず、カルデラ湖である摩周湖は崖に囲まれており、ここ摩周湖第一展望台から湖面までは約200メートルの標高差があります。

摩周湖レストハウスの方に教えていただいて、やっとエゾシカの残骸を確認することができました。ワシやカラスにつつかれて形すら残っていませんが、写真を拡大するとツノが見えました。2、3歳のオスジカでしょうか。

ヒグマが食べていたエゾシカの残骸

残念ながら、ヒグマは20分程前に林の中に帰っていったとのこと。まだ視界の中にいるはずですが、雪も少なくなった斜面でヒグマを探しだすのは至難の技です。ヒグマが帰っていった方向を惜しくも眺めるだけとなりました。


この景色のどこかにまだヒグマがいるはず・・・

毎日摩周湖を見ているレストハウスの方によると、このようにヒグマが出てきたのは初めてだということです。さて、エゾシカはなぜ湖上で息絶えてしまったのでしょうか。ヒグマも湖上を渡るのは怖くなかったのでしょうか。幸運にもヒグマを見ることができた観光客の方に写真を見せていただきましたが、大きなヒグマも摩周湖の上ではなぜかちっぽけに見えて不思議でした。

阿寒摩周国立公園ではあまり姿を見かけることのないヒグマですが、やはり自然の中は彼らのテリトリーです。もうすぐ登山シーズンも開幕ですが、クマ鈴を携帯して、思いがけない鉢合わせが無いように心がけたいですね。

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2018年03月30日ボッケ遊歩道リニューアル!

阿寒摩周国立公園 北川 栄司

ボッケ遊歩道の改修工事がひとまず終わり、ウッドチップも敷き詰め直され歩きやすくなりました。

柵も新しいものに交換され、全体的に明るい雰囲気になった気がします。

(改修されたボッケ遊歩道)

また、阿寒湖を望む個所に小さな展望スペースを設けました。

(ボッケ遊歩道展望台)

湖畔園地のトイレは、4月中旬頃を目処に使用を開始する予定です。

(工事中の湖畔園地トイレ)

今年は積雪も少なく暖かい日が続いており、雪解けが早く生き物たちも活発に活動し始めています。

ボッケ遊歩道も様々な生き物たちの音が聞こえています。

(駆け回るエゾリス)


(ドラミングをするオオアカゲラ)


(瞬膜が閉じた顔も撮れました)

(ゴジュウカラや様々なカラ類もさえずっています)


(ハクセキレイもお尻を振り振り歩き回っています)


(人気のシマエナガも飛び回っていました)

春の訪れを告げる生き物たちの声を聴きに、阿寒湖を訪れてください。

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2018年01月31日雄阿寒岳&雌阿寒岳登山者数【2017年10月】

阿寒摩周国立公園 北川 栄司

真冬の阿寒湖、早朝のボッケ遊歩道を歩くと、美しい氷の作品を見ることができます。

(ボッケの霧氷)

(阿寒湖のフロストフラワー)

さて、しばらく間が空いてしまいましたが、雄阿寒岳&雌阿寒岳の登山者数最終10月分のデータと、集計を開始した2010年度からの年間登山者数とを、あわせてお知らせします。

まずは、雄阿寒岳。

「雄阿寒岳2017年10月」

次に、雌阿寒岳。

「雌阿寒岳2017年10月」

2010年~2017年の年間登山者数です。

「参考:雄阿寒岳&雌阿寒岳登山者数(2010~2017年)」

(雌阿寒岳2015年は入山規制による減少。)

両山とも、登山者数は微増傾向にあるようです。

冬山登山は多くの観光の方には難易度が高いと思われますが、真冬の阿寒湖も、雪景色やワカサギ釣り等各種氷上イベントを楽しめます。ぜひ足を運んでください。

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2017年12月12日川湯に冬の訪れ

阿寒摩周国立公園 岡西 大助

12月5日、川湯地域にまとまった雪が降りました。昨年は12月6日に降った雪がそのまま根雪になったので、

今年も今回の雪がそのまま根雪になりそうです。

 

   (川湯園地-ツツジが原中間地点)             (アカエゾマツの森)

 

    (アカゲラの森 道を遮る倒木)          (アカゲラの森 天然のツリー)

「穏やかな静けさ...」し~ん、とした森の声に耳を澄ますと、森がやすんでいることに気づきます。エゾシ

カが二頭、遠くから私を見ていて、近くのアカエゾマツから「キョーン」と甲高いクマゲラの声が響き渡り

ました。この森には心癒やす、穏やかな静けさがあります。

森に隣接する「川湯エコミュージアムセンター」では、スノーシューの貸し出しや(有料)ガイドウォーク

(無料)も随時受け付けています。よろしければ森の声を聴きにきてください。