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アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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大雪山国立公園 東川

145件の記事があります。

2019年10月31日原始ヶ原とヒグマ

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

 こんにちは。あと一ヶ月後には一面雪景色と想像すると、歓喜のあまり胸がドキドキしてくる東川自然保護官事務所の渡邉です。

 大雪山国立公園では夏山シーズンがはじまる6月から、登山道利用者を把握するため各登山口に登山者カウンターやトレイルカメラを設置し、登山者数をカウントしています。(昨年度までの登山者数はこちらをご覧ください。)

 カウンターは人体から放射された赤外線(熱)を検知し、通行者数を自動でカウントしたり、トレイルカメラは人体や動物の放射する遠赤外線を読み取り、自動的にシャッターを切って写真撮影を行なうもので、各所に設置したカウンター・カメラは夏山シーズンが終わった10月中旬に撤去し、登山者数の集計作業をします。

 原始ヶ原登山口に設置したトレイルカメラのデータを集計中、つい手が止まってしまった画像が記録されていたので紹介します。

ヒグマです。

 見てください。この太くて短い足、地面につきそうなお腹、むっちりボディー。10月に撮影された写真↑で、冬眠の準備は万端という雰囲気でしょうか。貫禄があるので"横綱"と命名します。

 ヒグマは時速50kmほどで走れると言われていますが、この体付きでそんなに早いスピードが出るとは想像しにくいですね。

 

 この写真↑の注目ポイントは、尋常じゃなく発達している肩の筋肉。腕力の強さが見て取れます。張り手をしたら凄そう、と言うことで"張り手"と命名します。この腕を使い、木登りや急斜面の山越えもラクにするのでしょう。長い爪もあるので、穴掘りも得意です。

 "横綱"と"張り手"が同一個体かはわかりませんが、原始ヶ原で記録されるヒグマのほとんどが23時台に撮影されています。まれに、夜中の1時や2時にも記録されていましたが、昼間には一枚も記録されていませんでした。 暗闇でも行動できるのは嗅覚が優れている証拠ですね。

 原始ヶ原のヒグマは、昼間は一体どこで寝ているのでしょうか。

 

 8月、原始ヶ原滝コース巡視中、非常に珍しいヒグマの死骸を見つけました。骨と毛が散乱し、既に臓器等はありませんでした。肋骨らしき骨は細かったので、まだ子グマだったのでしょうか。

 どうしてこんなところで亡くなってしまったかはわかりませんが、山の神(アイヌ語でヒグマは、キムンカムイと呼ばれ、山の神を意味します。)は小動物の養分になり、山に還ったのでしょう。もしこのヒグマが転生するとしたら、次は何に生まれ変わるのでしょうか。

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2019年09月13日ダメ!絶対!トイレそのまま野外放出

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

 最近の大雪山の流行、知っていますか?

 「タピオカ」?「おっさんず・ラブ」?

 いいえ、携帯トイレです。

 大雪山国立公園では、山岳団体と共同で平成30年7月10日に「大雪山国立公園携帯トイレ普及宣言」を行い、様々なアプローチで携帯トイレの普及に努めています。

 紅葉ハイシーズンの期間中、赤岳(9月14日(土)~23日(月))・高原温泉(9月20日(金)~29日(日))には仮設で携帯トイレブースを設置します!

 また、この夏からはセイコーマート層雲峡上川店、東川店、うえだ上士幌店、屈足店、セブンイレブン新得町南店で大雪山オリジナル携帯トイレが販売されています!

 そしてこの度、美瑛富士避難小屋の横に、悲願の携帯トイレ常設ブースが完成しました!

 

 美瑛富士には、避難小屋や野営指定地があるにも関わらずトイレ設備がなく、トイレの時は暗黙の了解のように小屋の裏や茂みに隠れ、用を足していました。

 ただ用を足すだけならまだしも、お尻を拭いたティッシュは残置され、ティッシュは溶けないままあちこちに点在し、非常に不愉快な光景が広がっていました。

 また、踏み跡はお花畑を踏みつけ、四方八方にトイレ道が続いていました。

 

【美瑛富士のトイレ道】

 そこで、山のトイレを考える会が2004年頃から美瑛富士でし尿・ティッシュの清掃をはじめ、それ以降も地道な活動を続け、2015年には北海道内の山岳関係9団体による「美瑛富士トイレ管理連絡会」を設立。2016年から環境省が試行的にテント式の携帯トイレブースを設置、6月末~9月末までトイレ管理連絡会が交代で保守点検・パトロールを行っていました。

 その間、環境省では美瑛富士に常設の携帯トイレブースを設置した場合、トイレブースが有効に活用されるかアンケート調査を4年間実施。その結果、美瑛富士での携帯トイレの認知度や持参率は年々上がり、常設携帯トイレブースを設置した場合の使用の意思も高いことがわかったため、この度立派な常設携帯トイレブースの完成にいたりました。

 私も以前は、大雪山では携帯トイレは流行らないと思っていました。

 何故なら、広大な大雪山ではテントなどの宿泊装備を担いでの縦走がメインとなり、ただでさえ重いのに、何泊も使用済みのトイレを持ち歩くことは、邪魔だし、臭いし、値段も高いし・・・「私にとっての正当な理由」がありました。

 ですが、頑張って辿り着いたピークで思いっきり深呼吸をしたいのにアンモニア臭がキツく、思わず顔をしかめたり、茂みの奥に行けば見苦しい人糞や何故こんな物も持ち帰らないのかと憤慨したくなる使用済みティッシュが残置され・・・山に行くたびに、そのような残念な光景に直面していると、大雪山で携帯トイレを使用しないことに正当な理由はなく、ただの言い訳に過ぎないと遅まきながら気付き始めました。

 

 携帯トイレを使わずに野外に排泄したり、ティッシュを残置することは、山を汚すことと同じではないでしょうか。

 美しい大雪山を愛している登山者の皆さん。一人一人の行動が未来の大雪山の姿につながります。

 私達は雑食で、私達のし尿は、野生動物のし尿と違い、臭いです。ティッシュは非水溶性なものが多いので溶けません。

 

 総合サービスの携帯トイレは1つのシートに、3回分くらいのオシッコを吸収してくれるので、縦走の時に持って行きます。モンベル社のはコンパクトになるので、日帰り用です。

 山によって使い分けをしたり、ペット用のおしっこシートを使って節約してみたり、尿瓶に挑戦してみたり・・・色々方法を試して、お財布や自然にも優しく、あとから来た人も気持ち良く、携帯トイレを使うのが当たり前になる大雪山になるために、携帯トイレの普及を進め、女性でもストレスない山のトイレライフを研究していきます。

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2019年09月04日お連れします、大雪山の紅葉へ

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

 水田農業が盛んな東川町では、早くも稲刈りがはじまりました。お米が大好きで、おかずなしでご飯だけでイケる派、東川の渡邉です。ツヤツヤ・ピカピカの新米をいただけるのが今から楽しみです♪

 9月10日(火)~9月29日(日)まで、旭岳ビジターセンターで「大雪山国立公園パークボランティアが撮影した大雪山の紅葉」をテーマに写真展を開催します。

 

 大雪山を深く愛し、日頃からご活躍いただいているパークボランティアの皆さんが、それぞれの視点から写した美しい紅葉の写真です。

 第一段が9月10日(火)~9月20日(金)、第二段が9月20日(金)~9月29日(日)。スペースの都合上、5枚ずつの展示ですが、写真を入れ替えるので、二回楽しんでいただくことが出来ます。※会場では、チラシに掲載していない写真を展示します。

 写真の他に、パークボランティア活動を紹介したパネルも展示します♪

 

 パークボランティアの皆さんは、写真がとってもお上手。

 準備をしながら、美しい紅葉写真に見入り、胸がいっぱいになってしまいました。何度も見慣れている景色なのに、どうしてこんなにも心を揺さぶられるのでしょうか。

 雪が降るまでのほんの一時、終焉前に山肌を燃やすかのように赤や黄色の豪華絢爛の景色を見せてくれる大雪山の紅葉。お花畑だけじゃない、紅葉も凄すぎる。どんなポテンシャル持ってんだい大雪山・・・と思わずつっこんでしまいました。素晴らしい写真なので、たくさんの人に見ていただきたいです。

 今回、写真をご提供していただいたパークボランティアの皆様、ありがとうございました。

【※この写真↑は、渡邉撮影のピントがずれた写真です・・・】

 ツンと冷えた空気や淡い色の青空、全体が茶色っぽくなり、ゆらゆらと黄金色の穂やチングルマの綿毛が揺れる、哀愁漂うひっそりとした秋の山。そういえば私は秋が大好だったんだと思い出し、またあの乾いた涼やかな風に包まれると思うと、これから始まる季節に楽しみで胸がドキドキしてきました。

 見た人を、大雪山の一番いいところへ、連れて行ってくれるような、紅葉写真展へ是非ご来場ください。

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2019年08月29日マルハナバチ・ファンクラブ

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

 こんにちは、東川自然保護官事務所の渡邉です。

 9月も間近に迫った山は、紅葉が色づくまでのわずかな時間、登山者も少なく静かな山歩きをすることが出来ます。早くも今シーズンを振り返り、残す紅葉を楽しみに、でも淋しい気持ちにも浸りながら、今年の夏も大雪山を歩けたことに感謝の気持ちが湧いてきます。

 

 山になりたい、ヒグマになりたい、と常々願っている私ですが、8月になるとマルハナバチになりたい願望が芽生えてきます。

 毎年8月は3~4回、姿見の池周辺でパークボランティアの皆さんと特定外来生物セイヨウオオマルハナバチ(以下:セイヨウ)防除活動を行うのですが、同時に在来マルハナバチのモニタリングもしています。

 ※セイヨウについての詳細はこちらの日記をご覧ください。

 

 マルハナバチは体毛がモコモコなのがトレードマーク。模様は各種で違いますが、頭・お尻・体付き全体が丸っこくて、愛らしさ満点です。

 モニタリング中に見られる、在来マルハナバチの健気さと言ったら。

 蜜を吸いに花びらに潜り込んだり、花粉団子を付けすぎて重たそうだったり・・・花粉をたっぷり付けて花びらから出てくる姿を見ていると、お花とハチが共存している様子に改めて感動し、健気に蜜を運ぶマルハナバチが尊い存在に思えてきます。

 私も大雪山のお花の蜜を吸って、それをエネルギー源に生きていきたい。花粉団子を集めてみたい。エゾオヤマノリンドウに潜り込んでみたい。大雪山のお花を咲かせる一因になりたい。

 

 そんなマニアックな想いを秘めていますが、慌ただしい日常を離れ、ハチをじっくり観察し、感想を言い合い、尊さを共感し合えるパークボランティアの皆さんとの時間も私にとっては癒やしタイムです。毎回楽しく活動させていただき、ありがとうございました。

 

 残念ながら、今回のモニタリングで7年ぶりにセイヨウが姿見の池で発見されてしまいました。この日は風が強かったので、上昇気流に乗って上がってきてしまったのでしょう。しっかり捕獲しましたが、そもそも、セイヨウも人間が持ち込んだ生物。罪のないセイヨウを悪者のように扱い駆除するのはとても心苦しいですが、今ある希少な大雪山の自然を壊さず、次の世代に引き継ぐためには必要な活動です。

 大雪山にお尻の白いモコモコのマルハナバチがいたら、教えてください。

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2019年08月21日大雪山の動物たち

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

 大雪山の魅力は、山だけでなく、山で暮らす野生動物たちの存在もかかせません。

 今年の夏は、いつもの年よりも多くの野生動物に出会いました。

 特に、子育て真っ盛りの7月は山に行くたびに動物の親子に出会うことができ、手に汗握って応援したり、癒やされたり、今日も何かの親子に出会えるかな?と、ワクワクしながら登山口へ向かっていました。

 そんな7月に出会った野生動物の親子を紹介します。

【姿見の池の近く エゾシマリスの親子】

 登山道を歩いていると、はじめに母シマリスが目の前の岩の上に現れました。ジッとしていると、そのうち子供2匹も登場。

 見晴らしがいい登山道では、外敵のカラスやキタキツネに見つかる危険があります。母リスは、外敵がいないのを確認し、「こっちだよ!」と子供を誘導。岩から岩へちょこまかと、少しずつ、少しずつ進んで、ササの中に消えていきました。

 人間にとっては一歩の距離も、シマリスにとっては緊張の大移動になるのでしょう。3匹とも元気かな?

【原始ヶ原林間コース エゾライチョウの親子】

 樹林帯の登山道を歩いていると、まず大きな母ライチョウがバサバサと羽音を立て目の前を横切りました。ここでもジッとしていると、続いてまだフワフワの毛の幼鳥2羽が枝から枝に危なっかしく飛び移っているのが見えます。静かに見守っていると、ガサガサと音が聞こえ、数m先の登山道をダーッと全速力で走っていく最後の1羽。3羽も幼鳥がいました!

 最後の1羽は飛び立ちたくても、私達がいることで、飛び立てず慌てて走って行ったように見えました。驚かせてごめんね。

 キリリとした母ライチョウと、まだ頼りなげでボサっとした感じの幼鳥3羽は、秋までは"家族群れ"で樹上で暮らし、秋以降は独り立ちするようです。

【つりがね山にエゾヒグマの親子】

 美瑛富士登山口から入山し、双子池で一泊。トムラウシ山へ行くため、十勝岳連峰の核心部でもあり、大雪山最奥地とも言えるコスマヌプリからつりがね山へ向かっている途中、ガス(濃霧)が切れた100mほど先の雪渓にいる母グマと2頭の子グマが見えました。

 観察していると、2頭の子グマはダッシュして急登を駆け上がり、下の雪渓に一気にスライディング!ズルズルと滑り落ち、子グマがはしゃいでいるのが見て取れます。無邪気に遊ぶ子グマを近くで見守る母グマ。ここはめったに人が通らないので、ヒグマの親子も警戒心を解き、自然体で過ごしているのでしょう。

 それにしても、山にいるヒグマはなんと品格があるのでしょう。私も3頭目の子グマになり、強くて優しい母に守られながら大雪山を自由に駆け回りたい!!と切望してしまいます。

 他にも、大雪山にはたくさんの野生動物が暮らしています。

 山の恵みを食べ、子を育て、長い冬を越えて、春の芽吹きと共に目覚める。

 寒い冬に耐えることができる毛皮、しなやかな軽い体や器用な指先、美しい鳴き声。全てが魅力的で、彼らと出会うたびに、心がほぐれ、憧憬の念は増し、この自然を守っていきたいと思わずにはいられません。

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2019年06月21日胸アツな二日間

大雪山国立公園 東川 渡邉 あゆみ

 いよいよ、大雪山国立公園パークボランティアの山での活動が始動しました!

 最初の活動は、毎年山開き前に行っている前期登山道整備。道迷いや登山道外への踏み込み防止のためのロープ張り、標識のペイントやゴミ拾い、残雪のカッティング等、6月8日(土)にカミホロカメットク山周辺、6月9日(日)に旭岳周辺で行いました。

 昨年11月に36名の新人さんが加わったパークボランティア(以下、PV)。今回は二日間で、新人PV16名、先輩PV12名、総勢28名の心強い登山道整備となりました。

 

 今回はいつもの作業の他に、鉄ピンの荷揚げ(1本、1.2kg×36本=合計43.2kg)・廃材の荷下げにもご協力いただきました。荷揚げももちろん大変ですが、これまで使ってた古いロープやコンクリート柵・木柵は荷揚げした鉄ピンよりもずっと重たく、「あとは下るだけ」と張り切って荷下げし始めたものの、時間が経つにつれて肩に食い込む重量感に泣きを見ることもあります・・・。

 

 「この先の行程も長いので、無理しないでください!」と弱腰の私をよそに、前のめりで山男・山女のザックにどんどん括り付けられる廃材たち。元気な新人パワーを追い風に、先輩PVも貫禄の荷下ろし。

 「同じ釜の飯を食う」ではないですが「同じ苦労をした仲間」として連帯感が生まれ、重たい荷物にクタクタになりながらも、お互い気遣ったり、冗談を言い合ったり、最後まで笑いが絶えないまま下山となりました。

 なんと二日間で荷下げた廃材は90kg!!すごすぎます。

 経験豊富な先輩PVがさりげなく火ばさみでゴミを拾ったり、チームワークよく順々にロープを張っていったり、力が弱い人はペイント作業や細かい作業専門となり・・・先輩PVがリードしてくださり、腕章を付けて「パークボランティア」として山に入る姿勢を新人PVに背中で教えてくれたようでした。こうやって伝統は引き継がれていくんですね~。

 天気もあまり良くなく、ハードな作業行程でしたが、みなぎる熱意の皆さんと一緒に山で作業できたこと、とっても嬉しく、皆さんの活躍と勇ましい背中からパワーをもらった二日間でした。そして私もまだまだ鍛え方が足りない、と自分への起爆剤にもなりました。

 あと3カ月!たった3カ月!?ひとときも見逃したくない山の瞬間。パークボランティアの皆さんと短い大雪山の夏を共有できること、楽しみにしています。

【お知らせ】

  • ※ カミホロカメットク避難小屋のトイレ2基共、鍵が錆びて、内側から閉まらなくなっています。

  • ※ 中岳温泉上部の登山道上に雪の吹きだまりがあり、非常に危険な状態となっています。雪が溶け、登山道が出る6月末頃までは旭岳~裾合平1周コースは控えた方がいいでしょう。

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2019年06月17日旭岳ビジターセンターへようこそ!

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

 615()、ついに旭岳ビジターセンターが開館しました!

 オープン日は、午後から雨予報でしたが、この通りのお天気。

 太陽もセレモニーを後押ししてくれるような日差しの下、無事にテープカットが終わり、開館の運びとなりました。

 

 館内は道産材を多用し、大雪山の森林をイメージした内部空間となる樹状構造で、まず来館者を驚かせるのが高~い天井。開放的で、ゆったりとした雰囲気となっています。

 大雪山の自然に関するリアルタイム情報は経験豊富なスタッフが随時更新し、今後はVRや植物の模型、大雪山の四季のビデオ放映など、展示設備は更に充実していく予定です!

  

 休憩スペースには、東川家具を設置し、書棚には大雪山に関する書籍も充実しているので、座り心地の良いイスに腰掛けながら、くつろいで本を読んだり、飲食も可能です。

 これから数十年と国内外からたくさんの方が訪れる旭岳ビジターセンター。

 登山前にビジターセンターに来て、リアルタイム情報を入手し、これからはじまる山旅にワクワクを募らせ、下山後にまた立ち寄り、改めて学びを発見し、またここに来たいと思って頂けるような、ビジターセンターとなるよう、ビジターセンター職員の方々と連携を進めていきます!

  是非、足をお運び下さい。

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2019年05月31日旭岳ビジターセンターへ行こう!

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

 大雪山国立公園の玄関口とも言える旭岳温泉。

 夏は大雪山の登山基地として、秋は日本一早い紅葉スポットとして、冬はパウダースキーやクロスカントリースキーヤーのホームとして、四季を通し国内外たくさんの方が訪れています。

 現旭岳ビジターセンターは北海道が建設してから30年以上が経過。施設の老朽化や、近年、東川町が取り組んでいるエコツーリズム推進の動きに合わせた新たな拠点施設を設けるため、環境省が実施主体となり、

旭岳ロープウェイ南側(旭岳公共駐車場奥)に新しいビジターセンターの整備を進めてきました。

 そして、この度、6月15日(土)に「新」旭岳ビジターセンターがオープンすることになりました!

 

 一般開館は、6月15日(土)13時30分からとなっています。

 先着100名様には、ご来場記念品をプレゼントいたします。環境省からは可愛いグッズをご用意していますので、是非お越しください♪

 なお、開館式の準備・会場確保のため「旭岳公共駐車場」は6月8()613()までは一部が、614()615()までは全面がご利用頂けません。大変ご迷惑をおかけしますが、旭岳温泉へ来られる方は、公共交通機関のバスで来られるか、お知り合い同士で来られる場合はなるべく乗り合いの上、駐車は旭岳ロープウェイの有料駐車場か旭岳野営場の無料駐車場をご利用ください。

 また、当日は、旭岳ビジターセンターの開館とあわせて14時より、オープン特別企画としてフォーラム、

15時半からは「山のまつり」が開催され、一日中、旭岳温泉を楽しむことが出来ます。

是非、新しくなった旭岳ビジターセンターにお越しいただき、旭岳周辺の自然や歴史を知って、

山のまつりに参加し、東川町の文化や恵みに触れて下さい。

「第1回 大雪山の価値を活かすためのフォーラム」

場 所:旭岳ビジターセンター レクチャールーム

ゲスト:北海道大学大学院 農学研究員 愛甲 哲也 氏

    北海道山岳ガイド協会 宮下 岳夫 氏

主催:東川町、東川町教育委員会、公益財団法人北海道地域活動振興協会

要予約(定員70名)

予約・お問合せは 0166-97-2153 又は 090-3890-2291 旭岳ビジターセンターまで。

 なお、現旭岳ビジターセンターは6月1日(土)から窓口以外、引っ越しのため閉館していますが、 無料休憩舎(畳みのあるお部屋)は開館していますので、ご自由にお休みください。電話は繋がりますので、登山に関することや自然情報のお問合せも上記の電話番号で受け付けます。

 約2週間後には開館です。まだガラーンとした館内。

 登山者には有益な情報を提供出来る場として、地元の方には何度でも足を運びたくなる愛される自慢のビジターセンターなるよう準備を進めています。

 開館をお楽しみに!皆様のご来館、お待ちしております。

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2019年05月31日毎朝開催中~ノド自慢大会 in 勇駒別湿原~

大雪山国立公園 東川 渡邉 あゆみ

 勇駒別湿原のエゾノリュウキンカが見頃を迎えています。

 

 勇駒別湿原は、標高1100m、旭岳ロープウェイ山麓駅舎の裏手に広がる湿原です。

 旭岳公共駐車場と旭岳ロープウェイの駐車場の2箇所から湿原への木道が敷かれ、雪解けがはじまる5月中旬~6月末にかけては、木道沿いからエゾノリュウキンカとミズバショウの大群落を見ることが出来ます。

  

 雪が降り積もる前の晩秋に、木道の標識を外したり、看板の冬囲い、そして春には冬囲いを外し、標識の設置作業をするのはアクティブレンジャーのお仕事。スノーブリッジが出来ている危険箇所にロープを張ったり、木道の破損箇所や倒木、危険な場所はないかの確認をします。

 

 先日も木道での作業中、私の密かなお楽しみ「野鳥ノド自慢大会in勇駒別湿原」が開かれていたので、ついつい観客として聞き入ってしまいました。

 カワラヒワやエゾムシクイ、コマドリ、シジュウカラ、ウグイス・・・あちこちから、はちきれんばかりの野鳥の声が響き、「100点満点!」と称賛を送ったり、「練習あるのみ!」と励ましたり、美しいさえずりにうっとりしたり・・・。

 小さな体から発したとは思えない高らかな美声、もし野鳥になれるならどの声がいいかな?と妄想したりします。(今のところカッコウかアオバト推し。素朴な感じが◎。) 

 

 野鳥のノド自慢大会は勇駒別湿原で春は毎朝開催中!

 野外作業が多い私も、ここほどたくさんの野鳥の声が聞ける場所は他には記憶がありません。

 木道上はバリアフリー対応で、30分ほどで1周を回ることができます。木道上には、ところどころ雪がまだ残っており、踏み抜くところもありますので、長靴での散策がオススメです。

 鮮やかな新緑と青空のコントラスト、ツヤツヤなエゾノリュウキンカやミズバショウ、涼やかでフレッシュな空気に満ちている春の勇駒別湿原に是非お越しください。

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2019年05月16日令和元年度パークボランティア連絡会総会と春山研修

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

 こんにちは、東川の渡邉です。

 東川町は田んぼに水がはり、天気の良い日は水田に映る大雪山を見ることが出来ます。稲を植え付ける前の、今しか見られない景色。次は農家の方が、トラクターを忙しくまわし、夜にはカエルの大合唱が聞こえてくるでしょう。そんな四季の到来を色濃く感じることが出来るこの町が大好きです。

 さて先日、十勝岳温泉 凌雲閣にて、パークボランティア連絡会総会と春山研修が行われました。

 昨年度、加わった新人の方々が参加するはじめての総会。新人の方にもわかりやすいよう、役員の皆さんが例年よりも丁寧に議事を進行してくれました。

 また、今回は北海道地方環境事務所から大林統括自然保護企画官も参加され、日頃からご活躍頂いているパークボランティアの皆さんへ労いの言葉がかけられました。

 議事では、提案や意見なども活発に交わされましたが、パークボランティアの皆さんが積極的に発言できる場、雰囲気って大切ですね。

 

 翌日の春山研修は、スキーやスノーシュー、5隊に別れ、上富良野岳や三段山周辺をトレッキングし、シーズン前の足慣らしをしました。

 歩き始めは濃かったガスもピークに立つ頃には青空となり、雪面に反射する太陽が眩しくてサングラスなしでは目を開けていられません。春のやわらかな空気、スクッと飛び抜けて高い十勝岳、荒々しいカミホロカメットク山。白い山と青空の爽やかなコントラストに見惚れ、足の裏から力が充電されてくるようでした。

 

 令和元年度の登録数は119名の大雪山のパークボランティア。今年は新たな行事も増え、活動が今まで以上に活発になりますが、大雪山の自然を守るために、楽しみながら活動に参加してもらいたいと思います。私も皆さんと一緒に山を歩けること、今から楽しみにしてます。

 皆さんの夏山シーズンが充実したものになりますようお祈りしています。

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