ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年07月24日2017年釧路湿原野生生物保護センター バックヤードツアー参加者を募集いたします。

釧路湿原国立公園 佐野 綾音

みなさまこんにちは、釧路湿原自然保護官事務所の佐野です。今回は、釧路湿原野生生物保護センターで毎年恒例のバックヤードツアーについてご紹介をいたします。

 釧路湿原野生生物保護センターでは、交通事故などで保護されたシマフクロウ・オジロワシ・オオワシ3種の希少猛禽類をメインに、治療や野生復帰に向けたリハビリ飼育を行っています。

当センターに保護されている猛禽類たちは、野生復帰を目指しているので、人に慣れさせないため飼育施設は一般の方に公開していません。そのため、普段は展示室から窓越しに眺めることしかできません。

 

ただし、当センターでどのような取り組みをしているのか、どのような理由で本来は野生に生息しているはずの猛禽類たちがここへ保護され飼育されているのか、彼らに関する様々な現状などを知っていただく機会として、2日間限定のバックヤードツアーを実施いたします!大好評につき1回目の募集は締め切りとなりましたが、2回目の9月17日(日曜日)を現在募集いたしております。

普段、見ることのできない釧路湿原野生生物保護センターの裏側を、是非一度見て一緒に学びませんか?

【日時】 2017年9月17日(日曜日) 10:00~12:00

【対象】 どなたでもご参加いただけます。(定員:20名程度)※小学生以下は保護者同伴でご参加下さい。

【場所】 釧路湿原野生生物保護センター展示室前(北海道釧路市北斗2-2101)

【参加費】 保険代・テキスト代として100円/人

【申し込み先】(株)猛禽類医学研究所(事務局)FAX:0154-56-3466 E-mail:irbj@irbj.net(担当:小笠原)

詳しくは別途、下記案内をご覧下さい。

2017バックヤードツアー案内.pdf

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2017年07月18日山のトイレを知ってほしい!

支笏洞爺国立公園 洞爺湖 増田 多美

こんにちは。洞爺湖アクティブレンジャーの増田です。

7月7日に羊蹄山に登ってきました。

目的は浄化槽の保守点検です。

↑目的地の避難小屋。

羊蹄山は、平成25年に北海道の山では初めてTSS方式という環境配慮型のトイレが採用されました。

TSS方式とは、Taisei Soil Systemの略で土壌のもつ自然の浄化力を活かした汚水処理システムのことです。

汚水は、土壌微生物によって分解等の処理が行われるため、5~10年はくみ取り不要とされています。

ただし、5~10年くみ取り不要といっても管理作業は行わなければなりません。

・雨水を貯水槽へ引く雨どいの詰まり

・便器から消化槽への詰まり

・消化槽の浮遊物と沈殿物の状態確認

・ゴミの撤去

などなど!

処理装置の不具合や汚水量の過多はないか調べるため水位、水温、透視度、pH等を調べます。

↑汚泥の発酵を進めるため、米ぬかを投入!

浄化槽の分解機能を正常に維持するために使用済みトイレットペーパーは投下せず、他のごみと一緒に持ち帰ってくださいね!

また、TSSは水分を現地で浄化させる為に多数の配管が必要になります。

これらの配管はトイレ内に投棄された異物(生理用品、ゴミ等)によって詰まってしまうと機能が著しく損なわれてしまいますので、ご協力おねがいします。

奥に見えるのがトイレです。

避難小屋利用者の方にお話を聞くと、トイレがキレイで良かったと言っていただけました(o^^o)

利用者の協力があってこそ成り立つTSS式トイレですので、ルールとマナーを守って清潔に保っていきたいですね!(^^)!

↑登山道から見えた羊蹄山の影(・∀・)

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2017年07月13日世界最大級のフクロウ!シマフクロウ調査結果報告

釧路湿原国立公園 佐野 綾音

みなさま、はじめまして。季節はあっという間に夏となりすっかりご挨拶が遅れてしまいましたが、4月より釧路湿原自然保護官事務所アクティブ・レンジャーに着任しました、佐野と申します。主に希少種の調査や保護、傷病収容、鳥獣保護区巡視等を担当しています。今後、日々の活動を皆様に日記を通じてお伝えしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 早速ですが、今年5月~6月に実施したシマフクロウの調査結果を皆様にご報告したいと思います。

と、報告の前にシマフクロウについて簡単に説明したいと思います。ご存じの方も多いと思いますが、シマフクロウとは、国の天然記念物であり絶滅危惧種に指定されている世界最大級のフクロウです。世界最大級の大きさとは、翼を広げると180cmにもなるのです!現在このシマフクロウは北海道に約140羽しか生息しておらず、この子達を守らないと絶滅してしまう可能性があります。そこで、シマフクロウの生態を調査するために、毎年シマフクロウのひなに標識を付けています。そして今年の標識調査結果が、7月6日の北海道新聞に掲載されました。

 今年は21羽のひなに標識装着を実施しましたが、例年よりやや少ない結果となりました。来年は今年よりも多くのひなに標識装着が出来ることを祈っています。

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2017年07月11日北海道の生き物あるある

知床国立公園 羅臼 宮奈光一郎

 7月を迎え、知床にもじんわりと汗をかく季節が訪れました。観光客も次第に多くなり、羅臼ビジターセンターには連日観光バスがやってきます。(7月から9月の夏期期間、羅臼ビジターセンターでは通常休館日である月曜日も開館しております。是非、足を運んでみてください。)

 ヒグマも活発に活動しているようで、沖ではシャチやミンククジラも見られており、野生動物の姿を間近で見ようと来られる方も沢山います。そんな方々からよくこの様な声を聞きます。

 「痩せていて可愛そう。食べ物がないんだね。」

 誰に向けてかけられている声かというと・・・

雪原に立つ毛がふさふさのキタキツネ(2016年2月撮影)

 そう、北海道では野良猫よりも見かける生き物、ご存知キタキツネです。多くの方が思い浮かべるキタキツネは、この写真の様な毛がふさふさした状態ではないでしょうか。しかし、これは冬の姿。今の時期はというと・・・

毛が抜け落ちてほっそりとした夏毛のキタキツネ(2017年6月撮影)

 こんな感じです。確かに冬の姿と比べると毛が抜け落ち、尻尾もほっそりとしているため、飢えに苦しんでいるように見えてしまいます。ですが、キツネは犬の仲間。夏になれば毛が抜け落ちるのです。見た目は可愛そうに見えてしまうかもしれませんが、じっくり観察していると、彼らはとても快適に過ごしておりますよ。

気持ちよらそうに毛繕いをするキタキツネ(2017年6月撮影)

 この時期になると食べ物欲しさに近づいてくる「おねだりキツネ」をいつもより見かけるようになります。キタキツネは警戒心が強い生き物ですが、一度安全だと分かると大胆な行動に出るものもおります。人に慣れてしまうと車にも近づくようになり、思わぬ事故につながる恐れがありますので、不用意に食べ物を与えて事故の危険性を高めることがないよう、ご配慮ください。

※もちろん、ヒグマには絶対に食べ物を与えないでください。

 ーおまけ-

枯れ草の上で気持ちよくなり眠そうなキタキツネ(2016年10月撮影)眠そうなキタキツネ(秋)

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