ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年11月09日沼めぐりフォーラム

大雪山国立公園 岩城大洋

 

 みなさま、こんにちは、上川自然保護官事務所の岩城です。今回は10月24日に上川町役場大会議室で行われました大雪高原温泉沼めぐりコースのフォーラムの様子についてお伝えします。

                  ↑上川町長開会の挨拶の様子

当日は、まず、環境省上川自然保護官事務所首席保護官より、沼めぐりコースの歴史が次のように紹介されました。「沼めぐりコースは国策パルプ(後に日本製紙と合併)により、昭和36年に歩道が整備されました。昭和56年に巡視員等がヒグマに追われる事件が発生、そのためコースは2年間閉鎖されました。

昭和58年に上川支庁と上川町の協力のもと巡視員を配置することとなり、再び沼めぐりコースは開放されました。平成6年にはヒグマ情報センターが開館し、その後、登山者は事前にレクチャーを

受講してから入山する今の体制ができました。」

                    ↑沼めぐりコースの概要

また年々利用者が減っていることを踏まえ「沼めぐりコースには、野生のヒグマを遠望できるなど、ここにしかない特色もあり、その他にもいかに魅力を発掘し向上させていくか、そのために必要な安全対策の検討も重要」との話がありました。

                ↑上川自然保護官事務所からの発表の様子

その後、知床財団から、知床五湖の管理運営の事例が紹介されました。現在のように利用調整地区に指定されるまでの経緯が紹介され、「利用調整地区に指定されるまでは紆余曲折があった。利用者数を制限することによって、観光客が減少してしまうとの心配もありましたが、現状では、観光客数は指定以前と変わりなく推移している」、またヒグマの活動期(5/10~7/31)には、「知床五湖を周回できるコースに入場するためには、必ずガイド付きのツアーに申し込む必要がある」ことなどが紹介されました。

                 ↑知床財団からの発表の様子

※知床五湖の利用調整地区の詳細は下記のアドレスよりご覧になれます。

<www.goko.go.jp/rule.html>

最後に参加者が4班に分かれ、沼めぐりの魅力向上や安全対策について参加者間で意見交換が行われました。参加者からは、魅力の向上では、紅葉以外の魅力を、例えば新緑の緑、沼の青さ、また残雪の白さなど、多様な沼めぐりの自然をいかにして発信していくかが大事だとの意見や、大雪では知床と違って人慣れしたヒグマが極めって少なく、それをアピールできることも大雪の強みであるとの意見もありました。

短い時間で十分な意見交換はできなかったので今後引き続き沼めぐりコースの将来について考えるためにもっと議論が必要と感じました。また、皆さんが沼めぐりコースを大事に思い、今後も魅力あふれる大雪山国立公園にとって重要な場所で有り続けてほしいと願っていることも肌で感じ取ることができました。

参加していただきました皆様、本当にありがとうございました。

最後に今年の9月22日に撮影しました緑沼の紅葉の写真をUPします。

今回の日記はここまで。

また次回をお楽しみに。。。

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2017年11月07日今月の温根内木道マップお待たせしました!

釧路湿原国立公園 渡辺欣正

こんにちは、釧路湿原の渡辺欣正です。

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温根内木道とビジターセンターは、アプローチ歩道の工事のため、下記の日程で閉鎖します。

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利用者の皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願いします。

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それ以外の日は、秋晴れが気持ち良い静かな湿原歩きを楽しめますよ。

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11月の温根内木道の自然情報マップは、湿原にまつわるクイズを10問。

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中には難問も?!

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最後の問いは、想像力が試されます!

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最近、このマップを毎月楽しみにしてくださっているという方たちと出会い、嬉しい気持ちでいっぱいです。ただいま温根内ビジターセンター、釧路湿原野生生物保護センター、たんちょう釧路空港にて配付中です。

↓ネット版のバックナンバーはコチラから!

http://www.kushiro-shitsugen-np.jp/book/onnemap/

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2017年10月30日雄阿寒岳&雌阿寒岳登山者数【2017年9月】

阿寒国立公園 北川 栄司

今年の雌阿寒岳初冠雪は、10月4日で例年より10日近く早かったのですが、その後は目立った降雪もない日々が続いた10月下旬、台風21号がやってきました。

(台風後のオンネトー)

「台風」の影響で「暴風雪」...。

アメダスのある阿寒湖畔では23cmの積雪を記録しましたが、阿寒湖より標高の高いオンネトー周辺ではもっと雪が多かったようです。

(オンネトーの登山者カウンター)

登山道も入口から雪が積もっています。

(エゾシカ足跡)

エゾシカも越冬地へ向かったのでしょうか?

台風通過後は温暖な日が続き、画像もかなり雪が融けた日に撮影していますが、今度は台風22号です。

この記事を書いている現在、台風は温帯低気圧に変わり、阿寒湖周辺に雪の影響はありませんが、明日の雌阿寒岳はどうなっているでしょうか?

さて、6月分からお知らせしています雄阿寒岳&雌阿寒岳の登山者数、9月分のデータを平年値とあわせてお知らせします。

まずは、雄阿寒岳。

「雄阿寒岳2017年9月」

「参考:雄阿寒岳平均値」

次に、雌阿寒岳。

「雌阿寒岳2017年9月」

「参考:雌阿寒岳平均値」

登山をされる方は十分な冬山装備でお楽しみください。

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2017年10月27日ヒメマスふ化場と紋別岳自然観察会!

支笏洞爺国立公園 當山真貴子

台風21号の吹雪と強風の影響で、紅葉していた葉っぱが多く落ちてしまい、

冬の景色になりつつある支笏湖。

事務所のストーブをつけながら、もう少し秋を楽しみたいなと感じている當山です。

 

さて、先日(10/14)、千歳市共催行事の「ヒメマスふ化場と紋別岳自然観察会」を開催しました。

これは、千歳市役所の環境課さんとタッグを組み、年に2回、支笏湖周辺の自然などを

マイクロバスで巡るイベントです。

 

千歳市役所から出発し、バス車内で挨拶と本日のスケジュール等を説明しながら支笏湖を目指しました。

下車後、準備体操をし、いざ紋別岳へ!

準備体操!

 

パークボランティアさんが解説をしながら、山頂を目指します。

    葉で樹種の違いを解説中               ミカドバッタを発見!

 

     樹木の違いを説明中              熟したサルナシ(コクワ)の実

 

サルナシ(コクワ)の仲間を品種改良したものが、果物の「キウイフルーツ」です。

マタタビ科のつる性植物で、果実はジャム、果実酒などに利用されています。

 

ゆっくり登り約3時間、山頂に到着!

前方右側に見える湖は支笏湖

 

秋晴れで、穏やかな湖を眺めながらの昼食は最高でした♪

 

昼食を終え、下山した後に「ヒメマスふ化場」へ向かいました。

場内は千歳市役所の職員の方にご説明いただきました。

※この施設は、普段一般の方が立ち入ることは出来ません。

    採卵期に戻ってきた親魚を捕獲しておく外池     婚姻色のヒメマスの親魚たち

 

ヒメマスふ化場内の様子

 

こちらは、支笏湖のヒメマスふ化増殖事業を支え続けている施設です。

1982年からある施設で、平成26年に新しく建て替えられました。

写真の親魚を捕獲し、外池に放ち、採卵の時期を待ちます。

そして、産卵期を迎えたヒメマスのメスから卵を採取し、オスの精子を混ぜ合わせ、

受精させていきます。受精卵は、水温管理がなされた室内へ移動します。

 

詳しくは下記のURLをご覧下さい↓↓

http://shikotsuko-gyokyo.org/business.html

 

初めて参加なさる方々が多く、お母さんと一緒に8歳の男の子も参加していました。

登山途中で、足を止める場面もありましたが、なんとか最後まで歩ききることが出来ました♪

「辛かったな」・・・という印象が強かったかもしれませんが、

ほんの少しでも支笏湖の自然を好きになってくれていたら嬉しいなと思いました。

 

☆おまけ☆

1018日(水)に今季初、支笏湖周辺の山々に雪が積もりました!

 写真左側:樽前山、右側:風不死岳                恵庭岳

 

刻一刻と冬の訪れを感じる支笏湖ドライブもオススメです(^^)

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