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アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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利尻礼文サロベツ国立公園

114件の記事があります。

2021年01月14日アクティブ・レンジャー写真展in合庁☆開催します!

利尻礼文サロベツ国立公園 津田涼夏

こんにちは!

雪の上の生き物の足跡をどこまでも追いかけたくなるアクティブ・レンジャーの津田です。

令和3年1月20日(水)から札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)で開催を予定していたアクティブ・レンジャー写真展inチカホは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止することといたしました。ご来場を予定されていた方にはご迷惑をおかけしますが、ご理解の程、よろしくお願いいたします。

【詳しくは12月7日のAR日記をご参照下さい】

チカホ写真展に代えて、札幌第一合同庁舎1Fで道内12箇所を巡回した写真展の最終回として、自然風景や野生生物の写真等の展示を行っています。オンラインでは表現しきれない高い質感から自然の迫力を感じて下さい。

11310時より札幌第一合同庁舎1Fで「環境省 アクティブ・レンジャー写真展 ~北の自然の舞台裏~」を開催します。

 

 

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、少人数で設置を行っています。

環境省アクティブ・レンジャー写真展 2020-2021 ~北の自然の舞台裏~

○期間 令和3113日(水)10時~120日(水)13時まで

○場所 札幌市北区北8条西2丁目 札幌第一合同庁舎1F 南玄関

*昨年のチカホでは各地のアクティブ・レンジャーから(写真や業務について)説明がありましたが今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から各地のアクティブ・レンジャーの説明はありません。ご了承下さい。

是非お近くにお越しの際はお立ちより下さい(^^)/

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2020年12月25日固有種リシリヒナゲシ②

利尻礼文サロベツ国立公園 室田 雄飛

こんにちは、利尻島AR室田です。前回の続き「栽培ヒナゲシ」「野生(wild)ヒナゲシ」の比較、2種のなかで起きている問題・影響についてお伝えします。

・栽培ヒナゲシの播種

 前回の投稿で「利尻山の土壌侵食」による個体数の減少を話しましたが、もうひとつの問題として、「栽培ヒナゲシ」の播種(はしゅ:種をまくこと)があります。1980年代から2000年までに、何度か平地で栽培されていたヒナゲシの種子が利尻山の高山帯に播種されました。利尻山高山帯のリシリヒナゲシが少なくなったのを憂いて、善意で行ったとはいえ、高山帯にいるリシリヒナゲシと異なる種を播いてしまったのです。播種されたヒナゲシはDNA検査の結果、チシマヒナゲシ由来のヒナゲシと推測され、自生種とは別種と判断されました。固有種リシリヒナゲシをほかの種との交雑による「遺伝子の攪乱」土壌浸食による「生育環境の変化」などから守るための活動が現在も続けられています。

 

・富良野岳にリシリヒナゲシ?

 実はリシリヒナゲシが大雪山国立公園の富良野岳の登山道横に花を咲かせていたことがあります。なぜ、何百キロと離れた地に咲いているのか?と話題になったそうですが、結果はもちろん、栽培ヒナゲシです。自然公園法に基づき採取されDNAの検査が行われました。その結果チシマヒナゲシに由来する個体、栽培ヒナゲシとして判断され除去が行われました。

・リシリヒナゲシを守るために

 2008年から環境省事業で利尻島情報センターと北海道大学の協力の下、利尻山の自生地にある全ての個体をDNA解析し、種の識別をするとともに、栽培ヒナゲシの除去を行ってきました。現在まで多くの方々の協力により栽培ヒナゲシの除去は続き、確認される数も減ってきました。持ち込まれるときは一瞬、元の環境に戻すには数十年単位でかかります。二度と同じ過ちを繰り返してはいけません。

 

◇除去作業に尽力された地元の方々

 利尻山は多彩な高山植物が生育する秀峰です。変わらぬ魅力を後世に楽しんでもらうため、登山の際は植生を踏み込まない、携帯トイレを使用するなど自分たちが出来る範囲で保全に協力しましょう^^

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2020年12月22日固有種リシリヒナゲシ①

利尻礼文サロベツ国立公園 室田 雄飛

こんにちは、利尻島AR室田です。今日は利尻山の固有種である「リシリヒナゲシ」について、利尻山高山帯の環境との関わりを交えお伝えしていきたいと思います。

・「リシリヒナゲシ」とは?

ケシ科ケシ属の一種で、日本に自生するケシ属としては唯一の種であるとともに、利尻山の高山帯にのみ生育する利尻山固有種です。また、環境省絶滅危惧IB類とされています。

つぼみの時は下を向きますが、開花時になると空を見上げるように咲きます。薄い花弁は雨水や露で濡れた後、太陽光に照らされることでガラス細工のように透き通った姿を見せてくれます^^厳しい環境下でも一際可憐に咲く姿が私は好きです^^

 

△リシリヒナゲシ

・利尻山の崩壊とリシリヒナゲシ

最北の百名山で知られる利尻山はきれいな円錐状の山ですが、高山帯に入ると山体の浸食が進んでいます。浸食の要因については「自然的」「人為的」と様々ありますが、それは長くなるのでまた別の機会で書きます。

話を戻し、利尻山の浸食がリシリヒナゲシに与える影響として、生育環境、自生地の変化があります。リシリヒナゲシは他の植物が入り込めない環境を好み、不安定な準崩壊地にて生育する特徴があるため、山体の浸食がすすむことで生育地を失ってしまう個体も多くいます。

 

△ヒナゲシの生育地(準崩壊地)

次回は利尻山上部に播種された「栽培ヒナゲシ」と「野生(wild)ヒナゲシ」の比較、二種のなかで起きている問題・影響についてお伝えしていきます!

※リシリヒナゲシは希少な植物です。踏み込み・不用意な接触に気をつけましょう。

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2020年12月17日サロベツのアイドル争い

利尻礼文サロベツ国立公園 青山留美子

秋には数え切れないほどのオオヒシクイやマガンがいた場所に、今はぽつんとオオワシがいるのを見て、

季節の移ろいをしみじみ感じた、サロベツ担当の青山です。

サロベツでは、夏鳥が姿を消した10月以降、夏鳥について知る機会が増えます。

それは、10月にチュウヒの、11月にシマアオジの報告会がそれぞれ行われたからです。

チュウヒとシマアオジは、夏鳥として飛来し、サロベツで繁殖している鳥です。

どちらも、日本では数が減ってきていると言われており、共に、2017年に「国内希少野生動植物種」に指定されました。

指定後に調査が始まり、二種とも国内で一番の繁殖地がサロベツだという事がわかってきたところです。

希少な鳥がいることやサロベツが繁殖地として大切な場所だという事などを多くの方に知ってもらいたいとの思いから、その年に行った調査の報告会が行われるようになりました。

今年は、三密にならないよう会場を広くし、間隔を空け、マスク着用や検温など、できうる限りの対策を行った上で開催しました。

「チュウヒ報告会」は1031日(土)に行われました。

チュウヒは、日本では唯一湿地で繁殖する猛禽類で、サロベツでは春から秋にかけて、海岸線や牧草地などでよく見ることができます。

報告会では、サロベツでの繁殖状況と地域との関係についてだけでなく、サロベツ以外で調査されている方の報告もあり、他地域の様子や繁殖へ影響している問題などについても知ることができました。

ヨシ原やササ原で営巣しているチュウヒと、そこで行っている人間の活動とがぶつかることがしばしばあるようです。

営巣地が国立公園外に多いことが、頭を悩ます原因の一つともなっています。

私たちには、ただただ草原が広がっているようにしか見えない場所でも、違う生き物にとっては最高の生息環境になる事を教わりました。

続いて、「シマアオジ報告会」は1128日(土)に行われました。

シマアオジは、現在、サロベツでも限られた場所でしか確認されていません。

湿原のお花が最高潮の頃、大きなカメラを携えシマアオジを探している方々の様子を多く見かけます。

大きなカメラでも出会う事は容易ではないため、小さなカメラや双眼鏡しかない私は、さえずりが聞こえただけでも、宝くじに当たった級の幸運だと思っています。

報告会では、サロベツでの繁殖状況と普及啓発の取り組みについてのお話や座談会が行われました。

シマアオジは、ユーラシア大陸で繁殖し、大陸を通って東南アジアなどで越冬しているため、国際的な保全活動についての報告もありました。

1980年代までは、北海道全体でシマアオジはよく見られる鳥の一種だったそうです。

その後、90年代から急激に減ってしまい、今ではサロベツが国内では唯一の繁殖地との事です。

今見られているものが今後も変わらず見られるかはわからない、普通に見られるという事がどれだけ貴重かを、教えられました。

チュウヒやシマアオジについて知り、サロベツの貴重さを感じ、そこからどうしていけばいいのか?

いつも考えさせられる報告会です。

どちらも、サロベツを代表する種ですが、

ここ数年、毎年チュウヒとシマアオジの報告会が立て続けに行われているので、サロベツのアイドルの頂点を争っているかのように感じています。

見つけやすいチュウヒか、見るのは難しいけれど日本ではここだけのシマアオジか。

V字飛行でわかりやすいチュウヒか、鮮やかな黄色と心地よいさえずりのシマアオジか。

報告会の参加者数から見るとチュウヒの方が人気ですが、

サロベツのアイドルをどちらかに決めるのは、とても難しいです。

更にここ数年、繁殖が確認され、サロベツでも少しずつ増えてきているタンチョウが頭角を表してきており、三つ巴の戦いになりつつあるように感じます。(タンチョウの報告会が12月に予定されています)

サロベツの鳥界のアイドル争いは、なかなか熱い戦いになってきています♪

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2020年12月04日礼文の秋晴れ☆秋景色

利尻礼文サロベツ国立公園 稚内 津田涼夏

こんにちは!礼文アクティブレンジャーの津田です。

道北ではもう雪が振り積もっていますが、少し前の礼文島の秋をお届けします!

秋の礼文島のイメージといえば...

満開だった高山植物は終わっているし、冬のスノーシューハイクには早すぎる...

そんなイメージをくつがえすような紅葉が礼文島を包んでいます!


いつもは車で通り過ぎてしまう道路ですが、思わず車を停めて

秋の澄んだ空気と落ち着いた感じ、両手いっぱい広げて深呼吸してしまいます。

ここからは利尻山の山頂や、礼文岳の山頂も望むことができ、私のおすすめの場所です


夏は霧や雨が多い礼文島ですが、秋はカラッとした気候で、秋晴れが広がっています!

草原は緑から褐色へと色づき、ススキがゆらゆらと白い穂をゆらしています。

礼文島の北部にある久種湖から正面ポコッとでている礼文岳(490m)と高い山ではないですが、山頂では雪がうっすらと積もっているのを確認できました♪

 

春や夏とまたひと味もふた味も違う秋の礼文島。

十分な防寒対策とコロナ感染防止対策をしっかりして来年の秋に礼文島に訪れてはいかがですか!

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2020年11月24日サロベツの冬支度

利尻礼文サロベツ国立公園 青山留美子

事務所にいると、サハリンが見えるかどうかを気にしてしまう、サロベツ担当の青山です。

11月は、ちらほら雪が降りだし、積もっては解けるを繰り返し、一面銀世界の冬にいつ突入してもおかしくない、そんな毎日です。

そのため、幌延ビジターセンターのように来春5月まで冬期休館になったり、サロベツ湿原センターのように開館時間が10時~16時までへと短縮になったりと、それぞれ冬に向けての準備が始まります。

その一つとして、サロベツにある環境省の看板も、冬の間の風雪から守るべく、雪囲いを行いました。

昨年度までは、道路沿いにある看板等8基だけでしたが、

今年度は、木道上にある看板が新しくなった事を機に、全部で33基の看板の雪囲いを行いました。

パークボランティアの方にもお手伝い頂き、看板をシートで覆い、ロープで結んでいく作業を繰り返しました。

シートが風に飛ばされそうになりながら、その風が入りこまないよう意識してシートをたたみ、ロープで押さえます。

新しい形の看板もあり、どう包み、どう結ぶのか、手探りでの作業でした。

過去、風でバタバタあおられ続け、一冬で劣化したシートを見ているため、看板を守りつつもシートを守るつもりでいつも臨んでいます。

今年もできうる限り行いましたが、いつも「これで大丈夫か」心配はつきません。

冬の間行くことが困難になる所もあり、結果を見るのは大抵春になってからです。

この冬を無事越せることを祈りながら、雪に閉ざされるぎりぎりまで、確認と修正をしていきたいと思っています。

冬支度と共に、豊富町のサロベツ湿原センターでは、今年度も冬に木道工事を行うため、一部通行止めとなっております。19日には既に古い木道の撤去が始まっていました。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

通行止め区間以外の木道は利用可能ですので、どうぞご利用下さい。

寒さが増し、夕暮れも早くなり、外へ行くのも億劫になる季節ですが、思わぬ出会いが待っているかもしれません。

この間は、湿原を回り森に入った所で、シマエナガに出会えました♪

小さい雪だるまが枝についているかのように真っ白で、寒さも忘れしばらく見続けてしまいました。

工事や風雪をもろともせず、冬には冬の出会いが待っています♪

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2020年11月20日今年のサロベツ・エコモーDay

利尻礼文サロベツ国立公園 青山留美子

暖かい室内や車内から外に出る時に、勇気と覚悟が必要になってきている、サロベツ担当の青山です。

今年は様々なイベントが中止になっていますが、

サロベツでも例年行っていた自然再生をPRする一大イベント「サロベツ・エコモーDay」が、もれなく中止になりました。

そもそも「サロベツ・エコモーDay」とは......

サロベツでは、平成17年より、「湿原の自然再生」「農業の振興」「地域づくり」を目標とした自然再生事業が行われています。これら自然再生への取り組みを持続的なものにするためには、地域全体で協力した取り組みや、上サロベツならではの特徴ある地域づくりを進めていくことが必要です。そこで、「サロベツ・エコモーDay」での様々な企画を通して、湿原の保全や農業に関わる方々が交流を深め、上サロベツならではの特徴ある地域づくりに向けて地域全体が協力し合うきっかけになることを目的として、平成24年から開催してきました。

過去8年続けてきたイベントを、中止によって途切れてしまってはもったいないとの思いから、

新型コロナウイルス対策を講じて3密を避けながら、展示などで見てもらう代替えイベントを、

1114日より豊富町にあるサロベツ湿原センターにて開催しております。

過去のエコモーDayで行った各種イベントの紹介や、地域で様々な活動を行っている各団体の紹介などなど、

サロベツ湿原センター内を大きく使って展示していますので、順路に沿って進んで下さい!

サロベツ湿原センターの真ん中に作られた、自然再生事業を体感できるコーナーもおすすめです。

湿原と農地が隣あう場所に作られた「緩衝帯(かんしょうたい)」。その左右に作られた水路によって、湿原側は水位を保ち、農地側からは水を抜く、相反する両者の希望が叶えられています。

その緩衝帯を歩いているかのごとく感じられる展示です。

緩衝帯は、北海道開発局さんが行っている自然再生事業の一つです。

ドローンを使って撮影された映像も用意していますので、併せてご覧頂き、自然再生事業を体感して下さい。

その緩衝帯によって保たれた湿原内で、環境省も様々な自然再生事業を行っており、それらをパネルや写真にて紹介しています。

そして、これらパネルから答えを探すクイズラリーに参加して頂くと、豊富牛乳のプレゼントも用意しております!40個限定ですので、お早めにお越し下さい。

サロベツ・エコモーDayのこれまでの様子を含め、湿原と農業の共生を目指しているサロベツ自然再生事業についてや自然再生が行われているサロベツを舞台に活動している様々な団体についてなど、

この地域の事を知って頂ける展示になっていますので、お近くへお越しの際は、是非一度ご覧下さい。

【サロベツ・エコモーDay ~これまでのあゆみ展示会~ 】

開催場所:サロベツ湿原センター(豊富町上サロベツ8662

開催日時:1114日(土)~121日(火)

     午前10時~午後4時まで

     毎週月曜日休館※月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休館

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2020年10月31日賑わう湖

利尻礼文サロベツ国立公園 津田涼夏

みなさん、こんにちは!

クッチャロ湖ではハクチョウの声が響き渡っています。湖畔ではシベリアからの旅を終えこれから南下し、本州で越冬するハクチョウたちが羽を休めていました。

10月16日には2722羽のハクチョウがクッチャロ湖を埋め尽くしていたようです。

写真を撮影した10月21日は約700羽のハクチョウの滞在が確認できました。

湖の奥の対岸や、畑でも確認することができます☆

突然2羽のハクチョウが競い合うように泳ぎ始めました。しばらくすると首を上げ向き合い「コォーコォー」と鳴き、次第に他の仲間と合流しお互いに羽ばたきながら「コォーコォー」と高い声で鳴き交わしはじめました。ハクチョウ同士の挨拶でしょうか...?

見ていて思わずフフっとなってしまいました(^^)

白い体のコハクチョウの中に黒色の模様の鳥が...

畑にいるコハクチョウの中にタンチョウが1、2...数えて行くと10羽ほど混ざっていました。

タンチョウに会えたのが嬉しくて植物と植物の隙間から驚かせないように写真を撮影♪

只今、浜頓別クッチャロ湖水鳥観察館において11月13日までアクティブ・レンジャー写真展を開催しています。是非ご覧ください。

秋のクッチャロ湖いかがですか(^^)

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2020年10月29日サロベツの秋は、みんなでササ刈り!

利尻礼文サロベツ国立公園 稚内 青山留美子

ストーブをつけることなく10月を終える事ができそうで、少しホッとしているサロベツ担当の青山です。

夏鳥も見られなくなり、ぼちぼち冬鳥たちが姿を見せ始める10月のサロベツ。

駆け抜けたお花たちのリレーがゴールを向かえ、ひっそりとしているこの季節を待って行うのが、「ササ刈り」です。

湿原に降りて行う事から、極力植物たちにダメージを与えない様に、この季節に行っています。

湿原の乾燥化に伴うササの拡大が問題になっているサロベツで、湿原本来の植生を木道脇で見られる様にと、パークボランティア(以下PV)が手刈りを続けて、今年で15年目です。

今年は、"晴れの特異日"の通り快晴となった、1010日に行いました。

根っこごと除去している訳ではないため完全になくなることはないのですが、周囲のササよりも小さくなっているため、刈り続けている効果は一目瞭然です。

1時間半刈り続け、こんもりあったササ群落が姿を消し、ミズゴケやガンコウラン、ツルコケモモなどが姿を現しました。

PVが行なったその続きを、1018日に子どもパークレンジャーの活動として、小学生のみんなにも刈ってもらいました。

子どもたちには飽きてしまいがちな活動なため、チーム対抗で時間を区切り3回戦行うと、驚くほど真剣にササを刈ってくれました。袋がパンパンになるほどで、両チームとも3kg分を刈り取ってくれました。

普段は降りられない湿原の中に入り、ミズゴケや種になった植物を発見する子もいました。

地道な作業をしながらも、冬眠前のエゾアカガエルを見つけたり、頭上をオオヒシクイなどが飛んでいったりと、ひっそりしていると思っていた秋の湿原も、なかなか賑やかな事に気づかされました。

秋の湿原を楽しむ事ができる活動とも言えます。

幌延町にある幌延ビジターセンターへお越しの際は、是非、ササ刈りを行った一角をご覧下さい。

地元の皆さんの手でササが刈り取られた場所と、周囲のササだらけの場所とを比較して見て欲しいです。

お花の時期には、湿原本来の植物たちが刈られた後に咲いていると思いますので、是非楽しんで下さい!

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2020年10月16日みんなでトレイル補修!

利尻礼文サロベツ国立公園 稚内 津田涼夏

こんにちは!礼文アクティブレンジャーの津田です。

2019年の春に引き続き、利用者の方が安全にトレッキングを楽しむことや高山植物の観察が行えるように、そして歩道外の踏み込みを防ぎ、高山植物を守るために、麻製の土嚢を用いてゴロタ岬の南側の歩道の補修を礼文島の関係者のみなさんと行いました。

ゴロタ岬は礼文島の北部に位置し、江戸屋山道から西側に分岐するルートに入って行きます。岬めぐりコースの一部になって、お花と共に断崖絶壁から海を眺めることができる最高のトレッキングコースです!

早速、麻袋やボルト、スコップなどの資材を担いでゴロタ岬を目指します!

ゴロタ岬に到着すると南の方角に利尻山、北の方角にはトド島よりはるか遠くのモネロン島が...!!最北にいることを感じさせてくれる景色が広がっていました♪

 

天気が良く、風もなく、寒さもなく最高の補修作業日和です!!

歩道が狭いことや、植生を踏みつけないように、各自の持って上がったスコップやボルトや丸太はバケツリレーで整備する場所へ回していきます。

まず、階段を作るために丸太を横に設置します。

次に丸太を入れるために掘った土と、斜面になっていて滑りやすくなっている箇所の土を麻袋にいれます。

次に、掘った箇所に麻袋を入れていきます!麻袋に入っている、土が多かったり少なかったりで、足場の高さが変わりますので調整が大切です。

最後に麻袋の紐が出て足に引っかからないようにしたり、足元が歩くやすくなるように地面となじませたりしました。(力強く足踏みし、ジャンプをし、足場の確認を行いました!☆)

合計20段の階段が完成しました!(^^)試しに走って昇り降りしましたが、こけることもなく足場がしっかりしているという感じでした。今は設置したてで歩きづらいですが、来年にはしっかりとした階段になっていることだと思います。

ご協力いただいた関係者の方々、ありがとうございました。

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