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アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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阿寒国立公園 阿寒湖

76件の記事があります。

2017年10月30日雄阿寒岳&雌阿寒岳登山者数【2017年9月】

阿寒国立公園 北川 栄司

今年の雌阿寒岳初冠雪は、10月4日で例年より10日近く早かったのですが、その後は目立った降雪もない日々が続いた10月下旬、台風21号がやってきました。

(台風後のオンネトー)

「台風」の影響で「暴風雪」...。

アメダスのある阿寒湖畔では23cmの積雪を記録しましたが、阿寒湖より標高の高いオンネトー周辺ではもっと雪が多かったようです。

(オンネトーの登山者カウンター)

登山道も入口から雪が積もっています。

(エゾシカ足跡)

エゾシカも越冬地へ向かったのでしょうか?

台風通過後は温暖な日が続き、画像もかなり雪が融けた日に撮影していますが、今度は台風22号です。

この記事を書いている現在、台風は温帯低気圧に変わり、阿寒湖周辺に雪の影響はありませんが、明日の雌阿寒岳はどうなっているでしょうか?

さて、6月分からお知らせしています雄阿寒岳&雌阿寒岳の登山者数、9月分のデータを平年値とあわせてお知らせします。

まずは、雄阿寒岳。

「雄阿寒岳2017年9月」

「参考:雄阿寒岳平均値」

次に、雌阿寒岳。

「雌阿寒岳2017年9月」

「参考:雌阿寒岳平均値」

登山をされる方は十分な冬山装備でお楽しみください。

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2017年09月29日雄阿寒岳&雌阿寒岳登山者数【2017年8月】

阿寒国立公園 北川 栄司

樹々も色づき始め、雪虫が飛ぶ姿も目撃した阿寒湖周辺で、本日の最低気温がこの秋初めて氷点下を記録しました。

(事務所前の紅葉状況)

雌阿寒岳の初冠雪の平年値は10月15日ですが、今年はどうでしょうか?

そんな中、気象台による地元関係者への定例説明会、「雌阿寒岳活動状況説明会」が行われました。

(雌阿寒岳活動状況説明会)

気象台からの正式発表前に内容を報告することはできませんが、10月10日頃に9月分の火山活動解説資料が掲載される予定となっています。

(8月の火山活動解説資料抜粋)

上記解説資料や、現在の噴火警報発表状況はこちら。

気象庁 >ホーム >知識・解説 >火山 >全国の活火山の活動履歴等 >北海道地方の活火山 >雌阿寒岳

雌阿寒岳・雄阿寒岳ともに活火山であることに留意し、積雪も考慮した登山をお楽しみ下さい。

さて、6月分からお知らせしています雄阿寒岳&雌阿寒岳の登山者数、8月分のデータを平年値とあわせてお知らせします。

まずは、雄阿寒岳。

「雄阿寒岳2017年8月」

「参考:雄阿寒岳平均値」

次に、雌阿寒岳。

「雌阿寒岳2017年8月」

「参考:雌阿寒岳平均値」

8月の登山者数も、引き続き、雄阿寒岳・雌阿寒岳ともに平年より多くなっています。

皆さんもぜひ、百名山の「阿寒岳」にお越しください。

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2017年09月28日オンネトーの魅力を再発見! オンネトーフォーラムが開催されました

阿寒国立公園 末永 浩之

雌阿寒岳西麓に広がる湖『オンネトー』

そのオンネトーが位置する足寄町を中心に設立された団体【オンネトーの魅力創造委員会】が主催

する「オンネトーの魅力を再発見!フォーラム」が開催されました。

【オンネトーの魅力創造委員会】は、外国人旅行者の拡大を見据え世界水準のブランド化を目指す

「国立公園満喫プロジェクト」に阿寒摩周国立公園が選ばれたことを契機として、オンネトー・

雌阿寒岳地区のことを考えていくために設立されました。

これまでの会議ではワークショップや現地視察などを行い、オンネトーの魅力、オンネトーの課題、オンネトーの将来像などについて話し合いが行われました。

今回のフォーラムは、阿寒摩周国立公園名称変更記念事業 国立公園を持つ町足寄町「オンネトーを生かしたまちづくり~」と題し、講演やパネルディスカッションを通じてオンネトーの今後のあり方を考えるため、道の駅あしょろ銀河ホール21にて開催されました。

阿寒摩周国立公園管理事務所長より国立公園満喫プロジェクトの概要を説明。

公益財団法人日本交通公社 理事・観光研究部長 寺崎竜雄氏を招聘し、「自然と地域を生かすこれからの

ツーリズム」をテーマに屋久島国立公園、小笠原国立公園、中部山岳国立公園の先進事例をはじめ、地域

と観光資源の結び付き、自然環境に配慮した観光のあり方についてご講演をいただきました。

第2部は、北海道大学大学院 農学研究院 愛甲 哲也准教授をコーディネーターとして、委員会メンバーを

中心にパネルディスカッションが開催され、オンネトー・雌阿寒岳地区の観光資源としての役割、課題、

今後の将来像など忌憚のない意見が交されました。

オンネトーの魅力創造委員会は、これからも月に1回のペースでオンネトー・雌阿寒岳地区の魅力を引き

出し、原生的な景観を守りながら将来へ繋げることができるよう取組んで参ります。

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2017年08月30日雄阿寒岳&雌阿寒岳登山者数【2017年7月】

阿寒国立公園 阿寒湖 北川 栄司

先月からお知らせしています雄阿寒岳&雌阿寒岳の登山者数、7月分のデータを平年値とあわせてお知らせします。

まずは、雄阿寒岳。

「雄阿寒岳平均値」

「雄阿寒岳2017年7月」

・雄阿寒岳は登山道が1本の日帰りの山なので、本来は入山者数と下山者数が一致するはずですが、計測誤差が数%ありますので、データに差があります。

・また合計人数は、誤差の影響を考慮したデータの合計のため、入下山者数の合計とは一致していません。

次に、雌阿寒岳。

「雌阿寒岳平均値」

「雌阿寒岳2017年7月」

・雌阿寒岳は登山道が3本あり、雌阿寒温泉から入山しオンネトーに下山する方等、各登山道の入山者と下山者の数に大きな差が見られます。

・また、メアカンキンバイやメアカンフスマ等の高山植物が楽しめる山なので、開花時期の7月の登山者数が多くなっています。

7月の登山者数も、先月に引き続き、雄阿寒岳・雌阿寒岳ともに平年より多くなっています。

皆さん、花を楽しまれたでしょうか。

「雌阿寒岳のイワギキョウ」

皆さんもぜひ、百名山の「阿寒岳」にお越しください。

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2017年08月09日雌阿寒岳登山巡視 ~阿寒湖畔コース~

阿寒国立公園 阿寒湖 末永 浩之

4月より阿寒摩周国立公園阿寒湖管理官事務所にアクティブレンジャーとして着任いたしました、末永浩之と申します。阿寒湖地区の自然やイベントなどをご紹介して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

先日、雌阿寒岳の登山巡視を行いました。雌阿寒岳は、阿寒湖の南西に位置する阿寒山群の主峰です。年間約12,000人もの登山者が訪れ、現在も活発な火山活動を続けている活火山です。今回は雌阿寒岳の登山道3コースの中で比較的初級者でも登りやすい阿寒湖畔コースをご紹介します。

登山口からはトドマツの森林帯の中を緩やかな登りが続きます。

笹が深い場所や風倒木など登行にご注意ください。

4合目に差しかかると辺りがハイマツ帯に変わり、急に視界が開けます。

そして、剣ヶ峰の勇ましい鋭峰が姿を現します。

6合目を過ぎ、振り返ると後方には阿寒湖と雄阿寒岳が映り込み、大展望に思わず足が

止まり歩みを忘れてしまいます。

登山道の一部が崖で崩落している箇所がありますので注意してください。

剣ヶ峰を過ぎ、ナカマチネシリ火口を横目に溶岩と砂礫の尾根より山頂を目指します。

雌阿寒岳(1,499m)山頂からの眺望。登山者も疲れを忘れ癒されるのではないでしょうか。

雄阿寒岳の向こうには、摩周岳、斜里岳を望むことができます。

ポンマチネシリ火口に佇む青沼と隣にそびえる阿寒富士(1,476m)

メアカンキンバイ、メアカンンフスマの他、イワブクロ、終わりかけのコマクサなどの

高山植物も楽しむことができます。

平成27年は火山活動の活発化により火口周辺の立入りが規制され、平成28年は度重なる台風

の襲来による風倒木・崩落など登山道が影響を受けました。今年は大きな自然災害も無く登

山には絶好のシーズンとなっています。

阿寒湖畔コースは、登り3時間 下り2時間 全長6kmの距離の長いコースです。ルールと

マナーを守り、安全な登山を楽しんでください。



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2017年07月28日雄阿寒岳&雌阿寒岳登山者数【2017年6月】

阿寒国立公園 北川 栄司

各地のアクティブレンジャー日記でも紹介されていますが、環境省では国立公園の利用者人数の調査のため、登山道や遊歩道に「登山者カウンター」という人数計測機器を設置しています。

  「登山者カウンター」

阿寒湖でも、雄阿寒岳と雌阿寒岳の登山口4か所に、無雪期(6月~10月)の間設置しています。

先日、今年度の6月のデータを回収しましたので、調査を開始した2010年から昨年までの登山者数の平均値とあわせてお知らせします。

まずは、雄阿寒岳。

「雄阿寒岳平均値」

「雄阿寒岳2017年6月」

雄阿寒岳は登山道が1本の日帰りの山なので、本来は入山者数と下山者数が一致するはずですが、計測誤差が数%ありますので、データに差があります。

また合計人数は、誤差の影響を考慮したデータの合計のため、入下山者数の合計とは一致していません。

次に、雌阿寒岳。

「雌阿寒岳平均値」

「雌阿寒岳2017年6月」

雌阿寒岳は登山道が3本あり、雌阿寒温泉から入山しオンネトーに下山する方等、各登山道の入山者と下山者の数に大きな差が見られます。

また、メアカンキンバイやメアカンフスマ等の高山植物が楽しめる山なので、開花時期の7月の登山者数が多くなっています。

今年の6月の登山者数は、雄阿寒岳・雌阿寒岳ともに平年より多くなっています。

昨年と違い、天候に恵まれた結果でしょうか。

皆さんもぜひ、百名山の「阿寒岳」にお越しください。

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2017年06月29日湖岸清掃

阿寒国立公園 阿寒湖 北川 栄司

阿寒湖パークボランティアの会では、毎年阿寒湖岸の清掃活動を行っていますが、今年第1回目の湖岸清掃を実施しました。

「ボッケ遊歩道を通って湖岸へ」

阿寒湖温泉街は阿寒湖南岸に東西に広がっており、東端のボッケから西に向かってゴミを拾って行きます。

「ボッケからスタート」

阿寒湖は冬季結氷した湖上で様々なイベントが行われており、氷上に捨てられ雪解け後湖岸に漂着したゴミ、釣り人のゴミ、かなり昔の不燃ゴミ等、いろいろなゴミが見つかります。

「湖底に沈んでいるビン類の回収」

ヨシ原にいたカモの親子を驚かせちゃいました...ゴメンナサイ。

「カモの親子」

ミサゴが魚を捕まえるシーンも目撃。

「魚を捕まえたミサゴ」

回収したゴミは分別して...

「ゴミの分別」

ボランティア専用のゴミ袋へ。

「専用ゴミ袋」

今回は、温泉街の東から西まで湖岸約4kmを清掃し、可燃ゴミ14袋、不燃ゴミ12袋を回収しました。

「回収したゴミ」

毎年の清掃活動により年々ゴミは少なくなっていますが、まだ何十年も前のゴミが見つかる事もあります。美しい風景、自然を守るためにも、ゴミは持ち帰りましょう。

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2017年05月24日森のこみち

阿寒国立公園 阿寒湖 北川 栄司

阿寒湖畔エコミュージアムセンター周辺の遊歩道のうち、「森のこみち」と呼ばれる裏山の尾根を通る1㎞程度のコースがあります。

「森のこみち」

昨年相次いで北海道に上陸した台風の影響で、多くの巨木が遊歩道上に倒れました。緊急対策で倒木を玉切りにし通行できるようにしていましたが、人手が足りず遊歩道沿いに玉切りした丸太や枝が野積みのまま、冬を迎えました。

「遊歩道沿いの玉切り丸太」

しかし雪が解けてくると、「丸太や枝で圧迫感があるし、人工的な切り口の丸太が多く転がっているのは見苦しいのでは?」との事から、利用される方が増える花の季節前に、エコミュージアムセンター職員とパークボランティア、環境省職員で後片付けとなりました。

「総勢6人の後片付け隊」

4月から一緒に働いている末永アクティブレンジャーも、チェーンソー教育を修了し早速活躍です。

「小径木の玉切り」

丸太が重いうえに、からまった山ぶどうの蔓がイライラさせます。

「ぶどうの蔓と丸太(片付け前)」

残念ながら小さなチェーンソーでは玉切りできない大物は残りましたが、大部分の野積みの山は、何とか道から外れた場所に片付けることができました。

「片付け後」

遊歩道沿いでは既に、ヒメイチゲやコミヤマカタバミ、エゾオオサクラソウ(白色も)、ニリンソウやオオバナノエンレイソウ等も咲き始めていました。

「遊歩道沿いの花々」

ボッケ遊歩道を訪れる際は、「湖のこみち」だけではなく「森のこみち」も散策すると、また違った花を楽しめるかもしれませんよ。

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2017年04月23日「阿寒湖管理官事務所」、始動!

阿寒国立公園 阿寒湖 北川 栄司

 環境省では、世界水準のナショナルパークとしてのブランド化を目標とし、8つの国立公園で「国立公園満喫プロジェクト」をスタートさせました。阿寒国立公園もその1つです。

 これに伴う組織体制の強化で、「阿寒湖自然保護官事務所」は「阿寒国立公園阿寒湖管理官事務所」に名称が変わりました。

 国立公園管理事務所の設置について(環境省)

 →http://www.env.go.jp/press/103888.html

 人員も強化され、阿寒湖も4月からアクティブレンジャーが2名となりました。

 新人アクティブレンジャーを伴って、春の巡視です。

 「木道沿いのミズバショウ」

 昨年度補修工事が終わった、阿寒湖畔エコミュージアムセンター木道沿いのミズバショウです。

 白い苞が見えてきていますね。例年、ゴールデンウィーク頃が見ごろとなっています。

 次は、天然記念物の「オンネトー湯の滝」。

 「オンネトー湯の滝」

 ここの温泉水が流れ込む池は以前、ナイルティラピアやグッピー等、人為的に放流された外来魚が繁殖し、池の藻類を食べ尽くしていました。

 「以前繁殖していたティラピアとグッピー」

 「藻類が食べ尽くされている池」

 今まで様々な駆除を行ってきましたが、平成25年度から実施している「生態系維持回復事業」が効果を奏し、外来魚は激減しました。

 「生態系維持回復事業」

 上の画像の池では、現在外来魚は確認されておらず、池の中に藻類が増えています。

 「外来魚がいなくなった池」

 まだ他の池にグッピーが生き残っており、道路が冬季通行止めだったため数か月ぶりに確認を行いましたが、目視では魚影を確認できず、大きく数を増やしてはいないようです。

 今後も、追加対策や調査を行い、根絶を目指します。

 この事業で設置した配管や堰が若干目につくかもしれませんが、駆除終了後設置物は撤去しますので、暫くの間ご容赦ください。

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2017年02月28日六角形

阿寒国立公園 阿寒湖 北川 栄司

 日中はだんだんと暖かくなって雪解けが進んだりしていますが、晴れた日の早朝はまだまだ氷点下10度以下の日が続いている阿寒湖で、先日きれいな雪の結晶を見つけました。

 雪のことを「六花」とも言いますが、きれいに六角形になっていますね。

 「何で六角形になるんだろう?」

 調べたところ、水分子の構造によるものだそうです。

 水の分子は、酸素原子1個に水素原子2個が共有結合されてできていますが、結合角度が約104.5°となっているため、別の水分子と水素結合が起こるそうです。

 平面図で表すと、以下の図のようなイメージです。

 実際には立体的に結合するため、以下の図のように1個の酸素原子に4個の水素原子が結合してテトラポットのような形となり、立体的な六角形の構造ができるそうです。

 世界で初めて人工的な雪の結晶を作り出した中谷宇吉郎氏は、気温と湿度の違いで様々な雪の結晶ができることを表したグラフを作成しています。

 それによると、上の画像のような肉眼ではっきり分かるような大きな樹枝状の結晶は、「気温が氷点下15度前後で湿度が高い時」にできやすいそうです。

 確かに、この画像撮影時の気温は氷点下16度くらいでした。

 日本で、気温が氷点下15度以下になるような場所は少ないと思いますので、雪の結晶を見たい方は、冬の北海道に遊びに来て下さいね。

  

 まだ吹雪くと上の画像のようになる時もありますが、暖房付きのテントでの氷上ワカサギ釣りや、パウダースノーのスキー場、夜の氷上フェスティバルなど、冬の阿寒湖も楽しいですよ。

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