ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2021年09月01日「ボッケクリーンウォーク」

阿寒摩周国立公園 阿寒湖 鈴木達郎

 こんにちは、阿寒湖管理官事務所の鈴木です。

 9月にさしかかり、阿寒湖では既に若干肌寒さを感じる今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。

 今回は8月1日(日)に開催された「ボッケクリーンウォーク」について、ご紹介させていただきます。

 ボッケクリーンウォークは、8月第一日曜日の「自然公園クリーンデー」に毎年開催している恒例の行事で、パークボランティアや一般参加の方々のご協力のもと、阿寒湖畔園地にあるボッケ遊歩道の清掃や外来植物の駆除活動を行うイベントです。

 今年も、小さなお子さんからベテランの自然愛好家まで、総勢26名の幅広い方々にご参加いただきました。

 参加者の皆さんには、まず阿寒湖畔エコミュージアムセンターに集まっていただき、スタッフから今回の活動内容についてレクチャーを受けてもらいます。

阿寒湖畔EMCにて外来種の解説 外来植物の実物

 外来種とは、人間の活動などによって元々生息・生育していなかった場所へはいってきた生物全般のことを指します。

 外来種が定着することで、元からその地域に生息していた在来種が食べられてしまったり、生息地を奪われたりすることで、生態系のバランスが崩れてしまうことがあります。

 セイヨウタンポポやアライグマなど、国外由来の外来種が有名ですが、北海道におけるカブトムシのように国内の他の地域から移動させられてきた外来種もいます。このような国内外来種も国外外来種と同じように、地域の生態系に悪影響を及ぼすケースが報告されています。

外来種除去作業の様子1 駆除対象となる外来種の冊子

 レクチャーを終えると、いよいよ阿寒の森に向けて出発です!手元の冊子と見比べながら、外来植物を取り除いていきます。

 今回のターゲットは、ヒメジョオン、セイヨウノコギリソウ、エゾノギシギシ、ヒメムカシヨモギ、オオアワダチソウなどなど...。

 いずれも様々な土地で生きていくことができる適応力の高い植物で、放っておくと生育範囲をどんどん広げて、阿寒湖畔に自生している在来植物を駆逐してしまうことになりかねません。

阿寒の森を守るため、参加者の皆さんには奮って活動にご協力いただきました。

藪の中にも外来植物が! 小さなお子さんもがんばってくれました!

歩道のすぐそばにも沢山生えていました! 集めてみるとすごい量です

 毎年の活動の成果もあってか、今年は例年に比べて回収した外来植物はやや少なめでした。

 野外イベントを行うにはあいにくの空模様でしたが、小雨に濡れた葉がつやつやと輝き、しっとりとした阿寒の森の美しさを存分に体感できました。

クリーンウォーク後の集合写真

 阿寒地区でのクリーンデーイベントは、今回ご紹介した「ボッケクリーンウォーク」の他にも雌阿寒岳を清掃登山する「雌阿寒岳クリーン登山」が行われています。

 今年は天候がやや不安定だったため、雌阿寒岳クリーン登山は中止となりましたが、これらのイベントは阿寒湖畔エコミュージアムセンターのFacebookにおいて、毎年7月上旬頃に開催のご案内をしています。

 来年度も開催予定ですので、ぜひご参加ください。

阿寒湖畔エコミュージアムセンターFacebook (リンク先)

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