ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2012年12月10日情報を共有するという事

大雪山国立公園 東川 宮崎 浩

 12月4日、美瑛町四季の情報館において「大雪山国立公園山岳関係者による情報交換会及び屋内講習会」を実施しました。これは以前にも触れた協働による登山道をはじめとした山岳地域の維持管理の推進だけでなく、関係者同士の情報共有を図っていこうというものです。

会場の様子。今回参加して頂いた関係者は大雪山全域の合計28団体、47名(環境省スタッフ含む)でした。年末の忙しい時期にもかかわらず参加して頂いた方、有難うございました。

 今回の目的は、
①協働型関係者同士の情報共有
②夏に参加出来なかった方々も含めての登山道の維持管理講習会
③来年度以降、協働型作業を進めるにあたっての方針


各団体から今年度の活動報告が行われました。
オフシーズンに入り、久々に顔を合わせた方々も多かったのではないでしょうか?


こちらは屋内講習会の様子。今回も講師を務めていただいたのは北海道山岳整備の岡崎哲三氏。夏に行った講習会の振り返りに加えて、維持管理(メンテナンス)の重要性について述べてくださいました。

 岡崎氏から特に強調されていたのは、登山道を整備するにあたって、

「施工した物がしっかりと機能しているか?」
「施工物自体が崩れていないか?」
「施工物によって新たな浸食が始まっていないか?」

この3つの重要性に触れ、施工するにあたっては作ったらそれで終わりではなく、

「施工前はどうであったか?」
「施工後はどうなったか?」

 これらの事を長期的に記録して、施工後の現場を観察し続けていく事が重要である、そして最終的には施工した物が現地の景観に溶け込むことで、初めて作業の完成であるという事を強調されていました。
 確かにここ大雪山は広大で、その地域によっても景観は様々です。その場に見合った施工を行う事が重要だと言えます。

 協働による維持管理を行うには何と言ってもマンパワーが必要です。今回皆さんに協力していただいた協働型維持管理に関するアンケートの内容を見る限りは多くの方が、協働作業に積極的である事が分かりました。その一方で、もう少し手軽に参加出来る部分を大事にすることや作業においての計画性を持つことの重要性なども指摘がありました。
 そしてなんといっても「関係者間における情報共有」という意見が圧倒的に多く、関係者同士で情報を交換することの重要性を改めて考えさせられた今回の情報交換会でした。

 今後もこのように定期的な交換会の実施を続けていく事で横のつながりを密にし、協働型維持管理につなげていきたいと考えております。

 関係者の皆様、来年度もどうぞよろしくお願いします。

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