北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
1件の記事があります。
ウトナイ湖の冬のとある日。
凍った湖面でハクチョウが数羽、首を体に突っ込んで寒さをしのぎながら休んでいるのを見つけました。
視線をずらすと少し離れたところにオジロワシもいました。
ハクチョウたちを観察しているようにみえます。
その距離100m弱。
襲うのか襲わないのか・・・
一方で、ハクチョウたちはピクリとも動かず、顔すら上げません。
思いを巡らしていたら勝手に緊迫してきて、
その後どうなるのかをじっと見守りました。
オジロワシは、暫くハクチョウの様子をうかがっていましたが、
お腹がいっぱいだったのか、気が変わったのか、もともと襲う気もなかったのか、
その心境はわかりませんが、ハクチョウを襲うのはやめて飛んでいきました。
食うか食われるかという生態系の食物連鎖の一端を見られたような気がして、興奮しました。
ウトナイ湖、冬も生き物たちのドラマチックな場面に出くわすのが魅力の一つです。
ページ先頭へ↑
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
ウトナイ湖の冬のとある日。
凍った湖面でハクチョウが数羽、首を体に突っ込んで寒さをしのぎながら休んでいるのを見つけました。
視線をずらすと少し離れたところにオジロワシもいました。
ハクチョウたちを観察しているようにみえます。
その距離100m弱。
襲うのか襲わないのか・・・
一方で、ハクチョウたちはピクリとも動かず、顔すら上げません。
思いを巡らしていたら勝手に緊迫してきて、
その後どうなるのかをじっと見守りました。
オジロワシは、暫くハクチョウの様子をうかがっていましたが、
お腹がいっぱいだったのか、気が変わったのか、もともと襲う気もなかったのか、
その心境はわかりませんが、ハクチョウを襲うのはやめて飛んでいきました。
食うか食われるかという生態系の食物連鎖の一端を見られたような気がして、興奮しました。
ウトナイ湖、冬も生き物たちのドラマチックな場面に出くわすのが魅力の一つです。