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アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年8月20日

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2018年08月20日夏がまもなく・・・

利尻礼文サロベツ国立公園 小笠原涼太

こんにちは、礼文担当アクティブレンジャーの小笠原です。

8月も下旬に差し掛かり、まもなく秋がやってきます。

季節が巡るのは早いですね・・・。

さて、まずはお知らせです。

環境省では、9月中旬から礼文島の桃岩自然歩道において、秋に自然歩道整備の工事を行う予定です。

本工事は3年前から行われており、今年も工事の続きを実施いたします。

今は工事実施のため関係者と調整中ですが、工事中は歩道脇に資材などを置くことになります。

勿論、希少種などの植生には配慮して工事を実施しますのでご安心下さい。

※去年の工事の様子です。

今年はこの先、ツバメ山の麓の歩道部分及びキンバイの谷の展望部分などを工事することになります。

話は変わって、現在の礼文島をご紹介しようと思います。

先月のAR日記では、色鮮やかな夏の花が咲いておらず、一時的に一面緑となっておりましたが・・・。

この通り、綺麗な花が咲きました。

この写真に写っているツリガネニンジンの他にも、コガネギクやキタノコギリソウなど、

またたくさんの種類の花が咲いています。

秋が近くなったとはいえ、まだまだ礼文島は賑やかです。

ただ、猛暑の時期も過ぎたため、日が落ちたあとなどは徐々に冷え込みが強くなっていきます。

これから礼文島へといらっしゃる方々は、念のために上着などを持ってきておくと良いかもしれませんね。

※中央にある紫色の蕾が見えますか?これは本来秋に咲く花・リシリブシの蕾です。

附子という名の通り、あのトリカブトの仲間です。根っこだけではなく、葉っぱや花、蜜にも毒がありますが、口に入れなければ何も問題はありません。

この一本は随分と気の早い個体でしたが、これから少しずつリシリブシの花も増えていきます。秋には色んな所で紫色の綺麗な花が見られるようになります。

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