北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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こんにちは!大雪山国立公園管理事務所の忠鉢です。
大雪山を縦走する上でとても重要な拠点である白雲岳避難小屋ですが、今年の6月から建替工事が行われています。
今回は白雲岳避難小屋の歴史と現在の状況を紹介しようと思います。
白雲岳避難小屋は1954年(昭和29年)に建設されました。資材は現地で採取した石材を使って作った石室でした。その他の資材は旭岳温泉から人力で上げていたようです。
当時は旭岳ロープウェイも開通していなかったので、山麓から歩いて荷を上げたとするとかなりの労力だった事でしょう。
建設された後も、とても過酷な環境のため屋根が飛ばされたり、壁が崩れ落ちるなど、風雪の被害が多かったようです。
大雪山国立公園管理事務所に保管されていた古いスライドに、一枚だけ当時の記録が残っていたのでご覧ください。
【1969年9月23日白雲岳石室】
1976年(昭和51年)に新しく避難小屋が新設されました。
こちらも建設されてから40年以上が経過し、建物が傾くなど老朽化が進んだため、ついに建て替えられることになったのです。
【旧白雲岳避難小屋】
7月24日に建設中の白雲岳避難小屋の様子を調査に行った時の状況です。
建て替え工事中の為、工事資材や作業員の宿舎となるプレハブ小屋が設置されていて、
それらがテント場のほとんどを占領しています。
金土日祝日と休前日は利用できません。今年利用しようと思っていた方には不便をかけております。
新しい白雲岳避難小屋は、周辺の登山道の整備や維持管理の拠点としても活用していく予定です。
【白雲岳避難小屋基礎部分】
昼間の太陽の光に満ちた景色や植物も魅力的ですが、夕焼けや星空や、登った朝日に照らされる山々は宿泊しなければ見る事ができません。
完成した白雲避難小屋に泊まるのが今から楽しみです。
今年は白雲避難小屋管理人が情報を発信しているので、新しい情報はこちらで確認してください。在りし日の懐かしい白雲岳避難小屋の写真もあるようです。
<白雲岳避難小屋管理人のページへLINK>
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。
こんにちは!大雪山国立公園管理事務所の忠鉢です。
大雪山を縦走する上でとても重要な拠点である白雲岳避難小屋ですが、今年の6月から建替工事が行われています。
今回は白雲岳避難小屋の歴史と現在の状況を紹介しようと思います。
白雲岳避難小屋は1954年(昭和29年)に建設されました。資材は現地で採取した石材を使って作った石室でした。その他の資材は旭岳温泉から人力で上げていたようです。
当時は旭岳ロープウェイも開通していなかったので、山麓から歩いて荷を上げたとするとかなりの労力だった事でしょう。
建設された後も、とても過酷な環境のため屋根が飛ばされたり、壁が崩れ落ちるなど、風雪の被害が多かったようです。
大雪山国立公園管理事務所に保管されていた古いスライドに、一枚だけ当時の記録が残っていたのでご覧ください。
【1969年9月23日白雲岳石室】
1976年(昭和51年)に新しく避難小屋が新設されました。
こちらも建設されてから40年以上が経過し、建物が傾くなど老朽化が進んだため、ついに建て替えられることになったのです。
【旧白雲岳避難小屋】
7月24日に建設中の白雲岳避難小屋の様子を調査に行った時の状況です。
建て替え工事中の為、工事資材や作業員の宿舎となるプレハブ小屋が設置されていて、
それらがテント場のほとんどを占領しています。
金土日祝日と休前日は利用できません。今年利用しようと思っていた方には不便をかけております。
新しい白雲岳避難小屋は、周辺の登山道の整備や維持管理の拠点としても活用していく予定です。
【白雲岳避難小屋基礎部分】
昼間の太陽の光に満ちた景色や植物も魅力的ですが、夕焼けや星空や、登った朝日に照らされる山々は宿泊しなければ見る事ができません。
完成した白雲避難小屋に泊まるのが今から楽しみです。
今年は白雲避難小屋管理人が情報を発信しているので、新しい情報はこちらで確認してください。在りし日の懐かしい白雲岳避難小屋の写真もあるようです。
<白雲岳避難小屋管理人のページへLINK>