アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
知床五湖の夏
2006年08月31日
ウトロ
知床の夏は、半島の中心に並ぶ知床連山を挟んで大きく違います。根室海峡から広がってくる霧に覆われて冷涼な気候の羅臼側とは対照的に、連山を乗り越えた風はフェーン現象によって暖められ、ウトロ側は本州と変わらないほどの暑い日が続くこととなります。特に今年は雨が少ないこともあり30℃を超える夏日がずいぶん続きました。
夏休みを迎えた知床はたくさんの家族連れが訪れ、知床五湖は子供たちの歓声に溢れかえっていました。そんな中を日焼けした汗まみれの顔で歩き回るアクティブレンジャーは観光客の方々にどのように映っていたのでしょうか?
お盆もすぎて少し落ち着きが戻った知床は、秋に向かって少しずつ風景を変えていきます。暑さに弱い僕としては待ち遠しいばかりです。
知床五湖では春から夏にかけてヒグマの大好物のミズバショウが大きく葉を茂らせます。例年、歩道の周りに群生するミズバショウを求めてヒグマが集まってくるため、三湖から五湖を巡る遊歩道は閉鎖されるのですが、先日やっとヒグマの出没が少なくなり遊歩道がすべて開放となりました。久しぶりに歩く三湖から五湖の遊歩道ではクマに荒らされたミズバショウの群落があちこちで見られ、後ろをたびたび振り返りながらの巡視となりました。
三湖湖畔から望む夏の羅臼岳
夏休みを迎えた知床はたくさんの家族連れが訪れ、知床五湖は子供たちの歓声に溢れかえっていました。そんな中を日焼けした汗まみれの顔で歩き回るアクティブレンジャーは観光客の方々にどのように映っていたのでしょうか?
お盆もすぎて少し落ち着きが戻った知床は、秋に向かって少しずつ風景を変えていきます。暑さに弱い僕としては待ち遠しいばかりです。
知床五湖では春から夏にかけてヒグマの大好物のミズバショウが大きく葉を茂らせます。例年、歩道の周りに群生するミズバショウを求めてヒグマが集まってくるため、三湖から五湖を巡る遊歩道は閉鎖されるのですが、先日やっとヒグマの出没が少なくなり遊歩道がすべて開放となりました。久しぶりに歩く三湖から五湖の遊歩道ではクマに荒らされたミズバショウの群落があちこちで見られ、後ろをたびたび振り返りながらの巡視となりました。
三湖湖畔から望む夏の羅臼岳