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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

大雪山の雪遊び

2006年12月20日
東川
 旭岳は冬場、ロープウェイ姿見駅から4コースが圧雪車で整備されスキー利用ができるようになっていますが、国立公園内であるためコース上の高山植物・湿原植物・樹木などを損傷することなく滑走できる積雪量がなければコースオープンの許可がでません。
 15日の午前、東川町、上川南部森づくりセンター、東川自然保護官事務所合同で調査し、積雪量が基準に達した事が確認され、この日の午後にはスキーコースがオープンしました(1部のコースは積雪量不足の為、滑走不可)。
 悪天候などでコースを誤ると大変危険(雪崩や遭難の恐れあり)ですが、天候に恵まれれば大雪山の雄大な景色を眺めながらの滑走が楽しめます。

 もちろん、スキーやスノーボード以外にも大雪山の冬ならではの楽しみ方は色々あります。スノーシューを履いて日本一の雪質と言われるふかふか・サラサラの雪上散策や、雪の結晶観察、アニマルトラッキングなどなど。万全の装備で是非一度冬の大雪山にお越し下さい。
 旭岳ビジターセンター(TEL0166-97-2153)にて、スノーシューの貸し出しや、センター周辺を中心とした自然案内を行っています。詳しくはhttp://town.higashikawa.hokkaido.jp/vc/sub/frame.html 行事案内をご覧下さい)


晴天に恵まれたこの日、地元ガイドの池永氏がゾンデ持参で旭岳の積雪量調査に御協力下さいました。
写真奥に見えるのは当麻岳?安足間岳


晴れていれば、雄大な景色の中の滑走が楽しめます

今年3月の写真です。旭岳をバックにスキー、スノーボード、スノーシュー、カメラと道具は異なりますが、皆さんそれぞれ大雪山の冬を楽しんでいました