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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

大雪山国立公園パークボランティアの活躍

2007年07月10日
東川
7月1日は旭岳と十勝岳連峰、7月8日は旭岳?間宮岳?中岳分岐周辺と裾合平、7月6日?8日にかけてトムラウシ山周辺の南沼とヒサゴ沼で、野営地及び登山道の清掃・整備などを大雪山国立公園パークボランティア行事として行いました。

東川自然保護官事務所では、7月1日は9名のパークボランティアの方々と十勝岳温泉から上ホロカメットク山経由で十勝岳山頂までの往復約12kmの区間を、7月8日は旭岳から間宮岳・中岳分岐から裾合平を通って1周する約11kmの区間を、こちらも9名のパークボランティアの方々と一緒に、保護ロープの張り替えや清掃活動を行いました。
両日、出発から解散までの活動時間は9時間半に及びましたが、皆さん疲れた様子も見せず、時には冗談を交えながら作業は進められました。
一緒に作業をしていて感心したのは皆さんのチームワークの良さです。ロープワークにたけた人、曲がった鉄杭をあっと言う間に直す鉄工所の職人のような人、重い資材を運んでくれる力持ちの人と、それぞれが得意分野を活かし協力し合いながら作業を進めていく姿は、大雪山の雄大な景色に自然と溶け込み、さわやかで温かい風を吹かせていました。

大雪山では、現在115名のパークボランティア会員が在籍し、清掃活動や自然解説活動、盗掘防止パトロールなどを行い、大雪山を訪れる方が安全に気持ちよく過ごせるよう日々活動しています。



雄大な山々を背に作業するパークボランティア。
(間宮岳から中岳分岐)


裏旭の野営地を過ぎた北海岳分岐手前の荒涼とした風衝地に彩りを添えていたエゾタカネスミレ。作業の疲れを癒してくれます。

古い鉄杭の抜き取りは見た目以上に困難でした。(十勝岳連峰にて)

晴天の十勝岳連峰で鉄杭とロープの付け替え作業。