北海道のアイコン

北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

「洞爺湖ザリガニフォーラム」

2008年01月25日
洞爺湖
久しぶりの更新です…。

~1月13日(日)、洞爺湖ビジターセンターにて「洞爺湖ザリガニフォーラム」を開催しました~

今フォーラムは… ウチダザリガニ等の外来生物問題やその他環境問題に関わっている人、関心のある人、行政関係者などなど… いろんな人にザリガニについて語ってもらい、地元住民に洞爺湖の現状を知ってもらったうえで、洞爺湖含め各地のウチダザリガニをこれからどうしたらいいのかみんなで考えようという目的で、たくさんの方の協力のもと、開催にこぎつけることができました。皆さんありがとうございました。

当日は午前中に、洞爺湖畔にて吹雪の中、ボランティアダイバーによる防除見学会を決行。水温約3~4℃。前日に仕掛けたカゴでは1尾も捕獲出来ませんでしたが(この水温ではウチダザリガニはまったく活動せず、カゴでは捕獲できないことがわかった ということが成果。)かわいそうなダイバーさんたちの頑張りにより、約150尾の手捕りに成功。本当にありがとうございました。(やはりザリガニたちは湖底の石の下でじっとして、ほとんど動かないそうです。)






午後、ビジターセンターにてフォーラム。用意した約80席は満席、立ち見まで出る盛況ぶりでした。一般の方、マスコミ関係者、その他各関係者… 予想以上のリアクションで、約120名の方が参加。来てくれた皆さんに感謝です。今フォーラムの核心でありましたパネルディスカッションにおいては、パネラーのみならず、会場からも積極的に発言して頂き、皆さんの環境問題に対する意識の高さがうかがえました。(翌週、郵便局に行ったら地元の見知らぬおじさんに「頑張ってザリガニ捕って下さいよー」と声をかけられました。ザリガニ漁師ではないんですけどね…。黄色いレンジャー服、かなり目立つようです。)






ご存じのように、今年7月にはここ洞爺湖にてG8サミットが開催されます。この財政難の北海道から約30億円もの大金をつぎ込むG8サミット。目に見える綺麗な景色だけをピックアップし、ただの「サミットブーム」で終わらせるのではなく、洞爺湖が、北海道が抱えている本当の問題に目を向けていかなくては。

話がそれましたが、今後も今フォーラムのように様々なイベントを行うことで、地元住民に正確な情報を発信し、問題解決のために何をするべきなのかを話し合う機会を作り、洞爺湖に関わる皆さんが、本気で環境保全に取り組むことができるよう手助けができればと思います。

~冬の間、水中の石の下でじっと身を潜めているウチダザリガニとの戦いに備え、心の準備をしつつ、大好きな冬を楽しみながら過ごそう~

◇お知らせ◇

現在洞爺湖ビジターセンターにて、写真家田中正文氏による写真展、「水中の駅を訪ねて」を開催しております。洞爺湖のウチダザリガニの水中での様子や、洞爺湖に注ぐソウベツ川を力強く遡上するサクラマスなど、素晴らしい写真の数々をぜひご覧下さい。(※2月11日まで開催予定)