アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
流氷とワシたち
2008年02月01日
ウトロ
流氷が接岸し、オオワシやオジロワシの飛来数が増えてきています。
オオワシ
1月29日にウトロ自然保護官事務所で行ったワシの調査では、ウトロの海岸線で約300羽のオオワシ・オジロワシを確認することができました。
流氷が訪れる前に行った同調査でのワシの数が約20羽程だったことを考えると、流氷がワシたちの行動に大きな影響を与えていることがわかります。
流氷の塊に乗り餌を狙うワシたち
調査を行った日は流氷帯が岸から300mから1kmほど離れ、所々に流氷の塊がぷかぷかと浮いている状況で、流氷帯の際や流氷の塊に乗っているたくさんのワシたちが確認できました。
知床のウトロ側では流氷の接岸直後の時期にオオワシ・オジロワシが最も多く集まります。海上で魚や弱った海鳥などを捕らえて食べるワシたちにとっては、海が一面流氷で埋め尽くされてしまう状態よりも、大小の流氷が緩く漂い、開水面がところどころに開いている方が餌をとりやすい様です。
2月1日の流氷状況(プユニ岬より)
29日以降、流氷が徐々にウトロの海を埋め尽くしています。このまま離れることなく海岸を覆い尽くすのでしょうか?それとも風向き次第で沖へ流されてしまうのでしょうか?
今後のワシの動きとともにとても気になるところです。
オオワシ
1月29日にウトロ自然保護官事務所で行ったワシの調査では、ウトロの海岸線で約300羽のオオワシ・オジロワシを確認することができました。
流氷が訪れる前に行った同調査でのワシの数が約20羽程だったことを考えると、流氷がワシたちの行動に大きな影響を与えていることがわかります。
流氷の塊に乗り餌を狙うワシたち
調査を行った日は流氷帯が岸から300mから1kmほど離れ、所々に流氷の塊がぷかぷかと浮いている状況で、流氷帯の際や流氷の塊に乗っているたくさんのワシたちが確認できました。
知床のウトロ側では流氷の接岸直後の時期にオオワシ・オジロワシが最も多く集まります。海上で魚や弱った海鳥などを捕らえて食べるワシたちにとっては、海が一面流氷で埋め尽くされてしまう状態よりも、大小の流氷が緩く漂い、開水面がところどころに開いている方が餌をとりやすい様です。
2月1日の流氷状況(プユニ岬より)
29日以降、流氷が徐々にウトロの海を埋め尽くしています。このまま離れることなく海岸を覆い尽くすのでしょうか?それとも風向き次第で沖へ流されてしまうのでしょうか?
今後のワシの動きとともにとても気になるところです。