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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

ヒョウタン沼スノーシューハイキング

2008年02月06日
阿寒湖
 2月3日(日)、自然ふれあい行事「ヒョウタン沼スノーシューハイキング」に巡視を兼ねて参加してきました。



▲ヒョウタン沼の氷上を歩く・・・

 ヒョウタン沼は、雄阿寒岳の麓に位置し、雄阿寒岳の噴出によってできた堰き 止め湖です。水深が浅いため日本一早く結氷する湖として知られ、昭和30年代にはオリンピックスピードスケート日本代表選手団がスケート場として冬期間利用されていたという歴史もあります。ヒョウタン沼は、時間が止まったかのような静寂な空気に包まれ、人の気配を感じさせない独特な魅力があります。



▲ヒョウタン沼から雄阿寒岳を望む

 この日は、一般参加者17名に、スタッフ9名。ヒョウタン沼を目指し森へひとたび入ると、多数の野生生物の足跡を発見。まず目にしたのは、エゾユキウサギの足跡でした。その足跡は、林道沿いやヒョウタン沼の氷上、沢沿いなど様々な場所で観察することができました。


▲エゾユキウサギの足跡
  

  その他には、キタキツネやエゾシカ、エゾクロテンなどの足跡も多数見られました。残念ながらその姿は確認できませんでしたが、冬のヒョウタン沼やその周辺の森には、なにもないように見えて実はたくさんの野生生物が活発に活動し、棲息しているのだと改めて実感させられました。ヒョウタン沼に到着した参加者たちは、記念撮影や結氷したヒョウタン沼の氷切り体験を行い周囲の自然を満喫していました。


▲ヒョウタン沼の氷(氷の厚さは約50cm)