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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

身近な風景

2008年05月24日
釧路湿原
ここ釧路湿原野生生物保護センター周辺もずいぶんと春が深まってきました。せっかく咲いたエゾヤマザクラは先日の暴風でほとんど散ってしまいましたが、芽吹いたばかりの赤い若葉が、ヤナギやハンノキの萌黄色にアクセントを加えています。

本格的な花のシーズンはまだまだ先ですが、身近なところで少しずつ花の種類が増えていることに気付きます。


センター前の芝生の中に大きな群落を作っているシロスミレ。周りの草が大きくなる前に柔らかい春の日差しを独り占めにしています。



センター裏の池にはネムロコウホネが咲きました。

センター駐車場横の湿原名物ヤチボウズに緑の毛が生えたと思ったら、今度は先端が茶色っぽくなっています。
実はこれも花なんです。ヤチボウズを形作っているカブスゲの花です。


普段何気なく通り過ぎている日常の風景の中にも目立たない花が咲いていたりして、意外と自然を楽しめるものです。みなさんも立ち止まって足元を観察してみると、新しい発見があるかもしれませんね。

本日の釧路市の予想最高気温は10℃です。暖かかったり寒かったり、道東釧路の春はまだまだこれからです。