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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

火星人(賀勢人)、サロベツに来たる

2008年06月05日
稚内
 始めからぼちゃん!
・・・で幕を開けたサロベツ生活は2ヶ月が過ぎました。サロベツARに着任して初めて上サロベツ原野に出た日のこと、湿原に足を踏み入れた直後に雪解け水でできた深い水溜まりに落ちてお腹までびちょびちょ。事務所のカメラも水没させてしまいました。顛末書から始まったトホホ・・・なスタートです。

 遅ればせながら、はじめまして。4月からサロベツ地区ARになりました賀勢朗子(かせいあきこ)と申します。北海道は4年目。最初の2年は北大苫小牧研究林でミズナラにつく昆虫の研究を、去年は釧路にある道東地区野生生物室でエゾシカ調査やオオワシ・オジロワシ調査の補助をしていました。

 道北に来たのは初めて。
サロベツ原野に吹く猛烈に強い風、晴れた日に海上からつきでる利尻山。湿原の沼地に生息する沢山の水鳥たち・・・。様々な景色や周囲のものが新鮮に感じられる毎日です。
そして、人々。 
来た当初から海岸清掃や観察会、自然再生活動などサロベツを舞台に生き生きと活動する沢山のおもしろいパークボランティアさんたち、NPO、町、支庁、研究者の方たちに出会い、日々刺激されています。


稚咲内海岸清掃で頑張るみなさん

この方たちとのつながりを大切に、利尻礼文サロベツ国立公園のよさや楽しさをどんどん発見していこうと感じました。

 サロベツでは特に観察会やビジターセンターの展示解説物を作るのに関わってみたい!と思っている私は4月末に幌延地区で行われた野鳥観察会で子どもたちに水鳥のしぐさに興味を持ってもらおうとクイズ形式の紙芝居を作成しました!


水鳥しぐさクイズの紙芝居の様子(真ん中で紙芝居を持っているのが私です。)

 これからサロベツ原野には花々が咲き乱れる楽しい季節になります。様々な発見や活動をAR日記を通してお伝えしていけたらと思います。

 サロベツの火星人に応援よろしくお願いします!


サロベツ原生花園(豊富)VC木道沿いのショウジョウバカマ