アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
花の羊蹄山
2008年07月08日
洞爺湖
6月28日、羊蹄山の真狩コースを往復して、土日の登山客利用者や登山道の様子を巡視に行きました。今年の羊蹄山の雪解けは昨年よりも早く、いつもならまだこの時期は登山道上にも雪が残っているのですが、真狩コースは羊蹄山避難小屋近くに雪渓が残っているだけでした。羊蹄山避難小屋管理人の方のお話によると、3週間ほど雪解けが早いそうです。この日は、お天気は晴れ、土曜日ということもあり、父釜の大火口や、母釜・小釜の小火口沿いの登山道は登山者でにぎわっていました。
6月下旬~7月初旬に、頂上の火口の砂礫地帯で一番多く見ることの出来る花がエゾノツガザクラです。小さいけど群落となればピンク色の絨毯のようです。その他この日は、シラネアオイのうすい紫色と、キバナシャクナゲのクリーム色がコラボして登山者の目を楽しませてくれます。またタカネクロスゲ、ウラジロナナカマド、イワウメ、ミヤマキンバイ、ジンヨウイチヤクソウ、ハナニガナ、オクエゾサイシン、ハクサンチドリ、ウコンウツギ、サンカヨウ、イワベンケイ、イワヒゲ、メアカンキンバイが見れました。羊蹄山は時期によって6月から8月までお花が楽しめます。もちろんお花畑に入らず(基本です。)、写真と心で記録してくださいね。
【エゾノツガザクラ(ツツジ科)】
【イワウメ(イワウメ科)】
登山道状況は倶知安コースともに真狩コースも拡幅化し、また80cmほどの高さまで深く削れてしまっている場所もありました。ストックの跡が登山道脇に目立ち、ストックのキャップを使用しないとますます道へのダメージは大きくなります。ストックの使用方法の他、登山道の拡幅化を防ぐために、多少歩きづらくても他の新たな道が出来ないように、道をはずさないで歩くというような登山者ひとりひとりの心がけが必要です。ゴミは昨年見られたようなひどい汚物などは見られませんでした。登山道にゴミが無いことは常識ですが、昨年は思った以上に利用頻度が高い倶知安・真狩コースではゴミが目立ちました。今年はそのようなことが無いことを願います。またゴミを見つけたらぜひ拾ってください。
帰り際、真狩村から羊蹄山を振り返ってみました・・・。今この時期、じゃがいものお花が羊蹄山麓には咲いています。このジャガイモ畑は羊蹄山の火山灰で水はけが良く栽培に適しています。また、羊蹄山周辺ではおいしい湧き水もたくさんあります。山麓に住む人々は羊蹄山からいろんな恵みをもらって生活しています。
【羊蹄山】
6月下旬~7月初旬に、頂上の火口の砂礫地帯で一番多く見ることの出来る花がエゾノツガザクラです。小さいけど群落となればピンク色の絨毯のようです。その他この日は、シラネアオイのうすい紫色と、キバナシャクナゲのクリーム色がコラボして登山者の目を楽しませてくれます。またタカネクロスゲ、ウラジロナナカマド、イワウメ、ミヤマキンバイ、ジンヨウイチヤクソウ、ハナニガナ、オクエゾサイシン、ハクサンチドリ、ウコンウツギ、サンカヨウ、イワベンケイ、イワヒゲ、メアカンキンバイが見れました。羊蹄山は時期によって6月から8月までお花が楽しめます。もちろんお花畑に入らず(基本です。)、写真と心で記録してくださいね。
【エゾノツガザクラ(ツツジ科)】
【イワウメ(イワウメ科)】
登山道状況は倶知安コースともに真狩コースも拡幅化し、また80cmほどの高さまで深く削れてしまっている場所もありました。ストックの跡が登山道脇に目立ち、ストックのキャップを使用しないとますます道へのダメージは大きくなります。ストックの使用方法の他、登山道の拡幅化を防ぐために、多少歩きづらくても他の新たな道が出来ないように、道をはずさないで歩くというような登山者ひとりひとりの心がけが必要です。ゴミは昨年見られたようなひどい汚物などは見られませんでした。登山道にゴミが無いことは常識ですが、昨年は思った以上に利用頻度が高い倶知安・真狩コースではゴミが目立ちました。今年はそのようなことが無いことを願います。またゴミを見つけたらぜひ拾ってください。
帰り際、真狩村から羊蹄山を振り返ってみました・・・。今この時期、じゃがいものお花が羊蹄山麓には咲いています。このジャガイモ畑は羊蹄山の火山灰で水はけが良く栽培に適しています。また、羊蹄山周辺ではおいしい湧き水もたくさんあります。山麓に住む人々は羊蹄山からいろんな恵みをもらって生活しています。
【羊蹄山】