アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
飽きない顔
2008年08月06日
東川
7月30日、美瑛岳~十勝岳間の道迷い防止マーキングのペンキ塗りを行いました。
望岳台から歩き始めると、足下はごろごろの岩だらけです。でも良く見ると岩の間にはマルバシモツケやウラジロタデの白い花も見られます。
岩場の斜面を登り雲の平に入ると植物が増え、エゾオヤマノリンドウ・ミヤマアキノキリンソウ・ミヤマリンドウ・イワギキョウといった秋の花が次々と咲き始めていました。
遠目に見ると濃い緑色の美瑛岳中腹を通り、美瑛岳の山頂に着くと目の前には荒々しい山容の十勝岳連峰が連なっています。美瑛岳から十勝岳へと続く登山道は岩場や砂礫地が多く、特に平ヶ岳周辺は草木も生えない砂礫地が広がり、「砂漠に迷い込んだのでは」と錯覚を起こすような光景が広がります。
岩場から高山植物帯、砂礫地と、わずか数時間歩く間にこれだけの景色・環境の変化を味わえるのはすごい事です。これは大雪山を歩いているといつも感じる事ですが、同じ大雪山の中でも少し場所が変わっただけで生えている植物が違い、同じ植物でも場所が変わると色が微妙に違っていたり、生息する動物の種類や数が違ったり、景観も、なだらかで広がりのある景観、爆裂火口を目前に望む荒々しい景観と、大雪山は変化に富んだ様々な顔を持っています。多様な自然が織りなす素晴らしい景色や新しい発見、知れば知るほどもっと知りたくなる、この奥深さが大雪山の魅力だと思います。
ペンキ塗りの作業中に出会った人達に「大変な仕事ですね。でも楽しそう」と言われました。そう、楽しい仕事なんです。アクティブレンジャーって。
望岳台から歩き始めると、足下はごろごろの岩だらけです。でも良く見ると岩の間にはマルバシモツケやウラジロタデの白い花も見られます。
岩場の斜面を登り雲の平に入ると植物が増え、エゾオヤマノリンドウ・ミヤマアキノキリンソウ・ミヤマリンドウ・イワギキョウといった秋の花が次々と咲き始めていました。
遠目に見ると濃い緑色の美瑛岳中腹を通り、美瑛岳の山頂に着くと目の前には荒々しい山容の十勝岳連峰が連なっています。美瑛岳から十勝岳へと続く登山道は岩場や砂礫地が多く、特に平ヶ岳周辺は草木も生えない砂礫地が広がり、「砂漠に迷い込んだのでは」と錯覚を起こすような光景が広がります。
岩場から高山植物帯、砂礫地と、わずか数時間歩く間にこれだけの景色・環境の変化を味わえるのはすごい事です。これは大雪山を歩いているといつも感じる事ですが、同じ大雪山の中でも少し場所が変わっただけで生えている植物が違い、同じ植物でも場所が変わると色が微妙に違っていたり、生息する動物の種類や数が違ったり、景観も、なだらかで広がりのある景観、爆裂火口を目前に望む荒々しい景観と、大雪山は変化に富んだ様々な顔を持っています。多様な自然が織りなす素晴らしい景色や新しい発見、知れば知るほどもっと知りたくなる、この奥深さが大雪山の魅力だと思います。
ペンキ塗りの作業中に出会った人達に「大変な仕事ですね。でも楽しそう」と言われました。そう、楽しい仕事なんです。アクティブレンジャーって。