アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
Do you know ヒグマ?!
2008年08月20日
羅臼
「ヒグマ」と聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべますか?
でかい?怖い?かわいい?木彫りのやつ…?
イメージするものはそれぞれ色々あるかと思います。
では「ヒグマ」について知っていることは何ですか?
この夏、羅臼ビジターセンターの特別展示室では、ヒグマ展「ヒグマを知ろう~知床でのつきあい方~」を開催しています。
ヒグマはなぜ大きな体なのに木登り上手?
赤ちゃんグマのヒミツって?!
森でヒグマに出会ったらどうすればいいの?
などなど…さまざまなハテナにお答えします!
ヒグマの体のつくりから生活・行動、そしてヒグマと上手につきあう方法など、知床羅臼ならではの視点でヒグマのいろいろを知ることができるヒグマ展です。
羅臼ビジターセンターの入口を入ると、ヒグマの足跡が…。特別展示室まで来館者を導きます。
「ヒグマを知ろう」コーナーではヒグマの親子の剥製がお出迎え。
頭骨や爪、実際に羅臼で採取されたヒグマの糞など実物展示で見ることができます。そして、1年を通したヒグマの行動を大きなパネルで紹介。何を食べているのかなどのクイズ形式パネルでヒグマの生活を知ることができます。
私はこのコーナーの中でヒグマの食べ物と赤ちゃんグマのヒミツを担当しました。
知床のヒグマが1年間に何を食べているのか。想像しながら考えてもらいたいなと思い、季節ごとの食べ物(一部)を絵に描いて一つひとつをピースにし、自由にボードに貼ってもらえるようなクイズにしました。(上の写真:左)
ヒグマの妊娠・出産にはある特徴があります。同じ哺乳類で知床にも多く生息するエゾシカの妊娠・出産と比べてどんな特徴的があるのかを見てもらおうと、試行錯誤して作ったヒグマの赤ちゃんクイズです。(上の写真:右)
AとBの袋、400gと3㎏の重さで作ってある2つの袋があります。実はこれ、ヒグマとエゾシカの赤ちゃんの産まれる時と同じ重さに作ったものなんです。
どっちがヒグマ?を触って考えてもらおう、どうしてそんな特徴があるのかを知ってもらおう、と考えて作ったクイズです。
「???」と首をかしげながら持ち上げてみる方が多いみたいです。
「ヒグマとのつきあい方」コーナー
そして、後半の「ヒグマとのつきあい方」コーナーでは、人とトラブルを起こしてしまうヒグマがどうしてそうなってしまったのかをイラストで解説。
知床の山域に入るときのチェックシートや、ヒグマの森の入り方ブックで未然にトラブルを防ぐためにどんな行動が望まれるのかを知ることができます。また、羅臼ではどのようなヒグマ対応をしているのか、その取り組みを紹介するパネルを設け、対応をしている財団法人知床財団の活動も紹介しています。
知床に棲むヒグマは、高山、沼、河川、湿地、海岸など多彩な地形から成る多様な生態系を利用しています。そんな知床の自然の中でたくましく生きるヒグマ。そして、知床で共に生活する私たちや、観光で訪れるたくさんの方々。
トラブルを引き起こしてしまうヒグマを生み出さない為には、ヒグマとどのようにつきあっていけばよいかなどをぜひ一緒に考えてみませんか。
※10月中旬まで開催中です。
でかい?怖い?かわいい?木彫りのやつ…?
イメージするものはそれぞれ色々あるかと思います。
では「ヒグマ」について知っていることは何ですか?
この夏、羅臼ビジターセンターの特別展示室では、ヒグマ展「ヒグマを知ろう~知床でのつきあい方~」を開催しています。
ヒグマはなぜ大きな体なのに木登り上手?
赤ちゃんグマのヒミツって?!
森でヒグマに出会ったらどうすればいいの?
などなど…さまざまなハテナにお答えします!
ヒグマの体のつくりから生活・行動、そしてヒグマと上手につきあう方法など、知床羅臼ならではの視点でヒグマのいろいろを知ることができるヒグマ展です。
羅臼ビジターセンターの入口を入ると、ヒグマの足跡が…。特別展示室まで来館者を導きます。
「ヒグマを知ろう」コーナーではヒグマの親子の剥製がお出迎え。
頭骨や爪、実際に羅臼で採取されたヒグマの糞など実物展示で見ることができます。そして、1年を通したヒグマの行動を大きなパネルで紹介。何を食べているのかなどのクイズ形式パネルでヒグマの生活を知ることができます。
私はこのコーナーの中でヒグマの食べ物と赤ちゃんグマのヒミツを担当しました。
知床のヒグマが1年間に何を食べているのか。想像しながら考えてもらいたいなと思い、季節ごとの食べ物(一部)を絵に描いて一つひとつをピースにし、自由にボードに貼ってもらえるようなクイズにしました。(上の写真:左)
ヒグマの妊娠・出産にはある特徴があります。同じ哺乳類で知床にも多く生息するエゾシカの妊娠・出産と比べてどんな特徴的があるのかを見てもらおうと、試行錯誤して作ったヒグマの赤ちゃんクイズです。(上の写真:右)
AとBの袋、400gと3㎏の重さで作ってある2つの袋があります。実はこれ、ヒグマとエゾシカの赤ちゃんの産まれる時と同じ重さに作ったものなんです。
どっちがヒグマ?を触って考えてもらおう、どうしてそんな特徴があるのかを知ってもらおう、と考えて作ったクイズです。
「???」と首をかしげながら持ち上げてみる方が多いみたいです。
「ヒグマとのつきあい方」コーナー
そして、後半の「ヒグマとのつきあい方」コーナーでは、人とトラブルを起こしてしまうヒグマがどうしてそうなってしまったのかをイラストで解説。
知床の山域に入るときのチェックシートや、ヒグマの森の入り方ブックで未然にトラブルを防ぐためにどんな行動が望まれるのかを知ることができます。また、羅臼ではどのようなヒグマ対応をしているのか、その取り組みを紹介するパネルを設け、対応をしている財団法人知床財団の活動も紹介しています。
知床に棲むヒグマは、高山、沼、河川、湿地、海岸など多彩な地形から成る多様な生態系を利用しています。そんな知床の自然の中でたくましく生きるヒグマ。そして、知床で共に生活する私たちや、観光で訪れるたくさんの方々。
トラブルを引き起こしてしまうヒグマを生み出さない為には、ヒグマとどのようにつきあっていけばよいかなどをぜひ一緒に考えてみませんか。
※10月中旬まで開催中です。