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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

登別温泉 秋へ

2008年10月06日
洞爺湖
 先月、登別温泉へ工作物と利用状況を確認にパトロールへ行ってきました。登別温泉は今年、開湯して150周年。特に土日祝日は観光客で賑わいます。
 地獄谷から大湯沼に抜ける大湯沼遊歩道のナナカマドの径には、赤い実をたくさんつけて秋に近づいていく気配を感じます。地獄谷は環境省の「かおり風景100選」にも選ばれています。登別温泉に向かう道で次第に硫黄のにおいがただよい、この硫黄のにおいで温泉に入らずとも温泉に入っているかのような気分になります。日本人は温泉が大好きです。その象徴でもあるこの硫黄のにおいが登別の地獄谷や大湯沼、天然足湯などの名所で充満しています。
 なんといってもぜひ寄ってみてほしい所は、天然足湯。温かい温泉が川を流れています。外気温が低い時は、その川は湯煙をのぼらせています。季節や外気温によっても足を入れたときの温度も変わり、移り変わる季節で変化する木々に囲まれながら足をつけるのは格別です。例年通りですと、紅葉の見頃は10月中旬ごろです。


大湯沼 周囲1km、表面50℃、最深部130℃ で昔は、大湯沼より硫黄を採っていた


大湯沼川の小さな滝


天然足湯で賑わう観光客