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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

富士山にそっくり!

2008年12月09日
洞爺湖
 洞爺湖に来て2年目の冬、羊蹄山も冬化粧をしました。蝦夷富士と言われますが、本当に小さい頃よく見ていた富士山にそっくりです。まだまだ、その化粧は薄化粧といったところでしょう。羊蹄山は、倶知安町、ニセコ町、真狩村、喜茂別町、京極町の4町1村の中にあります。その麓に住む人々は、アスパラ、じゃがいも、ユリ根、カボチャ・・・とあらゆる農作物と、羊蹄山からわき出す豊富な水など、豊かな自然に囲まれています。その中心にある羊蹄山は、住んでいる人たちにとってなくてはならないわが町、わが村の象徴の山なのではないでしょうか?「ここから見る羊蹄山が一番すき」という方もいるでしょう。
 今回は真狩村の登山口の積雪状況や、冬化粧した羊蹄山の写真記録を撮りにパトロールに行きました。京極町、喜茂別町、ニセコ町、倶知安町から見るとやや丸みのある形で女性的な形ですが、真狩村からは幾筋もの沢がくっきり見え、また山体もどっしりしていて男性的な形に見えます。登山口付近の積雪は60cmほど(11月25日時点)。その登山口の近くには、羊蹄山の湧き水が絶えず出ています。毎日、大きなボトルを持って多くの人が水を汲みにやってきます。
 本格的な冬をこれから迎えますが、冬の化粧をした羊蹄山の周辺道路を1周してみるのはいかがでしょう。自分の好きな羊蹄山を見つけてください。(冬山登山は上級者向けの本格的な登山です。)


喜茂別町より見た羊蹄山

真狩登山口近くにある湧き水

真狩温泉近くより見た羊蹄山