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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

春よ、来い

2009年03月10日
稚内

今日3月5日は、今年になって初めて1日中の青空でした。
この冬、12月から2月までの間に、利尻の山麓から利尻山の山頂が見えたことが何回あったと思いますか?

たったの6回ですよ!!ひと月に2回ずつ、それもほんの僅かの間だけ。
それが、今日は大サービスで、日の出から日の入りまで1日中見えていたのです。

嬉しくて空を見上げると・・・、おや?
道路脇の視線誘導柱にスズメが2羽。
なんとなく警戒している様子。
おやおや、と思い、後ろに回ってみると、矢印の基柱になっている鋼管の穴からスズメが出入りしていました。


「いい青空だなあ」、と空を見上げると、矢印のところに何かいる・・・



近付いて見ると、スズメが2羽とまっていました。


鋼管のオーバーハング部分を巣にしているのでしょうか?矢印部分が風除けになりそうです。


久しぶりのポカポカ陽気に、スズメもひなたぼっこをしていたのでしょうか。
・・そんなに呑気じゃないかな?
でも、空を見上げるのって、ずいぶん久しぶりだなあと思いました。
視線誘導柱のお世話になるのも、あと何回あるのだろう。


***
ただし3月の天気は、冬と春とを行ったり来たりです。これを書いている3月6日は雨。利尻山に登山される方は、積雪・気象状況等に十分ご注意ください。


※視線誘導柱とは
道路沿いに設置されている、赤白の矢印のついた背の高い柱のこと。固定式視線誘導柱とも呼ばれるようです。除雪車の除雪作業や、吹雪で見通しが悪くなった時などに、赤白の下向き矢印によって道路の路肩位置をドライバーに伝えることなどを目的とするもので、雪国によく設置されています。