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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

大雪はまだまだ冬でした

2009年05月27日
東川
   皆さん、はじめまして。
 
 今年の5月より東川のアクティブレンジャーとして活動している
宮崎と申します。おもに、旭岳から十勝岳、富良野岳方面の情報を
皆 さんに少しでも早く、分かりやすく伝えていきたいと考えてますので
どうぞ、よろしくお願いします。

 私の最初の登山道巡視は、旭岳から。
今日はロープウェイを使わず姿見まで登ってみました。町ではすっかり初夏の陽気が続いているこの頃ですが、山のほうはまだまだ残雪時期、ロープウェイの入口から姿見までの登山道は積雪状態のままでした。今日のところはコース上をそのまま歩いて行けましたが、雪解け時期はあっと言うまに状況が変わってしまうので、冬のスキーコースと夏道とを熟知した方と歩くことをお勧めします。
         

現在の天女が原登山道


スキーコースの途中の積雪計はまだ1m50cmでした


 それにしても、姿見の高山帯に出ると寒い!! 
 風が今日は北風に変わったせいでロープウェイ姿見駅の温度計はたったの2度でした。しかも15メートル以上の強風。
 やはりこの時期はまだまだ冬装備での登山をお勧めします。日陰部分はまだ時間帯によってはアイゼンが必要な箇所もあるので冬山経験のない方は、もう少し待ったほうがよいでしょう。

 ただ、雪解けの進んだところにはエゾノリュウキンカが目立ってきていました。これから6月の中旬まで楽しめる花です。ぜひ、見つけてみてください。



 やはり、毎年思うことですがシーズン初めは体が思うように動かず息がすぐに上がってしまい「これではいかん」と思う時期でもあります。
 早く体を夏山モードにしていかねばと改めて思いなおした一日でもありました。