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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

初めての・・・

2009年05月27日
上士幌
 5月からアクティブレンジャーとして上士幌へ赴任してきました三浦です。15年ほど札幌に住んでいました。生まれは青森県です。
 青森県と言えば、十勝に先に移り住んでいる花畑牧場の田中義剛さんも青森県出身ですが、義剛さんの故郷八戸と私の生地はかなり離れています。離れていると言っても上士幌からおびひろ空港へ行く程度の距離ですが、本州では近いなどと言えない距離なのです。
 十勝と言えば、やはりばんえい競馬でしょうか(笑)。私はギャンブルはやりません念のため。そのばんえい競馬で歴代2位の勝利数をあげて引退した坂本東一・元騎手と同じ町の生まれです。お会いしたことはありませんが、会ったら津軽弁全開で周りが聞き取れない事間違いないでしょう。津軽弁が外国語に聞こえても外国人扱いしないで下さい。そんなわけで十勝の皆さんよろしくお願いします。


 さて、5月から業務を始めたわけですが、虫網を持って外来バチを追いかけたり外来ザリガニ対策や登山道清掃、ロープ張りなどあらかじめ予定が決まっている仕事の他に、突発的に舞い込む仕事もあります。
 それが、これです。


とあるダム直下で発見されました


 タンチョウです。天然記念物です。保護官と二人で回収に行って参りました。


体半分が水に浸かっています

 鳥インフルエンザの簡易測定キットでテストをして、釧路にある野生生物センターへ送ります。希少生物の死と向き合わなければならない作業はは全く気が進みません。おまえら天然記念物は簡単に死ぬんじゃねー、と叫びたくなります。しかし、やらなければならない。我々は野生生物のおくりびとでもあるわけです。
 このタンチョウの場合は、キツネにもカラスにもハゲタカ(いるんかい)にも囓られておらず、ひどい状態ではなかったのが救いです。もしも何か他の動物に食われていたら死因が有害物質の場合(最近は水銀中毒というのもあるそうで)、有害物質の連鎖という可能性もありますから不幸中の幸いです。

 
死後硬直で脚がはみ出ています 成鳥はずっしりと重い。


 今回は情報提供者のNさんから現地地図と写真までいただいたおかげでスムーズに回収作業をすることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
 それにしても、生まれて初めて見るタンチョウが死亡個体とはなんということだ。