アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
いよいよ山開き
2009年06月16日
東川
大雪の山開きもいよいよ間近に迫り、早くもそわそわしている方も多いのではないでしょうか。6月の北海道は記録的な降雨とのことですが、山開き以降は夏の気候がやってくることを期待したいものです。
さて、本日は旭岳の情報です。一般的には、旭岳といえばロープウェイを利用しての山頂往復。もしくは体力のある方なら山頂から裏旭を抜けて中岳温泉で足湯を楽しんで、裾合平でチングルマの花畑を堪能(秋はチングルマの紅葉も見事です)して、姿見に戻ってくるというパターンが多いのではないでしょうか?
夏の裾合名物の白鳥の雪渓(例年7月初~中旬にみられます)
ただ、今年は旭岳山頂までの雪は無くなりましたが、裾合平の雪解けがここ数年の間ではかなり遅いようなので、まだまだ夏山とはいえない状況がしばらく続きそうです。6月15日現在では、中岳温泉~姿見駅までの登山道は7~8割が雪の下、といった感じでした。
今後は、夏道と積雪路とが入り混じり非常に道が不明瞭になり、遭難事故が多発する時期となります。裾合平方面を熟知した方でもルートファインディングには大変苦労するこれからの時期の裾合平、これまで夏または秋の積雪のない状態でしか歩いたことのない方は、旭岳山頂の往復コースが妥当かと思われます。
今後の雪解け状況によって、いつ頃からは夏道が完全に出てくるかということは何とも言えませんが、場合によっては7月の中旬くらいでも雪の多い時期は積雪路で苦労する年もありますので、今年の夏に裾合平コースを考えている方は最新の情報を仕入れてから登山されることをお勧めします。
登山道情報については
旭岳ビジターセンター TEL 0166-97-2153
http://www.welcome-higashikawa.jp/vc/index.htm
また、毎日9:00~17:00までは姿見駅に旭岳監視員が常駐していますので、そこで情報を仕入れるのもよいかと思います。
今年の北海道の冬、平地では記録的な少雪でしたが、山のほうでは記録的な豪雪となりました。くれぐれも大雪山の夏を甘く見ないで、楽しい登山にしてください。
中岳温泉付近から見た裾合平の様子。積雪は平均で60~70cm、多いところでは1m近くありました。
ガスにまかれるとこの状態、この状況であなたはどっちに進路をとりますか?
さて、本日は旭岳の情報です。一般的には、旭岳といえばロープウェイを利用しての山頂往復。もしくは体力のある方なら山頂から裏旭を抜けて中岳温泉で足湯を楽しんで、裾合平でチングルマの花畑を堪能(秋はチングルマの紅葉も見事です)して、姿見に戻ってくるというパターンが多いのではないでしょうか?
夏の裾合名物の白鳥の雪渓(例年7月初~中旬にみられます)
ただ、今年は旭岳山頂までの雪は無くなりましたが、裾合平の雪解けがここ数年の間ではかなり遅いようなので、まだまだ夏山とはいえない状況がしばらく続きそうです。6月15日現在では、中岳温泉~姿見駅までの登山道は7~8割が雪の下、といった感じでした。
今後は、夏道と積雪路とが入り混じり非常に道が不明瞭になり、遭難事故が多発する時期となります。裾合平方面を熟知した方でもルートファインディングには大変苦労するこれからの時期の裾合平、これまで夏または秋の積雪のない状態でしか歩いたことのない方は、旭岳山頂の往復コースが妥当かと思われます。
今後の雪解け状況によって、いつ頃からは夏道が完全に出てくるかということは何とも言えませんが、場合によっては7月の中旬くらいでも雪の多い時期は積雪路で苦労する年もありますので、今年の夏に裾合平コースを考えている方は最新の情報を仕入れてから登山されることをお勧めします。
登山道情報については
旭岳ビジターセンター TEL 0166-97-2153
http://www.welcome-higashikawa.jp/vc/index.htm
また、毎日9:00~17:00までは姿見駅に旭岳監視員が常駐していますので、そこで情報を仕入れるのもよいかと思います。
今年の北海道の冬、平地では記録的な少雪でしたが、山のほうでは記録的な豪雪となりました。くれぐれも大雪山の夏を甘く見ないで、楽しい登山にしてください。
中岳温泉付近から見た裾合平の様子。積雪は平均で60~70cm、多いところでは1m近くありました。
ガスにまかれるとこの状態、この状況であなたはどっちに進路をとりますか?