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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

備えあれば患なし

2009年06月18日
上川
黒岳の向かい合わせにそびえ立つ山、ニセイカウシュッペ山。名前の由来はアイヌ語で、直訳すると、「断崖の上にそびえる山」で、この断崖とは、層雲峡付近の柱状節理を指したものだそうです。

そのニセイカウシュッペ山、いろいろな花が咲くこの山の今の状況は、1500mを超えると残雪が多くなり、大きい残雪をトラバースするところが3,4箇所有りますので、軽アイゼンやピッケルなどの装備が必要です。山頂近くは雪が無く、ハクサンイチゲが咲き始め、キバナシャクナゲが斜面を彩っています。


たっぷりと水滴をつけたキバナシャクナゲ。


小雨が降るなか山頂まで行った帰り、ちらっと目に入った私の右足横にあった、くっきりした大きい足跡・・・ヒグマの足跡!!しかも凄く新しい!!
一瞬すべてが硬直し、そのあと口から心臓が飛び出そうになるほどの、ド迫力。
必要以上に鈴を鳴らし、手には誤発射防止ピンを外したヒグマスプレーを手に持ち、時にはかまえて振り返りしながら、下山しました。大雪山にクマはいることも知っているし、遠くで見かけたこともあります。いろいろな痕跡も見てきましたが、こんなに新しいものとこんな近くで会うのはやはりどきどきします。

「備えあれば患なし」クマ鈴にヒグマスプレーがどんなに心強かったことか・・・


ヒグマスプレーの3倍はある!?ヒグマの足跡


さて、今シーズンから、巡視で得た大雪山情報を、事務所前の掲示板で紹介しています。また一緒に、層雲峡ビジターセンターやヒグマ情報センターで出している情報誌の最新版も一緒に紹介しています。
是非参考にして下さい。


どんどん情報を更新して充実させていきます。