アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
白雲山-天望山-東雲湖
2009年07月01日
上士幌
いまだ怒り冷めやらぬ三浦です(笑)。
気を取り直して23日と25日に歩いてきた白雲山-天望山経由で東雲湖へ至る天望山周回線の開花状況を伝えたいと思います。
白雲山南側中腹から岩石山周辺ではミヤマオダマキが開花し始め、白雲山北側のミヤマハンショウヅルはつぼみの状態でしたのでそろそろ見頃を迎えたでしょう。白雲山8合目あたりでチシマフウロが開花していました。
天望山から東雲湖へ向かう道ではギンリョウソウ(銀竜草)が出始めており、真っ白で不思議な魅力の姿に初めて見る人は驚くことでしょう。このギンリョウソウは葉緑素を持ちません。光合成をせずにある種のキノコから栄養をもらって成長すると考えられています。毎年同じ場所に現れるわけではないそうです。
これから次々に開花する高山花もあるので夏にかけて楽しめると思います。
左上:ミヤマオダマキ 右上:チシマフウロ 左下ギンリョウソウ 右下:ミヤマハンショウヅル
天望山から1.2kmほど下って行くと東雲湖に到達します。誰が決めたのか北海道三大秘湖の一つといわれる湖ですが、年月とともに湿地化が進み、やがて陸地になってしまう運命で、数十年後にはまさに幻の湖となっているのです。然別湖畔から直接東雲湖へ向かう3.7kmのルートは標高差もなく危険箇所も少ないので約1時間30分~2時間で到達できます。とはいえくれぐれも油断は禁物です。
幻となる運命の東雲湖
白雲山と天望山の山頂からは天気が良ければ遠くに大雪山系、近くにウペペサンケ山、眼下に然別湖を眺めることができます。次回はそのウペペサンケ山からのレポートです。
左奥がウペペサンケ山(白雲山頂上から)
気を取り直して23日と25日に歩いてきた白雲山-天望山経由で東雲湖へ至る天望山周回線の開花状況を伝えたいと思います。
白雲山南側中腹から岩石山周辺ではミヤマオダマキが開花し始め、白雲山北側のミヤマハンショウヅルはつぼみの状態でしたのでそろそろ見頃を迎えたでしょう。白雲山8合目あたりでチシマフウロが開花していました。
天望山から東雲湖へ向かう道ではギンリョウソウ(銀竜草)が出始めており、真っ白で不思議な魅力の姿に初めて見る人は驚くことでしょう。このギンリョウソウは葉緑素を持ちません。光合成をせずにある種のキノコから栄養をもらって成長すると考えられています。毎年同じ場所に現れるわけではないそうです。
これから次々に開花する高山花もあるので夏にかけて楽しめると思います。
左上:ミヤマオダマキ 右上:チシマフウロ 左下ギンリョウソウ 右下:ミヤマハンショウヅル
天望山から1.2kmほど下って行くと東雲湖に到達します。誰が決めたのか北海道三大秘湖の一つといわれる湖ですが、年月とともに湿地化が進み、やがて陸地になってしまう運命で、数十年後にはまさに幻の湖となっているのです。然別湖畔から直接東雲湖へ向かう3.7kmのルートは標高差もなく危険箇所も少ないので約1時間30分~2時間で到達できます。とはいえくれぐれも油断は禁物です。
幻となる運命の東雲湖
白雲山と天望山の山頂からは天気が良ければ遠くに大雪山系、近くにウペペサンケ山、眼下に然別湖を眺めることができます。次回はそのウペペサンケ山からのレポートです。
左奥がウペペサンケ山(白雲山頂上から)