アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
湖岸清掃
2009年08月28日
阿寒湖
2009年8月23日、阿寒湖南西部の湖岸沿いの清掃活動を行いました。この日は、曇りのち晴れと、ゴミ拾いとしてはまずまずの天候。阿寒湖パークボランティア7名、一般参加者3名、自然公園財団2名、環境省2名の合計14名にて、いざ阿寒湖岸へ!
午前中はスタート地点であるウグイ川(白湯川)周辺から硫黄山川周辺まで、午後は硫黄山川周辺からゴール地点であるキナチャウシ川(万代川)までの間を、胴付き長靴を履いてのんびり散策しながらのゴミ拾い…何とも心地良いのです。湖岸には、ツルアジサイが巻き付いたケヤマハンノキやイタヤカエデが湖を覆うように枝を伸ばし、浅瀬にはたくさんのヨシが風に揺れています。水面では、オヒルムシロが花を咲かせ、湖上へ飛び出したチョウやトンボの休憩所になっていました。
回収したゴミは、同行しているカヌーに乗せて運ぶため、地上で行うゴミ拾いよりも楽々です♪…と、喜んでばかりはいられません。水中を歩くことは、予想以上に力を使うものです。ゴミ拾いも終盤に差し掛かった頃には、太もも辺りの筋肉に若干の疲労感が…。
帰り道、「きょーちゃん、これ!」と参加者の一人が私を呼びました。行ってみると、阿寒の森では見慣れない鮮やかな花が…。このあたりには自生していないはず園芸植物が数種、そこにありました。誰かが鉢植えの中身をひっくり返して捨てて行ったようです。近年、オオハンゴンソウやセイヨウオオマルハナバチなどの外来生物の問題が新聞等でも取りあげられて防除活動が急務とされている中、このように無責任に廃棄された植物たちを見るのは、とても残念でなりませんでした。捨てられていた植物は、移入種として増える危険性が考えられたため、根ごと回収しました。在来種や希少種を守るためには、外来生物を「入れない、捨てない、広げない」という3原則を守りましょう。
さて、阿寒湖畔エコミュージアムセンターへ戻り、「臭い…」と言いながらも頑張って分別をして…。今回回収したゴミの量は、可燃ゴミ23袋分、不燃ゴミ5袋分、タイヤ3本でした。なかなかの収穫ですね。
ゴミ拾いに参加して下さった皆さん、ありがとうございました。また、楽しく清掃活動しましょう!阿寒湖にゴミがある限り!
午前中はスタート地点であるウグイ川(白湯川)周辺から硫黄山川周辺まで、午後は硫黄山川周辺からゴール地点であるキナチャウシ川(万代川)までの間を、胴付き長靴を履いてのんびり散策しながらのゴミ拾い…何とも心地良いのです。湖岸には、ツルアジサイが巻き付いたケヤマハンノキやイタヤカエデが湖を覆うように枝を伸ばし、浅瀬にはたくさんのヨシが風に揺れています。水面では、オヒルムシロが花を咲かせ、湖上へ飛び出したチョウやトンボの休憩所になっていました。
回収したゴミは、同行しているカヌーに乗せて運ぶため、地上で行うゴミ拾いよりも楽々です♪…と、喜んでばかりはいられません。水中を歩くことは、予想以上に力を使うものです。ゴミ拾いも終盤に差し掛かった頃には、太もも辺りの筋肉に若干の疲労感が…。
帰り道、「きょーちゃん、これ!」と参加者の一人が私を呼びました。行ってみると、阿寒の森では見慣れない鮮やかな花が…。このあたりには自生していないはず園芸植物が数種、そこにありました。誰かが鉢植えの中身をひっくり返して捨てて行ったようです。近年、オオハンゴンソウやセイヨウオオマルハナバチなどの外来生物の問題が新聞等でも取りあげられて防除活動が急務とされている中、このように無責任に廃棄された植物たちを見るのは、とても残念でなりませんでした。捨てられていた植物は、移入種として増える危険性が考えられたため、根ごと回収しました。在来種や希少種を守るためには、外来生物を「入れない、捨てない、広げない」という3原則を守りましょう。
さて、阿寒湖畔エコミュージアムセンターへ戻り、「臭い…」と言いながらも頑張って分別をして…。今回回収したゴミの量は、可燃ゴミ23袋分、不燃ゴミ5袋分、タイヤ3本でした。なかなかの収穫ですね。
ゴミ拾いに参加して下さった皆さん、ありがとうございました。また、楽しく清掃活動しましょう!阿寒湖にゴミがある限り!