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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

冬の旭岳自然観察会

2009年12月15日
東川
12月13日(日)に旭岳温泉にて、地元山岳ガイド佐久間氏を迎えての今年度第3回目の自然観察会が行われました。
今回の目的は「フカフカの深雪を体験しよう」との目的で、大雪山が一番大雪山らしくなる冬の時期、観察会参加者20名とともにクロスカントリーコース周辺をスノーシューにて歩きました。
 先週前半までは、旭岳周辺も近年にない少雪でスノーシュー観察会にならないのではと心配をしていたのですが・・・。
 ようやく観察会直前になり、降ってきてくれました!この時期にしては若干湿った雪でしたが、先週末から降り始めた雪はどんどん辺りを冬の世界に引き込んでいき、ひと安心。ようやく冬の旭岳らしくなってきたようです。
時折激しく降りしきる中での観察会となりましたが、参加者の皆さんこの大雪にも大感動、やはり山で降る雪には町で見るものと違ったものがあるのかもしれません。

出発前に佐久間講師からこの周辺の動物などについての説明を受ける参加者の皆さん。

歩き始めて30分ほどでカモ沼に到着。かなりの積雪に見えますが、これでも例年に比べればかなり少ないのです。大人数にびっくりして休んでいた3羽のカモも飛び立っていってしまいました。

今回の観察会で一番感じたのは、スノーシューで普段から歩いているという方が本当に最近は増えたな、という事です。夏に山や森を歩くだけでは物足りなくなり、冬の森も歩きたいという方が増えたのでしょうか?運動不足になりがちな冬の時期、家に閉じこもりがちな方はまた違った冬の楽しみ方も体験してみるのも面白いかもしれません。
ただ、冬の森は夏と違って道もはっきりしておらず、危険も伴いますので初めての方は必ずビジターセンターなどで情報収集の上、ガイドなどの案内を受けながら散策することをお勧めします。また、クロスカントリーコースは冬の時期、選手たちがかなりのスピードで駆け抜けていきます。コースを通る際には十分に注意してください。

最後はお決まりの記念撮影。関係者も含めて27名となりました。クロスカントリー選手の方、びっくりさせてしまいスミマセン…。