アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
利尻山 今夏の入山者数
2010年01月07日
稚内
皆様、あけましておめでとうございます。
こちら利尻島は、風が強く雪はあまり積もらないのですが、それでも年明けの大雪でようやく山麓のササが埋まってきました。いよいよスキーが楽しい季節になってきた感じです。
さて、今日は平成21年度夏山シーズンの入山者数をまとめましたのでお知らせします!
※入山者数=赤外線式登山者カウンター・入山方向計測値
入山者数は表の通りなのですが、これを見ると昨シーズンと比べて大分人が減ったことがわかりますね。私はシーズン中、週に1回は利尻山に登っているのですが、そこで見た感じですと、登山ツアーの一団体あたりの人数が今年は特に少なかったという印象を持っています。それと、例年なら8月に増える学生など若い世代の登山者も今年は少なかった印象。この辺りについては、今後、登山計画書の集計データから実際の状況を確認してみようと思います。
月別に見ると6~7月の減少が目立ちますね。よく言われる今夏の北海道の悪天候の影響ですが、利尻の場合、飛行機などの予約を考えると来島自体にはあまり影響を与えていないのでは?と思います。フェリー入込数も月別にほぼ同じ減少幅を見せているのですが、これにはむしろ新型インフルエンザの流行や、高速道路値下げなどが影響しているのかもしれません。
ただ、島に来たものの、悪天候のため山に登らず一般観光に切り替えた人や、登り始めたものの途中で引き返してきた人も多数確認しており、やはり入山者数、特に登頂者数には悪天候の影響が響いているのかもしれません。
この夏はこんな日が続きました・・
次に8月は地元高校の学校登山があり、関係者を含めて200人近くの人数が登ったことが月間値に大きく反映されています。
そして9月はシルバーウィークがありました。この5連休中の入山者数は276人で、月間値の約25%。次に9月の大型連休があるのは6年後だそうですが、観光の視点から見れば、やはり大きな効果があったと言えそうです。しかし、例年この季節は北海道の山では初冠雪の季節。一般的な夏山登山の装備では登れない場合があるので、安全登山の観点からは十分注意しなければならないでしょう。
以上、入山者数データでしたが、冬の間は色々と夏に調べたもののデータ整理をすることが多いので、またこの場で、利尻山に関する色々な情報を発信していきたいと思います。
それでは今年もよろしくお願いします!!
こちら利尻島は、風が強く雪はあまり積もらないのですが、それでも年明けの大雪でようやく山麓のササが埋まってきました。いよいよスキーが楽しい季節になってきた感じです。
さて、今日は平成21年度夏山シーズンの入山者数をまとめましたのでお知らせします!
※入山者数=赤外線式登山者カウンター・入山方向計測値
入山者数は表の通りなのですが、これを見ると昨シーズンと比べて大分人が減ったことがわかりますね。私はシーズン中、週に1回は利尻山に登っているのですが、そこで見た感じですと、登山ツアーの一団体あたりの人数が今年は特に少なかったという印象を持っています。それと、例年なら8月に増える学生など若い世代の登山者も今年は少なかった印象。この辺りについては、今後、登山計画書の集計データから実際の状況を確認してみようと思います。
月別に見ると6~7月の減少が目立ちますね。よく言われる今夏の北海道の悪天候の影響ですが、利尻の場合、飛行機などの予約を考えると来島自体にはあまり影響を与えていないのでは?と思います。フェリー入込数も月別にほぼ同じ減少幅を見せているのですが、これにはむしろ新型インフルエンザの流行や、高速道路値下げなどが影響しているのかもしれません。
ただ、島に来たものの、悪天候のため山に登らず一般観光に切り替えた人や、登り始めたものの途中で引き返してきた人も多数確認しており、やはり入山者数、特に登頂者数には悪天候の影響が響いているのかもしれません。
この夏はこんな日が続きました・・
次に8月は地元高校の学校登山があり、関係者を含めて200人近くの人数が登ったことが月間値に大きく反映されています。
そして9月はシルバーウィークがありました。この5連休中の入山者数は276人で、月間値の約25%。次に9月の大型連休があるのは6年後だそうですが、観光の視点から見れば、やはり大きな効果があったと言えそうです。しかし、例年この季節は北海道の山では初冠雪の季節。一般的な夏山登山の装備では登れない場合があるので、安全登山の観点からは十分注意しなければならないでしょう。
以上、入山者数データでしたが、冬の間は色々と夏に調べたもののデータ整理をすることが多いので、またこの場で、利尻山に関する色々な情報を発信していきたいと思います。
それでは今年もよろしくお願いします!!