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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

5年の歩み

2010年05月26日
羅臼
日本に世界自然遺産登録場所は何カ所あるでしょうか。
その中に知床が含まれているのはもちろんご存じ…ですよね?!

平成22年7月17日、知床は世界自然遺産に登録されて5年になります。
そこで、登録5周年を記念して6月12日・13日の2日間、横浜市で
「知床世界自然遺産登録5周年記念シンポジウム」が開催されます。

このシンポジウムでは、5年間の様々な取り組みやこれからの知床の姿について、知床に深く関わってきた方々と一緒に考えます。
また、平成5年に世界自然遺産登録された屋久島と白神山地、そして現在世界自然遺産の候補地となっている小笠原諸島に関係する方々と、自然遺産の保全管理について話し合います。
1日目には、知床の海を撮り続けている水中写真家関氏による基調講演も行われます。流氷漂う海の中はどんな世界が広がっているのでしょう。また、そこからはどんなメッセージが受け取れるのでしょう。素晴らしい写真とともに貴重なお話しを聞くことができます。

また、当日はパネル展、観光物産展も同時開催されます。
パネル展では、知床他4地域それぞれで行っている取り組みや、迫力満点の写真で自然の魅力を紹介します。物産展では、現地直送の知床の美味しい恵や、知床ならではの物産が直売されます。お近くの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

みなさんのお越しをお待ちしています。

※シンポジウムは事前申込みが必要です。詳しくは↓コチラ↓をご覧下さい。
http://hokkaido.env.go.jp/kushiro/pre_2010/0518a.html



流氷が育む豊かな海洋生態系は、遺産登録にあたって評価されている点です。


原始性の高い陸の生態系は、海の生態系と深い相互関係でつながっています。


知床の豊かな自然の恵みをうけて、命は循環しています。