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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

最北の島にやってきました。

2010年06月24日
稚内
初めまして。
5月末より礼文島担当のアクティブレンジャーとして着任しました中野雄介といいます。都会育ちですが、アウトドア大好き。そんな私が、今回礼文島の初代アクティブレンジャーとしてこの最北の地にやってくることになりました。

着任早々島を訪れたのですが、実は今までに北海道を訪れたことは2度あるものの、道北は今回が初めてでもちろん礼文島も今回が初めてでした。期待に胸をふくらませながら島を訪れた私を待っていたのは下手をすれば吹き飛ばされてしまいそうな冷たい風でした。早速最北の島の洗礼を浴びた私ですが、島の方々の温かい歓迎に私の心は温まったのでした。そして観光名所である桃岩展望台からみる色とりどりの花々、一面見渡せる大パノラマ、澄み切った海に心を洗われ、これからこの美しい島の景観を守っていく責任の重大さを実感したのでした。
 

礼文島を代表する景勝地桃岩、本当に桃の形をしています。(6/16、桃岩遊歩道にて撮影)

花の浮島と呼ばれる礼文島ですが、実は私はARとして採用されるまで花に関してあまり詳しい方ではありませんでした。しかし、現地のNPOや自然ガイドの方々の丁寧な解説によって徐々に花の見分けがつくようになってきました。現在レブンコザクラ、カラフトハナシノブ、エゾノハクサンイチゲ、レブンキンバイソウなどが競うように咲いています。島を代表する花であるレブンアツモリソウの季節はもう終わりに近いものの、これから先もこれまた島を代表する花であるレブンウスユキソウがもうすぐ開花するなど花の季節は9月まで続きます。礼文島は今がハイシーズン。これから花をはじめ島に関する情報をどんどん発信していくつもりですのでどうぞご期待ください。



エゾノハクサンイチゲの大群落(6/11、桃岩遊歩道にて撮影)


レブンコザクラ(6/2、礼文滝遊歩道にて撮影)